「JALって、パイロットとCAの会社でしょ?」 「航空会社って、固くて保守的なイメージ」 「キャリアの選択肢が狭そう」
もしあなたがそう思っているなら、少し立ち止まってみてほしい。
コロナ禍で大きな打撃を受けた航空業界。JALは、その経験から航空と非航空の2軸経営へとシフトした。
そんな過去の危機を乗り越え、変革の渦中にある「今、最も『挑戦』できる航空会社」──採用担当者が語る、JALの“リアル”とは?
今回お話を伺った方
中谷 太一さん(人財本部 人事部 採用グループ)
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【よくある質問Q&A】「航空事業だけ」「固い会社」という思い込みを解く
Q1. JALって、航空事業しかやっていない?
A. 実は、非航空事業にも力を入れています。
「JAL = 飛行機を飛ばす会社」というイメージが強いですが、コロナ禍を経て、航空と非航空の2軸経営にシフトしています。2024年度末で、非航空事業の営業利益は全体の約3割程度を占め、今後さらに拡大していく予定です。
中谷さん:
「航空会社はイベントリスクの影響を大きく受けます。コロナで痛感したのは、航空事業だけでは成り立たないということ。だからこそ、もう1本の軸として非航空事業に注力し、2軸で会社を支える体制を整えました。今まさに、新しい領域に挑戦できる人財を求めています」
Q2. 業務企画職って何をするの?パイロットとCA以外の仕事がイメージできません
A. 経営企画から運航管理、営業、人事まで、驚くほど幅広い仕事があります。
JALには3つの職種があります。運航乗務職、客室乗務職、そして業務企画職。この業務企画職が非常に幅広い業務を担っています。
具体的には:
・経営戦略の企画立案
・運航管理者(地上のパイロットと呼ばれる、フライトプランの作成や、飛行監視を担う仕事)
・マーケティング・営業・広報
・路線便数計画の立案
・人事・経理・財務
・データサイエンス・ITデジタル領域
・整備企画
中谷さん:
「『パイロットとCA以外に何があるの?』と思われがちですが、実は本当に幅広い仕事があります。航空会社では会社を支える多様な仕事と職種があることを知ってほしいですね」
Q3. コース別採用は、入社時に選んだコースの仕事しかできない?
A. キャリアの軸となるコースを通じて、さまざまな経験を得ることができます。
業務企画職には以下5つのコースがあります:
1.コーポレート(経理・財務・人事など、企業成長の基盤をつくる)
2.オペレーション(運航管理、乗務員訓練企画など、安全・運航品質を支える)
3.ビジネス・マーケティング(ソリューション営業・マイレージ事業戦略、路線計画など、JALグループの収入最大化を追求する)
4.データサイエンス・デジタルテクノロジー(データサイエンス・IT技術を活用して強いJALをつくる)
5.エアラインエンジニア(JALの圧倒的な機材品質を創り、航空技術の発展を担う)
誤解しがちなのは、「このコースを選んだら、その部署にしか行けない」ということ。
実際は、中長期的なキャリアを見据えた配属が行われます。
中谷さん:
「例えば、JALの収入最大化を追求したいと思いビジネスマーケティングコースを選択しても、1年目は人事や経理で会社の基盤を学んだり、空港の現場でグランドスタッフとしてJALが提供するサービスを体感したり、土台を作ったうえで営業やマーケティングに関する部署に行く、というキャリアもあります。
短期的にどの部署に行きたいかではなく、中長期的に自分がやりたいことや目標から逆算してキャリアを築いていきます」
さらに、キャリアチャレンジ制度(社内人財公募)やキャリアコンサルタントとの面談など、自律的にキャリアを描ける仕組みも整っています。
Q4. JALグループの会社との関わりはあるの?
A. 出向というキャリアパスがあり、グループ全体で経験を積めます。
JALグループには多様な会社があり、業務企画職は出向という形でグループ会社に行き、経験を積むことができます。
中谷さん自身の事例:
「私は1年目にグランドスタッフとして、株式会社JALスカイ(主に羽田空港と成田空港において、旅客サービス業務と運航支援業務を行うJALグループの空港運営会社)に出向しました。
将来的に空港の企画や運営に携わりたかったので、まずはグランドスタッフとして現場でお客さまと接し、どんなシステムやサービスを提供しているのかを学びたいと考えました。その後、本社に戻り、空港の運営や、JALが提供するサービスを幅広く認知して頂くマーケティングの仕事に携わりたい、というキャリアを描いています」
さらに興味深いのは、社内公募制度を利用して客室乗務職から地上職へ任期を持った異動を行う社員もいるという点。実際に、客室乗務職から人事部に異動し、中谷さんと一緒に働いている社員もいるそうです。
中谷さん:
「客室乗務職の視点と業務企画職の視点は全然違います。例えば、学生のおもてなしひとつとっても、客室乗務員の方がお客さま対応のプロなので、学ぶことが多いですね。こうした多様な視点が交わることで、相乗効果が生まれています」
Q5. 文系・理系で職種が決まる?
