個性を尊重する環境で築く信頼。100点よりスピーディーな対応を心がけて
内野が所属するGTCC事業部 調達部 調達企画管理課は、GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル発電)事業の調達部門の中でも、コンプライアンス遵守やシステム保守、バイヤーの業務支援など多岐にわたる役割を担っています。調達企画管理課の勤務地は、内野が働く兵庫県の高砂製作所と茨城県の日立工場の2拠点。約20人が所属する課内は、真面目で誠実なメンバーが集まり、落ち着いた温かい雰囲気があふれています。
「私の主な業務は、月次の発注統計データの集計や、部内のDX化・システム維持管理、そして調達部門の業務が適法に行われるための業務ルール作りと運用です。バイヤーがスムーズに業務を進められるよう、足元を固める支援を行っています」
生まれつき全身の筋力が弱い疾患を持つ内野。しかし、職場ではごく自然で手厚い配慮が行き渡っており、ストレスなく業務に集中できていると語ります。
「会議室への移動時に余裕をもったスケジュールを組んでもらったり、悪天候時にはスムーズに在宅勤務へ切り替えられるようリモート専用のパソコンを別途用意していただいたりしています。
また、社員寮から会社までは徒歩10分ほどで通勤でき、週末も食事が出ます。体力面での不安を抱える私にとって、衣食住と通勤環境が整っていることは大きな安心感につながっています」
日々の業務で多くの人と関わる中で、内野がとくに大切にしているのは「スピード感」です。依頼された事項に対して、完璧を求めて時間をかけるのではなく、まずは迅速に第一報や途中経過を共有することを意識しています。
「入社当時、自分が質問をした際に先輩方がすぐに返答してくださり、とても助かった経験があります。だからこそ、私もまずは60点や70点でもよいので、早く情報を頭出しすることを心がけています。早く動くことで相手も次のアクションを起こしやすくなり、結果としてチーム全体の業務がスムーズに回っていくのだと実感しています」
温かな人柄に惹かれて決めた入社。手厚い育成体制が支える着実な歩み
大学時代は法学部で経済法を学び、公正取引委員会の資料を読み解くなど専門知識を深めていた内野。昔からものづくりへの興味が強く、就職活動ではメーカーを中心に選考を進めていました。その中で出会った三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)ですが、内定を受諾するか悩んだ時期があります。
「当時は拠点周辺の生活環境や利便性への不安があり、辞退も考えました。しかし、配属予定先の課長がわざわざ工場内の見学や寮の紹介を直接してくださり、環境に対する不安が和らいだんです。ここまで親身に向き合ってくれる会社は他にないと感じ、柔軟で温かい社風に惹かれて入社を決意しました。
それでも入社前は、社会人として体力面でついていけるだろうかという不安を抱えていました。しかし、1日1日と経験を積む中で体力の配分もわかってきましたし、何より徒歩10分のところに寮があるので、体力的な負担もそれほど大きくなく就業できています」
入社後は、担当業務に日々取り組むことはもとより、1年目で取り組む「新卒社員論文」の執筆を通じて業務の理解を深めていきました。自ら能動的に情報を集め、文章化していくプロセスが仕事のキャッチアップに大きく役立ったと言います。一方で、未経験の決算関連業務や社内調達システム変更時の調整など、専門性の高い知識が求められる場面では苦労もありました。
「決算に関する社内の仕組みや他部署との連携方法など、最初はわからないことばかりでした。しかし、当社には入社後2年間、マンツーマンで指導してくれる育成担当者制度があります。育成担当者との定期的な対話の機会があるほか、課内全体が困った時には手を差し伸べてくれる環境だったため、つまずきながらも周囲のサポートのおかげで理解して進むことができました」
