エクスペリエンス部門でコンテンツディレクターとして働く小沼 奈央。新卒でアパレル会社に入ったものの、本当にやりたかった編集の世界に飛び込み、編集者としてのキャリアを積んでインフォバーンへ入社しました。その時に感じた前職とのギャップやインフォバーンで働く人の特徴、今感じている自身の成長について語ります。
築地まで魚を手配しに行ったあの日
──まず、小沼さんの人となりを伝えたいと思っているのですが、今ハマっているものを教えてもらえますか?
音声コンテンツは結構聴いていますね。インフォバーンのポッドキャストも聴いていますよ!
──ありがたいです。たとえば、誰がゲストの回を聴きました?
上野さんの回が記憶に残っていて、「インフォバーンがある神泉は元々銭湯だった」というのを知って驚きました。話題が上野さんっぽいなと、勝手にホクホクした気持ちになりました(笑)。
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今度、案件で音声コンテンツを提案しようとしているのもあり、リサーチも兼ねていろいろなポッドキャストを聴いています。SmartHRさんやコクヨさんが公開しているポッドキャストは、新たな発見が多くて聴いていて楽しいです。後は、『ゆとたわ』や芸人の『ナイツ』が好きなのでそういうのを聴いています。作業しながら聴くことが多く、無音が苦手なのかもしれないです。
──作業しながらポッドキャストを聴くのは、難しくないですか?
作業の内容にもよりますね。原稿を編集する時は、無音じゃないと無理です。ですが、リサーチは何かを聴きながらの方が捗るんです。多分、適度に意識を分散できるからですかね。でも、ポッドキャストはいいのですが、J-POPはダメですね。歌詞が頭に入ってきてしまうので。
──ポッドキャストはいいけど、J-POPがダメなのはおもしろいですね。リズムやメロディーがノイズになってしまうんですかね。
そうかもしれないです。私もとても不思議に思っています。
──では、次に仕事の話について聞かせてください。小沼さんは、インフォバーンが3社目だと伺っています。1社目はどんな会社だったんですか?
1社目はアパレルの会社でした。新卒で入り、販売をやっていましたね。大学時代に販売のアルバイトをしていておもしろいなと思い、それをそのまま仕事にした感じです。
もともと本が好きだったり文章を書くのが好きだったりしたので、就活を始めた時は出版社を中心に見ていました。ですが、出版社は狭き門じゃないですか。なので、そっちはいったん諦めてアパレルの会社に入社したんです。
ですが、仕事内容うんぬんよりも上下関係が厳しい職場だったので辛かったですね……。ルミネ新宿の店舗に配属されたんですが、売上目標が高く設定されていたのもあって店長含めみんなピリピリしていました。
そして、前職にあたる編集プロダクションへと転職しました。
──アパレルでの販売と編集プロダクションだと業務内容がかなり違うと思うのですが、いかがでしたか?
働くにあたって必要となる「基礎」から違っていたので、覚えることがいっぱいで大変でした……。1社目はほぼ接客の仕事なので、いわゆるビジネスマナーみたいなものは知らずに働いていたんです。名刺は先輩より先に交換してはダメとか、そういうことも知りませんでした。
また、前職ではパソコンを使うことがほとんどなかったので、メールの打ち方も知らなかったんですよね。それらが一気に求められるようになったので、入社当初はとても苦労しました。
その編集プロダクションでは、紙7割・Web3割で制作を主にやっていました。紙では、ファッション通販のフリーペーパー作りや生活情報誌、美容雑誌の記事づくりをやっていました。Webでは、出版社が運営するオウンドメディアの記事制作などを行っていました。オウンドメディアで毎月80本ぐらいの記事を制作していたので忙しかったですね。
──毎月80本の記事は多いですね。思い出に残っている仕事はありますか?
入社3年目で70ページぐらいのレシピの小冊子を作った仕事ですね。クライアントは水産関係の団体で、間に代理店が入っているという座組みでした。その仕事で30種類ほどの魚を使ったレシピの撮影があったのですが、撮影の2日前に代理店が「魚の手配ができなくなりました」と言ってきたんです。
代理店に「撮影日をずらしましょう」と交渉したのですが「撮影日はずらせません」の一点張りで……。結局自分たちでどうにかするしかないので、築地に行って魚を仕入れ、撮影したのは痺れましたね。「メヒカリって、こんな小さいのに1万円もするのか!」と築地で震えたのを今でも覚えています。
インフォバーンは印刷しないのか!
──築地に魚仕入れに行った人、なかなかいないので自慢した方がいいですよ。そんな小沼さんがインフォバーンを知ったきっかけはなんですか?