A. 文系・理系は関係ありません。やりたいことで選んでください。
「パイロットは理系」「データサイエンス・デジタルテクノロジーコースは理系」と思われがちですが、全くそんなことはありません。
中谷さん:
「文系でもパイロットになれますし、自社養成制度もあります。データサイエンス・デジタルテクノロジーコースも、文系だけど野球のデータ分析が好き、自身でデータサイエンスを勉強してきました、という方も活躍しています。文系・理系を問わず、興味のある職種やコースにチャレンジしてほしいですね」
さらに、性別も関係ありません。女性の運航乗務員も、男性の客室乗務員もいます。ジェンダーを考慮せず、どの職種にもチャレンジが可能です。
多様な「個」が生み出すさまざまなアイデアや経験が、新たな価値創造につながり、企業を成長させていきます。
【実は○○の真実】マイル施策、海外インターン、若手抜擢
実は、航空事業だけでなく「非航空事業」にも力を入れています
コロナ禍で大きな打撃を受けた航空業界。JALは、その経験から航空と非航空の2軸経営へとシフトしました。
マイル領域の拡大
JALといえば「マイル」ですが、実は今、マイルの使い道は航空券だけではありません。JAL PayやJAL電気など、JALのプラットフォームを通じてお金を払えばマイルが貯まり、プレミアムなコンサートのチケットや野球観戦のチケットにも交換可能です。
地域と人をつなぐ「旅アカデミー」
さらに、地域振興や観光事業にも注力。「旅アカデミー」など、地域と人をつなげる新しい取り組みも展開しています。
中谷さん:
「お客さまを目的地に届けるだけではなく、“その場所に行く理由を作る”という仕事も増えています。マイル施策を企画する仕事も、飛行機だけでなく航空外の領域にも広がっていて、かなりクリエイティブで幅広い領域です」
実は、海外でインターンシップを実施しています
2025年から、JALは海外現地でのインターンシップを開始しました。ロンドン、ハワイ、シドニーで実施され、現地の学生を対象にしています。
中谷さん:
「日本人学生は他国に比べて留学率が低く、その理由の一つが『就活に影響が出る』こと。だったら、海外でインターンシップを実施すれば、留学中の学生にもチャンスを提供できるのではないかと採用チームは考えました」
業務企画職のインターンでは、空港見学、貨物見学、海外支店のオフィス見学、実際のミーティングへの参加などを通じて、グループワークを行い、JALの価値創造を経験できます。
▲海外インターンシップの様子
実は、1年目で2000名規模のイベントを任されます
「固い会社」「トップダウン」というイメージを覆すのが、若手への大胆な権限委譲です。
中谷さん自身の経験:
「私は3年目の時、大阪国際(伊丹)空港をベースに国内線を運航するJALグループの航空会社である株式会社ジェイエアに出向し、乗務員のスケジュール調整を担うシフト責任者を任されました。70〜90名規模の飛行機を扱う会社で、オペレーションの一角を担っていました」
さらに驚くべき事例が、1年目の社員が入社式の運営を担当すること。
中谷さん:
「JALグループ全体の入社式は、格納庫で開催され、約2000名が参加します。しかも、グループ会社40社を取りまとめるという大規模なイベント。それを人事部の1年目の社員が担当します。責任は重いですが、若手の裁量が大きいのがJALの特徴だと思います」
▲入社式の様子
実は、ワーケーション・ブリージャー制度があります
一人一人を尊重し、職場を働きがいあふれるものにするため、JALグループではDEI推進・ウエルネス推進とともに、ワークスタイル変革に継続的に取り組んでいます。
ワーケーション制度:
出張先や旅行先で、急にミーティングが入った時に対応できる制度。旅行先で1週間滞在中、1日だけ仕事をする、といった使い方が可能。
ブリージャー制度:
出張先で休暇を取得してから帰国できる制度。2019年から導入されています。
中谷さん:
「私も今度ロンドンでインターンシップを実施するので、この制度を利用しようと思っています。海外に駐在する人、出張が多い人など、グローバルで働く人たちにとっても働きやすい環境や制度が整っていますね」
【JALが求める人物像】多様な価値観と、変革への挑戦
JALが求める人材は、大きく分けて2つの軸があります。
1. 多様な価値観を尊重できる人
中谷さん:
「学生時代においてはご自身の中で、『多様性』を育ててほしいと考えています。「多様性を育てる」とは、いろいろな経験に挑戦をして、さまざまな人々と触れあい、その中で世界には「多様な価値観」があるということをしっかりと学ぶことを意味します。
