マーケットへの貢献につながる実感が持てる、それが地方の魅力
「ゼクシィ」の営業マネジャーとして、2018年現在、茨城・栃木・群馬の営業グループのマネジャーを務めている宇塚梓。
宇塚 「『首都圏への異動はお断りします』と宣言しています(笑)。東京で勤務した時期もあったけれど、地方だからこそできる面白い仕事があり、私はそこにやりがいを感じているから」
栃木で生まれ育ち、大学進学で埼玉へ。不動産会社に就職したが、結婚を機に栃木での転職先を探しているとき、ゼクシィ栃木拠点の立ち上げメンバーの募集を見つけます。期間限定の契約社員「CV職」として入社。2~3年目の頃、「地方のマーケットって面白い」と実感したといいます。
宇塚 「首都圏版や関西版には『ブライダルエステ』のページがあるのに、当時の北関東版にはありませんでした。花嫁は最高にきれいな自分で挙式当日を迎えたいから、ニーズはあるはず。
なぜ北関東版にはエステサロンの紹介ページがないのだろうと思ったんです。
あとは、リクルートにいるあいだに、自分の代名詞になるような仕事をしたい、という想いもありました。いずれ子どもが生まれたなら、『これはお母さんが手がけた仕事』と誇れるような実績を残せたらな、と」
当時、ドレスやギフトショップのクライアントを担当していた宇塚は「エステのマーケット開拓も進めていいですか」とマネジャーに掛け合い、承諾を得ます。
その後は、宇都宮市内のエステサロンをリストアップし、ヒアリングを実施。「ブライダルエステをする花嫁のお客様が増えるなら、広告を使って集客をする価値はあると思いますか?」と、感触を探って回り、翌年、北関東版でのエステページの創設を実現させたのです。
さらには、ブライダル総研から発表される「結婚トレンド調査」において、栃木県内の花嫁のブライダルエステ実施率が大きくアップするという成果まで表れました。
この取組みにより、花嫁がブライダルエステを行なうという認知が北関東エリアで広がっていく実感をしたと語ります。また、クライアントにおいても、ゼクシィへの掲載をきっかけとした他店舗展開などの、機会の創出に貢献。
宇塚 「自ら動けば、マーケットにも影響を与えることができる、そう実感したことで、仕事がより面白くなりました。地方にマーケット活性化の機会を生み出せることに価値を感じたんです」
苦手意識を抱いていたリーダー職。上司からの言葉が転機に
3年半の雇用契約期間が満了。宇塚は転職を決意し、大手企業の広報としてスタートを切ります。しかし成長速度に違和感を覚え、「誰と働くかで自分の成長スピードが変わる」と、1年後にリクルートへ再入社します。
以前と同じ、ゼクシィの茨城・栃木・群馬グループに配属。そこで待っていたのは「リーダー」のポジションでした。
宇塚「実は、リーダーなんてやりたくない...と思っていたんです。『大変そう』というイメージが強かったし、メンバーへの影響力を考えると、その責任を負う自信がなかったから。
でも、上司から『自分が描いている世界を今より多くの人の力を借りて、実現できる仕事だよ』と言われ、心が動きました。クライアントのためにやりたいことは山ほど出てくる。それらを実現できてクライアントに喜ばれるのなら楽しめるかもしれない、って」
リーダーとしての役割を、最初から器用にこなせたという自信はなかったといいます。けれど、スピード成長できた実感はありました。マネジャーが不在の拠点では、リーダーである宇塚がカバーすることで自然と業務範囲が広がっていったのです。
宇塚 「早期にマネジメント力を磨くという点でも、地方にはチャンスがあると思います。私も無我夢中でリーダー職を務めるうちに、いつのまにかできることが増えて、その結果マネジャーに任用されました」
今では皆が活き活き働く組織をつくるのが何より楽しい
宇塚は現在、21人のメンバーを統括しています。
チームリーダー、マネジャーを経験し10年経ちますが、叱ったり厳しい指摘をしたりするのは今も苦手だといいます。それでも、言うべきことは言う。新しくチームに加わったメンバーには最初にこう告げているそうです。
「3年後、あなたが『あのとき言われた言葉にはこういう意味があったんだ』と理解できるであろうことは、遠慮せずに言うね」と。
宇塚 「私自身、リーダーやマネジャーに言われたことが3年後、5年後、ときには10年後に腹落ちすることがあります。あの頃、よくわからないまま、言われたとおりがむしゃらにやってみたことが成長につながった。
私も今、メンバーの3年後、5年後、10年後に影響を与える立場にいることが一番のプレッシャーです。でも、マネジャーの仕事の中でも一番面白い部分だと思っています。20代~30代前半は、大きく成長する可能性を秘めている時期。
そんな大事な時期を預かった私が、いかにこの先の彼らの人生の可能性を最大化して、選択肢を広げてあげられるか。それはとてもやりがいのある仕事だと、最近になって実感しています」
最初から「WILL」を持たなくていい。頑張っているうちに生まれるから
リクルートで働いていると、しばしば「WILL」を問われます。「あなたは何がしたいのか」「何を目指すのか」ということです。
しかし、中にはその問いに答えられないメンバーも。「私もそうだったから、気持ちがよくわかる」と宇塚は言います。
宇塚 「WILLを持っていれば、それが原動力となって目標達成まで最短距離で進んでいけるでしょう。
でも、WILLを持っていなくたって、この会社ではいろいろなミッションを課せられるし、重要な仕事を任される。期待に応えたい一心でとにかく頑張っているうちに、できることが増えるし、WILLも生まれてくるんです。
いつかWILLが芽生えたとき、それを実現できる力を蓄えておきたい。その点で、この会社は『できる自分』へ成長するには最適な環境だと思います」
宇塚が10年かけて見つけたWILL。それは「メンバーがいきいき働ける組織づくりへの貢献」でした。
マネジャーになるまで、何度も異動や組織変更を経験。同じ商品を扱っているのに、マネジャーが変わるだけでチームの雰囲気も成果もがらりと変わることもあります。
宇塚 「どの組織に所属していても、全メンバーが成長のチャンスを最大化できる。そんな会社になればいいと思っています。クライアントの役に立つこと、成果を挙げることはもちろんですが、マネジャーとして人の力を最大化する役割を担っていきたいと思います」
