新規開発と維持管理、二つの軸で建築設備の専門性を発揮する日々
現在、建築推進部の設備チームに所属しています。私たちの部署のミッションは、「グループの開発物件や保有不動産の価値を最大化すること」「先進的なサステナブル施設の実現に向けた建築・設備戦略の策定と実行」です。このミッションを達成するために、日々さまざまな案件に取り組んでいます。
私の仕事は大きく二つあります。一つは設備面における新規開発案件への参入です。新築やリニューアルの要件に対して、ゼネコンや設計事務所が作成した図面のチェック、要件整理、社内調整などを担当し、重要なプロジェクトに関わる機会となっています。もう一つは既存物件、具体的にはパルコの維持管理業務の支援です。各館の設備投資工事の発注にあたり、施工内容や仕様の確認、見積査定などを行っています。
仕事をする上で大切にしていることは、当たり前のことですが、こまめに連携することです。各自で考えていることや方向性が異なると、話が前に進まず、円滑にプロジェクトが進行できなくなってしまいます。特に多様なステークホルダーと推進していく開発案件では、この連携が非常に重要だと考えています。社内では他部署とも連携し、部署内外問わず相談しやすい環境が整っていることも恵まれているなと感じます。
また根拠を持って仕事をすることも心掛けています。諸先輩に比べて知識が追い付いていないところもあるため、一つ一つ丁寧に根拠を掴みながら進めるようにしています。既存物件の維持管理業務では実際に各館に赴いて各館の特色を把握したり、新しい技術については展示会や他社が運営している施設などに見学に行き、、建築物・人にとってより良い設備環境とは何か勉強しています。最近は当社の資格取得支援の制度を利用して電験三種の勉強も始めました。自分自身のレベルアップにもつながりますし、結果として正確で質の高い建築物が出来上がると考えています。
商業施設で培った専門性と、さらなる成長を求めた転職という決断
前職では商業施設の施設管理に携わっていました。年間の設備投資計画の策定から、改装工事のプロジェクトマネジメント、共用部の内装更新におけるデザインディレクションまで、ハード面に関わる幅広い業務を担当していました。竣工から10年経っていない比較的新しい商業施設で3年間経験を積んだ後、竣工から数十年経っている大規模商業施設で2年間働きました。新しい施設と歴史ある施設、それぞれで求められる視点や対応が異なり、商業施設管理の奥深さを実感する日々でした。
その間、建築系の仕事に就くと決めた時から目標にしていた一級建築士の資格取得にも挑戦し、周囲の協力も得ながら無事に合格することができました。資格を保有することで施工者とも対等に話せるようになりますし、法規的な知識を身に着けまず自分で仮説を立てて業務を推進できることが、資格取得に挑戦して良かったと最も感じる部分です。
そうした中で、商業施設で培った知識や経験をベースにしながら、さらに自分の専門性を広げていきたい、学生時代から興味があったホテルやオフィスなど他のアセットにも挑戦したいという思いが強くなり、転職を決意しました。転職先として当社を選んだ決め手は、J.フロントリテイリングのグループ会社として事業のベースに商業施設がある一方で他のアセットにも事業を広げているという点でした。自分の経験を生かしやすい環境でありながら、学べることも多いと感じたこと、また社員数が少なく、コミュニケーションが密にとりやすそうな雰囲気も魅力に感じ、当社への入社を決めました。
日々学びながら、前職の運営経験を武器に成長を続ける
入社して驚いたのは、社員の専門性の高さです。周りも転職者が多く建築施工や設備設計やビルマネジメントに関するプロフェッショナルがいて、質問を投げかけると自分が想定する以上の答えが返ってくることがあります。自分の知識不足を痛感しますし、まだまだ学ぶべきことが山ほどあると実感させられます。前職の経験から商業施設に関する知識はあるものの、設備チームの一員として様々な用途の複合ビルを計画するには設備だけに限らず建築全般に関する知識をつける必要があると痛感する毎日です。
ただ、前職で施設運営側にいた経験が活きる部分も多く、お客様目線は忘れないことを心がけています。建物に入居するテナントが最大限パフォーマンスを発揮するにどんな設備が適しているのか、来館するお客様が快適に過ごせる環境は何かなど、常に利用者がいることを意識することは新しい建物を計画するうえでも欠かせない視点だと思います。
現在担当しているホテルや商業などが含まれた複合ビルの案件では、これまで商業施設しか経験がなかったため、考え方を含めて学ぶ点も多く、大きなやりがいに繋がっています。商業施設であれば売り上げを最大化させるための設計が重視されますが、ホテルは24時間安定して設備を維持しお客様に安心して過ごす環境を提供できるかも大切です。新規開発業務の中には未経験なこともありますが、その分学びと成長を実感できる環境で働けていることに、大きな充実感を覚えています。
設備の専門性を武器に、建築計画へ挑戦する未来
まずは今携わっている開発案件を竣工まで見届けることが第一の目標です。現在は建築推進部の設備チームに所属していますが、中長期的には、基本計画のベースを策定する建築企画部で、より上流の工程に関わりたいと考えています。10年後には「設備も詳しい建築計画ができる人財」になることを目標とし、今は、設備全般の知識やライフサイクルコストの考え方を身につけることに注力しています。また、事業性の高い計画を検討できるスキルも磨いていきたいです。
基本計画の段階では、行政との調整も必要になりますし、事業性を考える際には自社の利益だけでなく各ステークホルダーを踏まえた検討が求められます。お客様目線、街としての在り方、収益性の確保など、幅広い視点を持った方と一緒に働きたいと思っています。また、前述のような多様な関係者との調整を苦にせずコミュニケーションがとれることも大切だと思います。
これから入社される方にぜひ安心していただきたいのは、社内には親切な方が多く、わからないことも聞きやすい環境が整っていることです。自分一人が取り残されることなく、チームで仕事ができる環境がありますし、建築や設備など各領域のプロフェッショナルが多数在籍しているため、幅広い知見に触れながら仕事ができます。知らないことや新しい領域に関しても自分から学びにいける姿勢があれば、きっと成長できる環境だと思いますので、一緒に働ける日を楽しみにしています!

