本当の自分を探す旅へ出発
現在、私はLSCW(LinkedIn Study & Career Workshop)のインターン生として、SNSマーケティングと集客業務を担当しています。具体的には、InstagramやTikTokを活用したSNSマーケティングを行いながら、学生への個別アプローチ(いわゆるone on oneでの声がけ)や、LinkedInというビジネス特化型のSNSを活用したイベント運営・集客なども手がけています。インターンを始めてまだ三か月ですが、運営側としてイベントに関わるのは今回が初めての経験です。
私は昔から、新しいことjに挑戦したり、自分で考えたことを形にしたりすることが好きでした。大学では「Be proud of GINOS」という、学科を盛り上げることを目的とした学生団体に所属しています。イベントの企画から集客、予算管理、当日の運営まで、すべて学生主体で行っています。仲間と一からイベントを作り上げる中で、チームで働く力や、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら目標を達成する大切さを学びました。
また、アルバイトでは、お客様への営業や声がけに力を入れてきました。新しく来店されたお客様にどうすればアプリをインストールしてもらえるのか、一人ひとりの興味や反応に合わせて伝え方を工夫していました。相手の立場に立って考え、自分の言葉で相手の行動を変えることに面白さを感じていました。
こうした経験を通じて、企画を考えること、人と協力して何かを作り上げること、そして自分から働きかけることに自然と夢中になっていました。しかし、それが本当に自分の好きなことなのか、自分の強みとして将来の仕事にも生かせるのか、当時はまだ明確に理解できていませんでした。だからこそ、実際のビジネスの現場で自分の可能性を試してみたいと思っていました。
そこで出会えたのがLSCWです。最初に参加したのは一年生のときでした。正直、右も左もわからない状態でした。それでも、その場で人事の方に「何もわからない」と素直に相談できたんです。すると、新しい価値観を与えてもらえたり、ずっと憧れていた大先輩に実際に出会えたりして。さらに、自分よりも若い人が社会課題の解決策を考えてイベントに参加し、自分の考えを周りに発信している姿も目にしました。周りからの刺激があまりにも大きくて、こんなにも良い循環を生み出せるイベントが存在するのかと、純粋に驚きました。
そして参加を重ねるうちに、このイベントが「日本の就活を変える可能性を持っている」と強く感じるようになりました。従来の就職活動では、みんなが同じようなスーツを着て、一人あたり十分程度という限られた時間の中で面接に挑みます。どれだけ頑張っても、自分のすべてを語ることはできません。他の志願者と同じような志望動機や「学生時代に力を入れたこと(いわゆる学チカ)」を話すことになり、面接官も似たような話を百人、千人と聞き続ける。そうなると、どうしても学歴や第一印象といった表面的な要素でしか判断が難しくなってしまいます。
そして、参加者として感じたイベントの価値を、今度は運営する側としてもっと深く知りたいと思うようになりました。同時に、これまで学生団体やアルバイトで経験してきた企画や集客、人とのコミュニケーションが、ビジネスの現場でも通用するのかを確かめたいという思いもあり、大学二年生の夏休みからインターンに飛び込みました。
実際に三か月間活動する中で、これまでの経験が一つにつながっていると感じています。学生団体で学んだチームで物事を作り上げる力、アルバイトで身につけた相手に合わせたアプローチ力。それらを生かしながら働くことで、私は人と関わり、自分のアイデアを形にし、誰かの行動や気持ちに変化を生み出すことが本当に好きなのだと再認識しました。
今回のインターンは、新しいスキルを身につけるだけでなく、これまでの自分の経験と向き合い、自分の好きなことや強みを発見する大きな機会になっています。
街頭で知らない人に声をかけ続けた、「これが営業なんだ」という気づき
インターンシップでは、大きく分けて三つの活動に取り組みました。一つ目はSNSマーケティング、二つ目はone on one集客(一人ひとりに直接声をかけてサービスへの登録を促す個別営業)です。
SNSマーケティングでは、LinkedInをより多くの人に知ってもらうために、海外の方への街頭インタビュー動画を作成したり、LSCWの魅力を伝えるコンテンツを発信したりしていました。one on one集客では、実際に大学へ足を運び、一日に10人から20人の学生に直接声をかけて、サービスの魅力を伝え、登録してもらうという活動を行いました。そしてLinkedInを活用したイベントとしては、「LinkedInランチセッション」を開催し、みんなで食事をしながら話を聞くという場を作りました。
活動の中で特に難しかったのは、自分がイベントやサービスの魅力を最大限に理解した上で、まったく知らない人に興味を持ってもらうという部分でした。one on one集客では、そもそもLinkedInというサービス自体を知らない人に声をかけるところから始まります。怪しまれないよう自然に距離を縮めながら、魅力をしっかりと伝え、最終的に登録まで結びつけなければなりません。
嫌な顔をされることも、最初から話を拒否されることも、決して珍しいことではありませんでした。そのたびに自尊心が傷つく瞬間もありましたが、それでも「このイベントのことをもっと多くの人に伝えたい」という強い気持ちを持ち続けることが、活動を続ける上でとても大切だと感じました。そして何より、相手に伝えるためには自分自身がサービスの魅力を深く理解していなければ何も伝わらない。その実感を積み重ねる中で、「ああ、これが営業というものなんだ」と初めて心から理解できた気がしました。