留学、ボランティア、なんでも構わないので、日常の生活を一歩抜け出し、新しい経験を積んでみる。そうやって、常に自身の中で新しい価値観を取り入れ、自身が変化していくマインドを醸成していただきたいと思います」
2. 新たな価値創造に挑戦できる人
航空事業だけでなく、非航空事業も展開しているJAL。常識にとらわれず、新しい領域へ踏み込むことができる人財を求めています。
中谷さん:
「事業面においても、航空事業にとらわれない様々な挑戦を行っています。その根底にあるのが、JALの人的資本経営の考え方と自律的キャリアを促進する制度です。自分でキャリアを切り拓いていける人、変革を起こせる人に来てほしいですね」
「挑戦」ができる会社
JALが最も大切にしているキーワード、それが「挑戦」です。
事業面では非航空事業への挑戦、人財面では若手への大胆な権限委譲。そして、キャリア面では自律的キャリアを重視し、社員一人ひとりが自分の意志でキャリアを描ける環境を整えています。
海外派遣研修
「多様な価値観を尊重し、新たな価値創造に挑戦し、変革を起こす人財を育成する」ことを目的に、海外派遣研修を実施しています。
海外派遣研修では、シリコンバレーで活躍する起業家や投資家との対話を通して変革や挑戦のマインドセットを学ぶ「シリコンバレー自己変革プログラム」と、海外かつ異業種企業におけるリアルビジネスを経験できる「海外越境チャレンジプログラム」の2つを実施しています。
中谷さん:
「若手でも、自分で手を挙げればチャンスがあります。挑戦を知る機会、挑戦できる制度、そして挑戦を後押しする文化。この3つが揃っているのがJALだと思います」
実力主義の評価制度
「固い会社」「年功序列」というイメージとは裏腹に、JALは実力主義の評価制度を導入しています。
中谷さん:
「かつては年功序列だったかもしれませんが、今は実力や成果に基づく評価制度になっています。若手でも昇進するチャンスがあります。若手の意見が通りにくいイメージを持たれがちですが、実際はとても風通しの良い会社です。業務改善や効率化の提案、現場の課題を自ら考えて上司やチームに提案することが奨励されています」
talentbook編集部コメント
今回の取材を通じて感じたのは、「JAL」という会社の意外な一面と、明確な変革の意志でした。
正直なところ、航空会社というと「固い」「トップダウン」というイメージがあったのですが、実際に聞いてみると全く違っていました。1年目で2000名規模のイベントを任される。文系・理系・性別も関係なく、幅広い職種に挑戦できる。
そして何より、コロナ禍という危機を経て、航空と非航空の2軸経営へとシフトしていること。マイルで野球やコンサートのチケットが買える。地域振興の「旅アカデミー」という新しい取り組みもある。変革の本気度が伝わってきました。
また、中谷さんが繰り返し語っていたのが「挑戦」というキーワードです。単なるスローガンではなく、人的資本経営の考え方や自律的キャリアを促進する制度として、きちんと整備されています。若手でもシリコンバレーのスタートアップで学べる機会があり、海外インターンシップも実施している。
中谷さん自身が、1年目でグランドスタッフ、3年目で現場責任者、そして29歳で主任という経歴を歩んでいることが、何よりもJALの「挑戦文化」を物語っていました。
【就活中の学生へのメッセージ】視野を狭めず、挑戦できる場を選んでほしい
中谷さん:
「この企画を通じて学生の皆さんに1番伝えたいのは、JALは『挑戦』ができる会社だということです。事業面においても航空事業にとらわれない様々な挑戦を行っています。その根底にあるのが、人的資本経営の考え方や自律的キャリアを促進する制度。自分で手を挙げれば、若手でもチャンスがある環境です。
自分の視野を狭めず、さまざまな業界を見た上で、航空会社、そしてJALを選んでいただければ嬉しいですね。文系・理系、性別も関係ありません。やりたいことに挑戦してほしいと思います」
JALをもっと知りたい方へ
▼JALの採用情報はこちら
https://www.job-jal.com/
▼職種別の募集要項
https://www.job-jal.com/recruit/requirement/new-graduate01.html
▼JALのtalentbookページはこちら
https://www.talent-book.jp/jal
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