レジャーホテル業界との長年の取引が財産。導入まで寄り添う、専門性の高い営業の現場

私は現在、USEN-ALMEXのマーケティングセールス本部 関西第一支社 営業課に所属しています。関西第一支社の営業部隊は全体で16名おり、その中で私と同じくレジャーホテル向けのシステム販売を担当しているのは8名ほどです。

私たちが提供しているのは、主に会計システム、客室からフードやドリンクを注文できるVODシステム、映画視聴システムなどです。加えて、Web上でのホテル掲載サービスといった月額課金型のサービスも展開しています。

当社が提供するシステムは、レジャーホテル業界において欠かせない存在となっており、業務の中心は長年お付き合いのあるホテルさまとの商談で、追加提案や新商品の提案を行っています。

営業担当は、契約後の導入フェーズでも、重要な役割を担います。フロントでの操作確認や、客室での照明連動確認など、複数人での作業が必要となるため、技術担当者と共に現場で詳細な打ち合わせや仕様の確認を行います。また導入完了後も、メンテナンス対応の窓口として一次対応を担当します。

システム営業という特性上、高度な専門知識が必要となるため、当社では1年目から技術担当に同行して実践的な研修を行っています。具体的には、機器の入れ替え工事に参加したり、日々のメンテナンス業務を技術担当と一緒に行ったりすることで、システムの仕組みや操作方法を学びます。2年目から本格的な営業活動を開始しますが、それ以降も現場経験を重ねながら、知識と対応力を磨いていきます。

また最近の組織変更により、以前は事業部門ごとに縦割りだった営業活動を、より柔軟な体制へと移行しています。レジャーホテル担当がビジネスホテルやゴルフ場のシステムも扱えるように、その逆も同様です。

これにより、営業活動の幅を広げることを目指しています。

話し好きな性格から、人と接する営業の道へ──失敗から学んだ“準備の大切さ”

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私は大学で英語と中国語を学びながら、国際社会問題を勉強していました。カナダと中国に半年ずつ留学し、さまざまな文化や価値観に触れる機会にも恵まれました。人と話すことが好きな性格ということもあり、就職活動では“人と接する機会の多い仕事”を軸に、エアライン業界や旅行業界を中心に検討していました。しかし、コロナ禍における業界の先行き不透明さを考慮し、方向性を変えることにしました。

その中で出会ったのがU-NEXT HOLDINGSでした。学生時代に映画館で体験したU-NEXTの入会キャンペーンをきっかけに親しみを感じていたサービスだったこともあり、就職イベントで同社のブースを見つけた時に自然と興味を持ちました。

面接では、旅行会社やホテル業界などに関心があることを人事担当に伝えており、その結果が反映されたのか、現在はUSEN-ALMEXに所属し、ホテル向けのシステム営業を担当しています。

入社後に印象に残っている経験のひとつが、1人で営業を任されるようになった時の新規案件での出来事です。それまでは先輩社員と同行していましたが、新築のレジャーホテル案件を初めて自分ひとりで担当することになりました。通常のレジャーホテル業界では、電気業者や大工さん、建築関係者との付き合いが長く、お互いの理解がある中での仕事が多いのですが、この案件では全ての関係者が初めての取引先でした。

私は、「相手が理解してくれている」という前提で進めてしまい、必要な資料の準備が不十分だったり、技術的な質問への回答がうまく答えられなかったりと、十分な対応ができませんでした。最終的には先輩社員の協力を得て案件を無事に収めることができましたが、自分ひとりで完遂できなかったことが、非常に悔しい経験となりました。

この経験から、「相手が理解しているだろう」と前提で考えるのではなく、「どんな相手であっても初めてである前提で、丁寧に説明できるよう準備すること」の大切さを学びました。

今では、空いた時間を使って今後想定される案件に対し、参考になりそうな資料を用意し、データとして残しています。このような小さな積み重ねが、今後より良い提案につながると信じています。

経営課題に寄り添い、幅広いネットワークで解決──顧客を総合サポートできる営業

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レジャーホテル業界向けの営業として、私が大切にしているのは、何よりもお客さまとの信頼関係を築くことです。当社が提供するシステムは、何十年も使用していただくものであり、導入後も長いお付き合いが続きます。とくにレジャーホテル業界では、オーナーさまと直接やり取りする機会が多く、一人ひとりとの関係構築がより重要になります。