一方で、楽しかったのは「数字を追う」という経験です。SNSの投稿において、どうすればより多くの人に見てもらえるかを考え、動画を改善して出し、また数字を分析して次の改善につなげる——このサイクルを回すことが、個人的にとても面白く感じました。
実際に、テロップのフォントやデザインを少し変えるだけで視聴率が変わったり、画質や音質を整えることで視聴者の反応が変わったりと、細かな変化が数字にはっきりと表れることを体感しました。特に印象的だったのは、視聴者は動画の最初の3秒ほどで「続きを見るかどうか」を判断しているという事実です。その冒頭の数秒のクオリティをどれだけ高められるかを突き詰めることが、SNSコンテンツの質を上げる鍵なのだと実感しました。
さらに、自分の声がけによって何人がイベントに登録してくれたかというデータを追うことも、やりがいの一つでした。SNSの数字とリアルの営業成果、両方の指標を意識しながら動くことで、マーケティングと営業がいかに連動しているかを体感できたインターンシップでした。
「命を懸けている」という言葉が教えてくれた、真剣な大人の姿とは
インターンを通じて大きく変わったのは、自分自身の強みや仕事に対する考え方です。
これまで私は、学生団体でのイベント企画・運営や、アルバイトでの営業など、さまざまなことに挑戦してきました。しかし、それらの経験が自分の得意なことや強みにつながっているという自覚は、正直あまりありませんでした。ただ楽しいから、やりがいを感じるから取り組んでいた、という感覚に近かったと思います。
ところが、LSCWのインターンでSNSマーケティングや学生への集客、イベント運営に携わる中で、これまでの経験が実際の仕事でも生かされていることに気づきました。学生団体で培ったチームでイベントを作り上げる力や、アルバイトで身につけた相手に合わせた営業・コミュニケーション力。それらは決して別々の経験ではなく、今の自分を形作っている強みだったのです。実際に仕事の中でそれらを生かせたことで、自分は人と関わりながら周囲を巻き込み、何かを形にしていくことが好きであり、得意なのだと実感できました。
また、Direct Sourcingの社員の方々と一緒に働く中で、仕事に対する価値観も大きく変わりました。特に印象に残っているのが、社員の方の「このイベントに命を懸けている」という言葉です。最初はその熱量に驚きましたが、実際に社員の方々が一丸となってイベントを作り上げる姿を見て、その言葉の意味を少しずつ理解できるようになりました。一つの目標に対して妥協せず、チーム全員が本気で向き合う姿は、私にとって「真剣に仕事をする大人ってかっこいい」と感じるきっかけになりました。
これまでは、仕事とは与えられた役割をこなすものというイメージもありました。しかし、社員の方々と関わる中で、自分の仕事に責任と誇りを持ち、自分自身も会社の一員としてどう貢献できるかを考えることの大切さを学びました。
今回のインターンは、自分の強みを発見できただけでなく、将来自分がどのような環境で、どのような姿勢で働きたいのかを考える機会にもなりました。自分の得意なことを生かしながら、周囲と同じ目標に向かって本気で挑戦できる。そんな環境で働きたいという思いが、以前よりも明確になったと感じています。
「自分次第でキャリアは変わる」インターン経験が社会人の土台をつくる
インターンシップを通じて身につけたスキルは、社会人になってからも確実に活きてくると、私は強く感じています。マーケティングやイベント企画といった業務を経験する中で鍛えられた企画力・課題発見力・実行力は、どんな業界や職種に進んでも通用する、本質的な力だと思っています。
特に大切だと感じるのは、「与えられた仕事をこなすだけでなく、自分で考えて行動する姿勢」です。学生のうちは、課題を与えられてそれをこなすことに慣れてしまいがちです。でも社会に出ると、誰も答えを用意してくれるわけではありません。自分で問いを立て、解決策を考え、周囲を巻き込みながら動いていく力が問われます。インターンシップの現場では、まさにそのトレーニングができます。
また、企業の社員の方々や、同じ志を持つ学生たちと関わる経験も、非常に大きな財産だと思っています。さまざまな立場の人たちと日々コミュニケーションを取る中で、相手の意図を汲み取る力や、自分の考えをわかりやすく伝える力、そして周囲を巻き込むリーダーシップのようなものが自然と磨かれていきます。こういったコミュニケーション能力は、どれだけテキストや授業で学ぼうとしても、実際の現場でしか身につかないものです。
さらに、「会社にどんな価値を提供できるか」を常に考える姿勢も、インターンシップを通じて初めて意識できるようになりました。学生として参加しているからといって、ただ見学しているだけでは意味がありません。自分がここにいることで、何か組織に貢献できているか——そう問い続けることで、主体的に動く習慣が身についていきます。この姿勢は、社会人になってからのスタートダッシュにも大きく影響すると思っています。
最後に、参加を迷っている学生のみなさんへ伝えたいのは、「みんなの就活は、自分の一歩次第で変わる」ということです。「自分には早いかもしれない」「うまくできるか不安」と感じることもあるかもしれません。でも、その一歩を踏み出さない限り、何も変わりません。インターンシップという場は、失敗が許される環境の中で、社会人としての自分をつくる貴重な機会です。
来て、行動して、自分だけのキャリアを築いてください。正解のキャリアなんてどこにもありません。でも、動いた人にしか見えない景色があります。その景色を、ぜひ自分の目で確かめてほしいと思います。あなたの一歩が、就活を、そしてその先の人生を大きく変えていくはずです。

