就活・転職活動に役立つキャリア学習サイト「talentbook」をどのように活用しているのかを読者にインタビューしていく本企画。
今回は、茨城大学 地域未来共創学環 1年 秋山 美咲さんにお話を伺いました。
<インタビュー答えてくださった方>
茨城大学 地域未来共創学環 1年 秋山 美咲さん
出身:茨城県ひたちなか市
<就職活動の状況>
・現時点で具体的な職業は決まっていないが、働く環境にこだわりたいと考えている。
・広報の仕事や、さまざまな人が集まる環境で働くことに関心を持っている。
<キャリア学習サイトtalentbookの活用方法>
・「広報」「国内外問わずさまざまな地域を訪れた経験がある人」「他の人の意思や想いを応援し支えられる仕事」に関心を持ち、それに関連するストーリーを探して読む。
<学び・気づき>
・興味を持っている「PR・広報」を仕事にしている人のストーリーから「PR・広報」の本質や役割への理解が深まった。
・起業支援をしている方のストーリーを通して、自分の得意分野(サポート力)がどのような環境で活かせるのかを再認識し、自己理解が深まる。
・楽な選択だけでなく、あえて挑戦を選ぶことが成長や学びにつながるほか、「衝撃を受けるような経験」が、就職活動や人生の軸に影響を与える可能性があると感じる。
友人の熱意に押され、サークルを創設。さまざまな地域を肌身で感じる大学生活を送る
──はじめに、茨城大学 地域未来共創学環への進学を選ばれた背景を教えてください。
高校3年生の夏までは、県外の国際系や外国語系の大学を志望していました。しかし、茨城大学のオープンキャンパスで地域未来共創学環を知り、興味を持つようになったんです。
私が国際系の学部に興味を持ったきっかけは、幼少期から通っていた英語教室や、高校時代に参加していた英語の活動です。県内の高校生やALTの先生とともに、週末に3時間ほどオールイングリッシュで行われる活動に参加していました。
英語力の高い参加者たちに圧倒されることもありましたが、自分なりに努力して意思疎通ができた時は大きな達成感がありました。その経験を通じて、英語を使うことで人とのつながりが広がる楽しさを実感したんです。
そうした背景もあり、国際系学部への興味の本質は「人との関わり」。それに気づいた時に、視野が広がり、国際系の学部でなくとも、人とのつながりを深められるのではないかと考えるようになりました。
また、オープンキャンパスの説明会では「地域の暮らしや日常生活を良くしていくことの重要性」が語られていて、そこに共感できたことも、この学部を選んだ理由の一つ。コロナ禍を経験する中で、普段の生活が大きく変わる可能性があることを実感していたので、その価値観が腑に落ちたんです。
ほかにも、カリキュラムに地域に根ざした独自の学びが含まれていたことや、学生の挑戦を後押ししてくれる雰囲気を感じ、最終的に進学を決めました。
──大学生活ではどのような勉強や活動をされていますか?
茨城大学地域未来共創学環に入学してから、同じような物事に興味を持つ人にたくさん出会うことができました。私の学部は少人数制なので、もともと人の話を聞くのが好きな私にとって、同じ興味を持つ人の話をじっくり聞ける環境はとても充実しています。
授業では、地域系の科目が多く開講されていますが、意外にも「経済学」に興味を持ちました。経済学には多くの概念があり、覚えるのは大変でしたが、しっかり理解していくとすべてがつながっていくおもしろさに気づき、自分の得意分野かもしれないと思うようになりました。
大学生活の中での大きな挑戦の1つに、SDGs系サークル「Linking」の立ち上げがあります。きっかけは友人の影響でした。その友人は高校時代にSDGsに関する部活動で全国進出した経験があり、大学内にSDGsに関する団体がないと知ると、「自分たちで作ろう」と動き始めたんです。
その熱意に感銘を受けたことと、私自身も高校時代の英語のディスカッションでSDGsをテーマに議論していた経験があり、興味を持っていたことから、一緒に活動することを決意しました。
ただ、新設された学部だったので、先輩がいない中でのスタートは不安でした。しかし、1人で抱え込まずに周りに頼ることを心がけたことで、参加してくれる人も増えてきました。少しずつですが、進展を感じられる楽しさや達成感があります。
もう1つの挑戦は「茨城大学広報学生プロジェクト」への参加です。大学を選ぶ際、広報情報が進学の参考になることが多かったので自分もそんな情報を発信する側になりたいと思ったんです。実際に記事を書いたり、専門の職員さんと一緒にポスターデザインができたりすることに惹かれました。
元々デザインに興味があったのも理由の1つです。以前から国際関係への興味も相まってさまざまな国の意匠に関心がありましたし、本の表紙に惹かれて購入することも多かったんです。
先日、違う団体でなのですが高校向けのポスターを作成し、それが貼られているのを見た時は嬉しく感じました。
──今後の大学生活の過ごし方や就職活動への向き合い方や考えを教えてください。
残りの大学生活では、さまざまな場所に足を運んでみたいと考えています。生まれてからずっと茨城で過ごしてきたので、国内外問わず、旅行でも勉強でもいいので、自分の目で新しい景色を見て、経験を積みたいと思っています。
将来の仕事については、まだ具体的な職業は決まっていませんが、働く環境にはこだわりたいと思っています。仕事だけに追われるのではなく、プライベートの時間も大切にできる職場が理想です。最近は広報の仕事にも興味を持ち始めていますし、さまざまな人が集まる環境で働くことにも関心があります。
はたらく人の多様な経験から広がる視野と成長のヒント
──talentbookではどのような記事を読まれましたか?また、ストーリーを読んでみて印象に残っていることや、気づきや学びがあったら教えてください。
「広報」「国内外問わずさまざまな地域を訪れた経験がある人」「他の人の意思や想いを応援し支えられる仕事」のようなイメージで、いろいろなストーリーを読みました。その中でもとくに3つのストーリーが印象に残っています。