インフォバーンという会社名は知っていました。当時は「大きなWeb制作会社」というイメージでしたけど。転職先として意識し始めたのは、転職エージェントに紹介されてからですね。会社のホームページを拝見して、勝手ながら業務内容だったり会社の強みだったりといったところが自分と通ずる部分があると感じました。
前職ではWeb領域の仕事をそこまでやってこなかったので、次の会社はWebに強い会社に行きたいと思っていたんですが、そういった会社の面接を受けてみると面接で何を言っているのか全然わからないんですよ。
面接官と話がまったく噛み合わない。そんな感じだったのでインフォバーンの面接も話が噛み合わないだろうと思っていたんですが、面接を受けている時に「あれ?話が通じるぞ。なんか近しいところがあるかも?」と思ったんですよね。
「自分がやってきたことを活かせる会社なのかも」と思いました。どこの面接でも毎回ポートフォリオを持参していたんですが、それについて質問されることはなくて。だけど、インフォバーンの面接ではすごく興味をもってもらえたんです。「これってどうやって作ったんですか?」と質問してくれて、そういう話ができたのはインフォバーンだけでしたね。
今思い出したんですが、インフォバーンのオンライン面接開始前に緊張しながら面接官の入室を待っていたんですが、時間になって面接官がやってきたと思ったら「ごめんなさい!今、会議室が空いてなくて少々お待ちください!」とバタバタされているのを見て緊張が和らぎました(笑)。「なんか、いいなあ」と思いましたね。
──良い風に受け取ってもらえてよかったです。入社して感じたギャップなどはありましたか?
前職とのギャップになるんですが、前職ではクライアントから送られてきた資料はとりあえず印刷して保管していたので、インフォバーンに入社して「印刷しないのか!」と驚きました。恥ずかしながらGoogleカレンダーもインフォバーンに入るまで使ったことがなかったので、その点もデジタルな会社だと驚いた点ですね。
毎日が締め切りという感覚も最初は慣れませんでした。前職では紙がメインだったので、入稿・校了前はかなり忙しいけど、その後はゆったりして……と忙しさに波がありました。ですが、インフォバーンでは毎日やらなくてはいけないタスクがあって、それを管理していかないといけない。今では慣れましたが、最初は戸惑いましたね。
あと、業務の話ではないのですが、「会社の机周りがシュッとしているな!」とも思いました。前職の職場ではみんな机の上に紙の山を築いていたので、モニターしか置かれていないインフォバーンの机周りがカッコよく見えましたね。
チームで働くことの意義を知る
──机周りがかっこいいという話は初めて聞きました。目の付けどころがシャープですね。話を聞くに前職とはやることも環境もかなり変わったと思うのですが、苦労したことなどはありましたか?
たくさんありますね。まずは資料作りでしょうか。入社して間もない頃、当時の上長に「送った資料をクライアントがどう使うかまで考えなきゃ作る意味がない」と教えられました。送った資料はクライアント側の担当者だけでなく、担当者以外の方々も見るはず。その時に資料だけで内容が理解できるものにしないといけない、ということです。メールのやり取りも一緒だと。
そこまで考えるのがクライアントワークだと教わり、「私にできるかな……」と不安になる一方、本当にその通りだったと痛感したのを今でも覚えています。「相手が判断できるよう整えるまでが仕事なんだ、なんて痺れる仕事なんだ」と思いましたね。
インフォバーンの人たちは、物事の俯瞰視点を忘れない人が多いですよね。「それってなんで?」の視点がちゃんとあると思います。前職の私は「クライアントの言うことは絶対」の考えのもと、言われたことを自分の視点を持つことなく進めることが多かったと思います。
ですが、クライアントと直接向き合うことも多いインフォバーンでは、「これは本当にクライアントと生活者のためになるのか?」という視点をものすごく大事にしていて、その姿勢はとても大きな学びでした。
また、タスク管理も苦労した点です。入社当初、3つの案件を担当することになり毎日何かの締切があって、会議も毎日あってどうしようとパニックになっていました。当時は毎日が必死で、明日のタスクなんて見えていなかったんです。
でも、そうすると明日の予定を把握していないから言われたことを全部引き受けてしまう。結果、案件が回らない、稼働も限界となっていろんな人に迷惑をかけてしまいました。そうした失敗を踏まえて、決められた期限までにできる/できないを判断できるように先のタスク管理をするようになりました。それが、結果的にクライアントにもチームにも迷惑をかけないことにつながっていると思います。
予定を立てるのが大嫌いな性分ですが、プライベートは良いとしてもせめて仕事だけは予定を立てられるように頑張っています。
──反省ができて、すごいですね。
いえいえ。あとは、インフォバーンでチームで働くことの意義を知った気がします。前職では、すべて自分1人でなんとかしなければいけないという意識が強く、そもそも社内の人に解決策を求めるという選択肢がなかったんです。
何かトラブルがあった時も自分で考え、全部1人で解決しなければと思っていたんですが、チームで働くインフォバーンでの仕事を通して意識が変わりましたね。もちろん、1人でやった方が楽な場面もあるとは思うのですが、人に頼るところは頼った方が案件として成功につながることが多いと気づきました。
全部自分1人ではできないから、自分のやれることはしっかりやった上で、できないことはチームのみんなを信頼して任せる。そういう風に考えられるようになって、ずいぶん楽になりました。自分の弱さを認めてあげられるようになったんだと思います。「できません」と言う勇気も、少しずつ身につきました。
「自分軸」を持つのがインフォバーンの社員
──部門会議で「小沼さんの成長がすごい!」と言われていたのが記憶に残っています。どういった経緯だったのでしょうか?
