地域貢献を軸に選んだキャリアの出発点
地元・仙台に貢献できる仕事を軸に就職活動を進め、七十七銀行への入行を決めました。入行後は営業店で半年間勤務したのち、システム部やデジタル戦略部に配属され、勘定系システムの共同化対応や大規模システムの導入・切替対応など、銀行の基盤を支える業務に携わりました。
この期間、やりがいを感じる一方で、「システムを提供する側としても業務に携わってみたい」という思いが強くなりました。銀行で培った知識や経験は、後のキャリアでの意思決定や課題解決に欠かせない土台となりました。
銀行を離れ、SEとして磨いた実践力
銀行を退職後、メーカー系SIerに転職。エネルギー業界に関連する開発プロジェクトにチームリーダーとして参加し、システム開発やプロジェクト管理、成果物の品質管理など、これまで経験してきた銀行業務とは質も量も異なる業務に直面しました。
売上や原価といったコスト管理、成果物に対する定量的な品質管理、さらには発注元を含めたステークホルダーとの調整など、これまでのプロジェクト管理とは異なり、求められるレベルの高さや管理の細かさに大きな違いがありました。 特に品質の重要性については、実務を通じて強く実感しました。 「成果物ひとつひとつに責任を持ち、品質を積み上げていくことが、プロジェクトを通じて企業の信頼につながる」という認識は、私にとって非常に貴重な経験となりました。
同時に、銀行を離れることで自分自身の価値観やキャリアの方向性に向き合う時間も増えました。「銀行で培ったスキルを、地元・仙台に還元できる形で活かせるのはどこか」と自問し、外の世界で得た経験を掛け合わせれば、これまで以上の貢献ができるのではないかという思いが強まっていきました。
銀行に戻る──経験を掛け算して組織に還元
ジョブリターンとして銀行に復帰後、デジタル管理グループのリーダーとして、システムリスク管理やサイバーセキュリティ対策、システム障害対応に取り組んでいます。銀行に戻る決断の背景には、単に「元の職場に戻る」という気持ちではなく、地元・仙台に貢献できる場所で、自分の経験を最大限活かしたいという強い思いがありました。
外部で得た視点から銀行内の課題や改善余地が改めて見えてきました。ITツールの導入や業務効率化、成果物の標準化など、改善できる部分に積極的に取り組むことで、組織全体のパフォーマンス向上を目指しています。銀行員としての経験とSEとしての経験を掛け合わせ、組織に新しい価値を生み出すことに日々挑戦しています。
退職前と戻った後で最も変化したのは、業務に対する視点です。以前は銀行内のルールや仕組みに則り取り組んでいましたが、今は組織全体の効率や生産性を意識し、広い視野で改善策を考えられるようになりました。こうした経験を重ねる中で、自分自身も、銀行にとってより価値ある存在になれると確信しています。
未来への挑戦──掛け算で生み出す価値
日々大切にしているのは、誠実さと事実に基づいた判断です。情報や数字を正確に把握し、冷静に意思決定することが、信頼されるリーダーであり続けるための土台であると考えています。
システムリスクやサイバーセキュリティは一見守りの業務に見えますが、適切なリスク選好を行いながら、業務の利便性を損なわず信頼性を高める積極的な取り組みが求められます。銀行員としての経験とSEとしての経験を掛け合わせ、より安全で効率的な業務体制を築いていきます。
今後は、当行の成長に寄与し、地元・仙台の発展に貢献できる、価値ある存在になりたいと考えています。多様な経験を掛け算することで生まれる価値を、日々の業務を通じて追求し続けていきます。