誰もが好きな場所で生きられる社会に。持続可能な農業の実現を目指すPR担当の挑戦SBプレイヤーズ株式会社 滝田 美和さん
<ストーリーの要約>
・PR代理店での経験と栄養士の資格を活かし、たねまきの理念に共感。地元茨城での取り組みも決め手となり、PR機能の構築に挑戦。
・社内でPRの重要性を伝える苦労を乗り越え、メディア露出を実現。SDGs関連番組での取材が手応えとなり、農業の未来を発信している。
大学で広報学生プロジェクトに参加し、記事の執筆やポスターデザインをしている私にとって、滝田さんのストーリーはとても学びがありました。とくに、「PRは単に情報を発信する仕事ではなく、“パブリック・リレーションズ”という言葉の通り、ステークホルダーと良好な関係を築くのが本来の役目」という話が印象に残りました。
また、滝田さんが「PRを通して農業に対するマイナスイメージを変えたい」と語っていたのも印象に残っています。ただ良いことを伝えるだけはなく、人々の意識を変える発信やアクションもPR・広報の役割であることを知り、職種への理解が深まりました。
ローカルからsmall good businessを。挑戦・実現できる場をつくるコワーキング&シェアオフィスBUSO AGORA 長谷部 信樹さん
<ストーリーの要約>
・BUSO AGORAでは、事業相談やセミナー開催を通じて、地域の人々と連携しながら創業支援やコミュニティづくりを推進している。
・「small good business」の哲学を基に、小規模でも地域で挑戦し続けられるビジネスの実現をめざしている。
私はこれまで学級委員や部長、大学でのサークルなどで「みんなをサポートする」役割が多いのですが、それが得意分野だと思いますし、やりがいも感じています。そうした自分の経験を振り返ると、創業支援を行う長谷部さんの挑戦には純粋に「すごい」と感じました。
一方、ストーリーを読む中で、私自身のサポート力は同じ組織の中で一緒に関わるからこそ、発揮できるのではないかとも思いました。単に支援する側に回るよりも、むしろ自分が関わっている活動をさらに良くするような動きの方が、自分には合っていると気づかされましたね。
「豊かな暮らしとは」。途上国での経験から見つけた自身が目指す姿株式会社 エル・ティー・エス 松本 和也さん
<ストーリーの要約>
・カンボジアやモンゴルでの滞在を通じて、経済的ではなく人間関係の密度や生活の本質的な豊かさを学んだ。
・海外経験や塾講師のアルバイトを通じて、日本の子どもや大人が働くことに希望を持ちづらい現状を改善したいと考え、就職活動を進める中でエル・ティー・エスへ入社。
大学時代はどうしても楽しいことや楽な方を選択することが多いと思うんです。たとえば留学のプログラムであればサポートが充実したものを選ぶ、とかですね。
しかし、松本さんの場合は、日本という恵まれた国に生まれ、不自由なく暮らせていたことから、途上国へ支援ができないかと考え、大学時代に途上国へ訪れたそうです。そして過酷な環境で暮らす人々と時間を共有する中で、多くの気づきを得たことをお話しされていました。
その経験が、就職活動の軸にもつながったと書かれていて、楽な選択だけでなく、時には衝撃を受けるような経験をすることが重要だと感じました。最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、そうした挑戦が最終的には大きな成長や学びにつながるのだろうと思います。これからの大学生活で、あえてそうした選択をしていくのも良いかもしれないと思いました。
これからの大学生活をどう過ごすか。未来を描くために必要なこと
──秋山さんと同じ大学1年生や、地方の大学に通っている方にtalentbookをおすすめするとしたらどのようにおすすめしますか?
大学1年生は、大学受験を終えた達成感がまだ残りつつも、次のステップを模索している時期だと思います。しかし、この時期に興味や関心を見つけていくことが大切だと感じています。
talentbookで興味がある記事を読んでいく中で、「自分が関心のあることはこういうことかも」「こういうことに挑戦してみようかな」といった気づきを得ることができるんですよね。その結果、大学2、3年生になる頃には、関心のある分野にチャレンジする準備が整っていくと思います。つまり、自分の現状や興味関心、気になることを見つけるという形で活用するのがいいのではないかなと思います。
「なんとなく何かをやってみよう」ではなく、「こういうことに興味があるからやってみよう」と目的意識を持てると、周囲の人に話しやすくなるし、アドバイスをもらえる機会も増えます。talentbookは「自分のことがわからない」という状態を解決できるのがいいなと思いますね。
さらに、触れる大人の数が多ければ多いほど選択肢や視野が広がるなとも感じます。
私自身、地元の茨城で就職した方の話を聞くことの方が多いのですが、talentbookなら、全国で活躍する約5,000人の先輩の記事を読むことができます。地域に限らずさまざまな考え方に触れられるので、キャリア選びのヒントを多く得ることができ、自分の選択肢をより客観的に考えられるようになると思います。
──今後はどのようにtalentbookを活用していきたいですか?
まだ大学生なので、社会人の方や活躍されている方が、学生時代にどんなことをしていたのか、そこからどういう流れで就職先を選んだのかを知りたいです。
talentbookは、そういった「学生時代から現在に至るまでの道のり」や、「どんな想いで選択していったのか」という話がたくさんあります。これからの選択を考える上で、とても参考になるなと思います。
また、記事を読んでいると、大学時代にやっていたことや興味があったことがそのまま仕事につながっていく人も多いと気づきました。私自身もそうした可能性を広げていくために、2年、3年ではさらに多くのことにチャレンジしていきたいと思います。
※ 記載内容は2024年12月時点のものです
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