いやいやいや、滅相もないです……。ですが、ありがたいですね。サイト制作の案件があって、そこでの仕事を評価していただけたのだと思います。
40ページほどあるサイトを社内メンバー4人で行うことになり、私はコンテンツディレクターとしてコンテンツ制作を担当することになったのですが、それだけでなくクライアントとのやりとりや社内の取り仕切りなど幅広く役割を持つことになりました。
もともとは公開まで余裕のあるスケジュールだったのですが、クライアント側のどうしようもない都合もあり、気がつくと「あれ?スケジュールやばくない?」という状況になり……。もう最後の方は「やばい、やばい、やばい」みたいな感じになっていましたね。
そんな状況でも公開日は絶対に守らなくてはいけないので、どこに今ボールがあるのかわからないけど、そのボールを自分で捕まえにいく。捕まえにいくというより、ボールを可視化するような働きかけを主体的にするようになりました。
──その経験を通して、成長の実感はあったのでしょうか?
そうですね、あったと思います。私は人に遠慮しがちなので、自分からチームメンバーに働きかけることはあまりありませんでした。ですが、先ほどお話ししたような状況で「自分がなんとかするしかない」という気持ちが芽生え、主体的に行動できるようになったと思います。人の目が気にならなくなったんですよね。これは自分の中の成長ポイントかなと思っています。
──すごいことだと思います。
「完璧思考」から脱却できたのも成長した点ですかね。これまでは、なんでもかんでも「完璧にやらなくちゃ」とか「自分で全部やらなくちゃ」みたいな考えだったんですが、その「完璧」とは自分にとってのもので、相手にとっては全然違うものということも多々あることに気づきました。
納得のいくものを提出するのは大事ですが、自分が完璧だと思うことは重要ではなく、決められた期限までにできることをちゃんと守ってやってくみたいなところが、結局一番大事なんじゃないかなと思うようになりました。
──すごく大きな変化ですね。話は変わりますが、インフォバーンで働く人の特徴はどんなところだと思いますか?
「自分軸」を持っている人が多い気がします。やることも、やらないことも、きちんと自分の中で理由を持っている。自分は、それとは逆の「言われたことをやる」人間だったので、インフォバーンに入社して驚きました。
相手に伝えることを惜しまない人も多いですよね。正直、この辺のコミュニケーションは、手を抜こうと思えばいくらでも抜けると思うんです。ですが、労力がかかる作業を省かない人が多いので、とても信頼できます。そんな人たちと仕事をするたびに「かっこええ……私もそうなりたい……」と思っています。
あと、人格を否定する人もいないですよね。仕事の間違いを指摘されることはもちろんありますが、それはあくまで仕事の話。「あなたはこうだからダメなんだよ」「あなたのそういうところが……」と言う人がいないのもすごくいいところだと思っています。働いていて安心感がありますね。
──さきほどの成長実感のところでお話しいただいた「人の目を気にせず、主体的に動けるようになった」という成長は、もちろん小沼さんの頑張りによるところが一番ですが、人格を否定しない周りの人たちの安心感によって徐々に育まれたものかもしれませんね。
そうかもしれないです。うん、それは間違いない。まとめてくださってありがとうございます。
──それでは最後に、インフォバーンに興味をもってくれている方にひと言あればお願いします。
インフォバーンは、個人の意思を許容しながらしっかり人を見てくださる人がたくさんいる会社だなと思うんですよね。社会に馴染むみたいなところに苦手意識がある人も、人と一緒に物事をワイワイ進めていきたいっていう人も、どっちも居心地良い環境がインフォバーンにはあります。
特殊な場所ですよね。オフィスで仕事をやっていると、ワイワイしている人もいれば黙々とやっている人もいます。性格の多様性と言いますか、そういうのがすごい会社だなと思います。「仕事と人間関係って、自分にとって切り離せないなあ」と思う人にはきっとマッチすると思うので、よかったらインフォバーンを受けてくれると嬉しいです。
※ 記載内容は2024年11月時点のものです
