グループ全体の成長を支える事業開発部の使命と多彩なメンバー構成
私が所属している事業開発部は、グループ全体の出資やM&A案件の統括・統制を担う部署です。経営戦略に基づき、グループ全体の成長に資する少額出資案件やジョイントベンチャー、大小のM&A案件まで幅広く対応し、案件の企画・選定・実行推進を一貫して担当しています。
案件が発生すると、部内では主担当と副担当を決めて対応しています。私もそうした担当案件の対応を日々行っており、多くは一般的な株式譲渡案件ですが、グループ会社と連携して取り組む案件なども手がけています。
当社には年間100件以上の案件が持ち込まれますが、成約に至るのはごくわずかです。成約して公表まで至った案件もあれば、様々な要因により途中で検討終了となった案件もあり、それぞれから多くのことを学んでいます。
事業開発部の特徴として、非常に多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっていることが挙げられます。もともとは銀行や証券会社といった金融機関の出身者、メーカーでの経歴を持つ方、会計士など、本当に様々な専門性を持った人材が在籍しており、弊社内でも特に色々な価値観や考え方が混じり合うチームです。最近では、そうしたベテランの方々だけでなく、新卒で入社した若いメンバーも加わるようになり、世代や経験を超えて協力し合っています。
未知への挑戦と成長の軌跡
私たちの部署は、もともと新規事業の企画開発を目的とした『新規事業開発室』として設立されました。その後、政府系金融機関との共同投資組合の運営をメインの業務として担うようになり、特に地域物流網の維持拡充を目的とした中小・中堅運送会社のM&Aを中心に取り組んできました。しかし現在では、規模を問わずにあらゆる出資・M&A案件を担当する部署へと発展しています。
私自身がこの部署に参画したのは、2020年後半のことです。当時はグループ会社のSBSロジコムに在籍しており、ホールディングスへの出向という形での異動だったこともあり、まさに「全く知らない部署への異動」だと感じました。M&Aという分野について詳しい知識もなく、正直、不安な気持ちの方が大きかったというのが率直な心境です。
異動後は新しい環境に慣れるために、まず、日々の業務で飛び交う専門用語を一つひとつメモに取り、後で調べて理解するようにしました。また、財務諸表の分析に必要となる簿記の知識もほとんどなかったため、ビジネス会計の勉強を重点的に行いました。それ以外にも株式譲渡に関する書籍を読んだり、インターネットで情報を収集したりして、知識の蓄積に努めました。
専門知識のない状態で異動した部署ではありましたが、一方で、SBSロジコムでの業務経験が活きている部分もあります。物流や運送の現場で見聞きした経験が、例えば、その会社がどんな物流の仕事を行っているのか、どういった強みや課題を持っているのかを理解する上で役立っていると感じます。
経営戦略を支える責任とやりがい
この部署で働く上で最も強く感じるのは、SBSグループ全体の経営戦略を支えているという責任とやりがいです。私たちが手がける業務は、グループの業績伸長に直結する重要な役割を担っています。そうした中核的な業務に携われることは、この仕事の大きな魅力の一つだと感じています。
特に印象深いのは、自分が関わった案件が対外公表され、一般の新聞や業界紙などのニュース媒体でそれを目にした瞬間です。自分たちの仕事が社会に発信され、多くの人の目に触れる形になった時の手応えは格別ですし、単なる達成感を超えて、自分たちの業務が会社の成長と社会への貢献につながっていることを実感することができ、大きなやりがいを感じます。
一方で、この責任の重さは時として大きなプレッシャーとなることも事実です。例えば、誤ったデータで資料作成をしてしまうと、その正確ではない情報に基づいて経営判断がなされてしまうおそれがあります。そうした緊張感は常に感じながら業務に取り組んでいます。一つひとつの作業に細心の注意を払い、正確性を追求することが、結果的にグループ全体の成長を支える基盤になるのだと考えています。
このような環境だからこそ、チームメンバー一人一人の成長が何より重要だと考えています。経営戦略を支える業務には高い専門性と責任感が求められるため、メンバーそれぞれが自らの役割を理解し、継続的にスキルアップしていくことが不可欠です。
協働と感謝で築く物流の新たな可能性
個人的な目標として、今後は主担当としてより大きな案件に挑戦していきたいと考えています。当初は中小規模のM&A案件で副担当として携わることが多かったのですが、次第に主担当として取り組むことが増え、自身の成長を感じています。自分がどこまで通用するかはまだわかりませんが、これまで積み重ねてきた経験を思うと、もっと高い目標にも挑戦してみたいという意欲が自然と湧いてきます。
M&Aや出資案件は一人では決して完結できない業務であり、社内外の多くの方々との連携が不可欠です。人事、経理、財務、IT、法務、総務といった各部署の皆さんには、通常業務の傍らで買収前の事前監査から、買収後の経営統合プロセスまで、多岐にわたるサポートをいただいています。また、事業上のシナジーを検討する際には、グループ会社の方々の専門知見も必要になります。
こうした協力体制の中で働く以上、新しくメンバーが増える際には、そうしたサポートに尽力してくれる社内の皆さんへ感謝や配慮を忘れずに行動できる方、そして何より、物流に対するリスペクトを持っている方と一緒に働きたいと考えています。この業界を深く理解し、敬意を持つことで、社会や企業に新しい価値を創出し、本質的に貢献できる仕事ができると信じています。 私たちと共に、会社の成長と物流業界の発展に貢献していただける方との出会いを心待ちにしています。