印象深い成功体験として、あるオーナーさまとのエピソードがあります。前任者から引き継いだ案件で、システム仕様の認識にズレがあり、追加費用が発生したことで交渉が難航していました。この局面で私が取った行動は、ホテルのフロントスタッフの方々と距離を縮めることでした。何度も足を運び、丁寧にコミュニケーションを重ねることで、徐々に現場からの理解と協力を得ることができました。その積み重ねがオーナーさまにも伝わり、最終的には信頼をいただいた上で追加契約に至ることができました。

今では、そのオーナーさまから食事に誘っていただけるまでになっています。信頼をいただいている証であり、このような関係性を築けたときは、私にとって仕事のやりがいを感じる瞬間です。

この信頼を育むために、私は積極的にホテルに顔を出すことを心がけています。たとえば、担当のホテルの近くで作業があった際は、帰りにホテルに立ち寄り、ご挨拶するなど、日常的な接点を大切にしています。その積み重ねが、信頼関係の構築につながっていると感じています。

また、お客さまの経営課題を解決し、売上向上や経費削減に貢献できたときにも大きなやりがいを感じます。レジャーホテル業界は特殊性が高く、さまざまな課題を抱えているオーナーさまが多くいらっしゃいます。補助金を受けにくい業態であることや、電気代の高騰といった運営コストの課題を抱えるケースも多く見られます。そうした中で、当社の強みは業界における幅広いネットワークにあります。

たとえば、内装業者の紹介や、グループ会社による新電力サービスの提案など、経営全般のサポートができることが強みです。

そういったご相談が寄せられることで業務量は増えますが、それだけお客さまから”信頼していただいている証”でもあると考えています。

「困ったときはUSEN-ALMEXに相談すればなんとかなる」と思っていただけるような存在になることを目指しています。

助け合いの文化が育む成長環境と、多様な分野に対応できる営業へのビジョン

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入社して強く感じているのは、社員同士の“助け合いの文化”です。

営業部門も技術部門も問わず、誰かが困ったときにはお互いにフォローし合える環境があります。システム関連のトラブルが発生した際も、一緒に解決策を考えてくれるなど、日々の業務の中で学びが多く、非常に働きやすい職場だと感じています。

こうした働きやすさは、オフィス環境整備にも表れています。2024年のオフィス移転に伴いフリーアドレス制が導入され、自分の気分や業務内容に応じて自由に座席を選べるようになりました。オフィス周辺の飲食店も充実しており、同僚と一緒にランチに行くなど、良好なコミュニケーションが取れる環境です。

福利厚生面でも魅力を感じています。保養所が複数用意されており、旅行好きの私にとって大きな魅力です。また、レジャー施設の優待制度もあり、プライベートの時間も充実させることができます。

今後のキャリアとしては、これまで以上にホテルに寄り添った営業を心がけ、会社名ではなく「辻上さん」と呼んでもらえるような、より深い信頼関係を多くのお客さまと築いていきたいと考えています。また、病院やゴルフ場、ビジネスホテルなどさまざまな業界知識やシステムの知識も身につけ、どんな分野でも対応できる営業になることを目指しています。

勤務地に関しては、当社には全国に24の拠点があり、私は奈良県出身なので大阪拠点を希望して配属されました。現時点では他拠点への異動は考えていませんが、もしチャンスがあれば東京での勤務にも挑戦してみたいという思いもあります。

当社で活躍できる人材としては、ホテルのオーナーさまやフロントスタッフ、ルームメイクの方々まで、立場に関係なく分け隔てなくコミュニケーションが取れる人が向いています。

また、営業職でありながら機械を扱うことが多いため、適応力も求められますが、これらのスキルは入社後にしっかり学べる環境が整っており、周りのメンバーも親身にサポートしてくれます。

特にキャリア採用の方には、新規開拓の面での活躍を期待しています。当社は基本的にルート営業が中心ですが、今後は新規営業にも力を入れて行く予定です。営業経験のある方が新たに加わることで、新しい視点や価値観がチームにもたらされ、会社としての可能性がさらに広がっていくと信じています。

※ 記載内容は2025年6月時点のものです