さらに社内には、障がいの有無に関わらず四半期に一度の上司との面談枠組みや、数年先のキャリアを描くキャリアデザイン面談など、社員の成長を後押しする仕組みがしっかりと整備されています。
「上司は多忙な中でも常にこちらの状況を見守り、業務量の調整や体調への配慮をしてくれます。困った時には課長や先輩社員がすぐに手を差し伸べてくれるため、安心して新しい仕事に挑戦することができました。社内の手厚いサポート体制があるからこそ、自分のペースで確実にステップアップできていると感じています」
ポータルサイト構築で得た成功体験。「とりあえずやってみる」精神への変化
入社1年目の頃、内野にとってとくに印象深い挑戦となったのが、部内ポータルサイトを構築する業務でした。部内で利用する各種システムのリンクや必要資料を一元化し、業務効率化を図る取り組みです。
「私は実際のサイト制作を任せていただきました。各部署によって『このリンクが必要』『これは不要』といった要望が異なるため、意見の取りまとめやデザインの調整に苦労しましたね。そこで他工場の事例を参考にしながら、先輩社員に他部署との調整をフォローしていただき、3〜4カ月かけて無事に完成させることができました」
さまざまな意見を集約してカタチにするプロセスは一筋縄ではいきませんでしたが、完成後に寄せられた周囲からの声が、内野に大きな達成感をもたらしました。
「職場の皆さんから『とても使いやすくなった』『業務がスムーズになった』と声をかけていただいた時は、本当にうれしかったです。私たちバックオフィスの仕事は表に出て目立つ機会は少ないですが、この時の事例は誰かの役に立っていることを直接実感できた瞬間であり、大きなやりがいにつながりました」
このプロジェクトや日々の業務を通じて、内野の仕事に対するマインドセットにも大きな変化が生まれました。入社前以上に「まずはやってみよう」というフットワークの軽さが身についたと語ります。
「課長自身が『失敗しても大丈夫だから、まずはやってみたら?』と背中を押してくれるポジティブな性格なんです。若手の挑戦を温かく見守ってくれる風土があるからこそ、前向きにトライできるようになりました。もちろん、体力を考慮して無理をしないバランス感覚を大切にしながら、自分の領域を少しずつ広げています」
勇気ある一歩が選択肢を広げる。多様性を力に変えて挑戦を続ける未来へ
三菱重工業の魅力を「真面目でありながら、非常に柔軟で挑戦を後押ししてくれる文化」だと語る内野。温かい社員たちに囲まれ、充実した日々を送る中で、今後のキャリアに対する意欲も高まっています。
「現在は調達企画管理課で業務を行っていますが、将来的には今関わっている業務の知識も活かしてバイヤー業務にも挑戦してみたいです。とくに、ものづくりの起点となる素材調達に関わってみたいという想いがあります。
当社にはさまざまな事業部や職種があり、キャリアデザイン面談などを通じて上司と将来を描く機会が用意されています。せっかく幅広い業務があるのでいろいろなことに挑戦しながら知識と経験を積み重ね、周りから『この人に頼めば安心だ』と厚い信頼を寄せられる存在をめざしたいです」
就職活動に不安を抱える障がいのある学生や求職者に向けて、内野は実体験に基づいた温かいメッセージを送ります。地元・静岡から愛知の大学を経て、現在は兵庫県高砂市で一人暮らしをしながら働く内野の言葉には、強い説得力が宿っています。
「障がいや持病があると、新しい環境へ飛び出すことに大きな不安を感じるかもしれません。私自身も入社前は悩み、たくさんの不安を抱えていましたが、一歩踏み出してみると『意外と自分にもできるんだ』と実感する場面がたくさんありました。
三菱重工には、一人ひとりに寄り添い、障がいの有無に関わらず対等に挑戦を支えてくれる環境があります」
真面目さとともにチャレンジ精神を持っている人なら、どんな人でも自分らしく輝ける職場だと実感している内野。失敗を恐れず前に進むその背中は、これから新たな一歩を踏み出す人々の道を明るく照らしています。
※ 記載内容は2026年7月時点のものです

