名古屋最大規模の複合開発を推進する、プロジェクトマネジメントの最前線
現在開発2部に所属し、ザ・ランドマーク名古屋栄という大規模プロジェクトに携わっています。このプロジェクトは名古屋栄エリアにおける最大規模の複合施設の再開発案件で、当社は低層の商業施設を区分所有しています。上層階にはTOHOシネマやホテルとしてCONRADも入居予定であり、建物全体としての期待値が非常に高い案件です。また、JFRグループのアセットが集積するエリアでもあるため、既存施設との連携も期待されており、プロジェクトの取り組み意義や重要性を日々感じながら業務にあたっています。
私は事業者の立場でプロジェクトマネジメントを担当しており、共同事業者である三菱地所様含めたコンソーシアム4社と事業を推進していく中で、契約業務、行政協議、近隣対応、予実管理など、多岐にわたる業務を担っています。またJFRグループ一体でのプロジェクトでもあることから、商業運営を担う大丸松坂屋百貨店やパルコとも連携を図り、開業に向けた諸課題の対応も行っています。日々の業務では、法的制限や予算条件、施工条件、運営設定、管理調整、エリア連携など、直面するさまざまな課題に対して、設計者・施工者・専門コンサルタントなど各社にご協力いただきながら、社内でも建築・運営管理・法務・財務・税務など各部門と連携を図り、一つ一つクリアにしていく作業に時間を使っています。
関係者がとても多い仕事ですので、誠実かつ丁寧な仕事を最も心がけています。さまざまな協議を進めていく上では、各社(各担当者)の考えや意見が異なることから衝突することもありますが、まずは相手方の考えや意見を受け止めることを重視し、協議の目的を見失わないように意識しています。
各社の考え・意見は、権利や立場、経験などによって必ずしも一致するわけではないため、全員が100%満足する結論を出すのは正直難しいですが、異なる考え・意見を受け止めたうえで、全員が納得し認識を合わせることに重きを置いて業務に取り組んでいます。また協議に限らず、常に会社を代表している意識を持ち、自分の役割を全うしながら業務領域を広げられるよう日々邁進しています。
建築の現場で見出した、人を巻き込む仕事への想い
新卒で不動産リノベーション会社に入社し、建築部署で約3年間を過ごしました。その間、10棟を超えるリノベーションプロジェクトに携わり、建築の基礎から実務までを学ぶことができました。
とりわけ印象深かったのは、首都高速道路沿いの案件です。規模としてはそこまで大きくはなかったですが、外壁修繕工事を行うために首都高速道路の出口を一部閉鎖しなければならず、想像以上に複雑な調整を要する案件でした。外壁修繕業者や首都高速道路株式会社に加えて、道路閉鎖を専門に扱う業者、さらには警察まで、複数の関係者と綿密な調整を重ねる必要がありました。一つの事象に対して、多くの関係者と調整する難しさを肌で感じたと同時に、自分の経験範囲を超えて取り組む仕事へのやりがいも感じました。また、自分の役割をどう認識するか、さらに、その役割をどれだけ掘り下げて取り組めるかで、結果が大きく変わることも学ぶことができたと感じています。
この経験も通して、建築にも携わりながら、大きな目標に向かって旗を振り、人を巻き込みながら行う仕事をしたい。そんな想いが日に日に強くなり、自分自身の適性を見直した時、転職を考えるようになりました。
そして出会ったのが、当社です。数ある会社の中でも非常に大規模かつダイナミックな再開発を手がけていることが印象的でしたし、設立から間もなく100名弱の組織だからこそ、自分自身にも裁量を与えてもらえるのではないかと感じ、当社への転職を決めました。
失敗から学んだ「相手の視点」と、プロジェクト全体を見渡す力の獲得
現在担当しているザ・ランドマーク名古屋栄のプロジェクトにおいて、協議が難航し、苦労した経験があります。契約業務において、法務部からの指摘事項をそのまま先方に伝えてしまったことで、契約先からの質疑や反論に対して回答できない場面が生じ、スムーズな協議ができませんでした。この経験から、相手の立場から見るとどう感じるか、どんなところが気になるかという視点を持つこと、そして相手が知りたい内容を追求することの重要性を痛感しました。それ以降は、協議シナリオをイメージしながら法務部へ確認・質問するようになり、契約業務だけでなく、建築・運営・管理・税務など、領域・分野を問わず一つ一つの業務に真摯に向き合い、さまざまな想定をするように変わりました。
その経験も経て、同プロジェクトにおいて、 大規模小売店舗立地法に基づく行政や共同事業者との調整業務を滞りなく完了させることができたのは、私にとって実績の一つであり、大きなやりがいを感じました。相手の状況を理解し、相手の立場・視点で業務に取り組むことを心がけ、共に問題解決に向かう姿勢が、結果的にスムーズな調整につながったと感じています。
このプロジェクトを通じて、さまざまな領域・分野の方を巻き込みながら、時には自分自身も深く入り込んでいくスタイルで事業推進する経験をさせていただき、全体を俯瞰した立場での事業推進力・マネジメント力が増したと実感しています。
また100%全員が満足することは難しいという前提の中で、全員が納得できるポイントを見つけていくマインドやスタンスも身についたと思います。さまざまなステークホルダーとの調整を通じて、落としどころを探る力が養われ、より成熟した姿勢で業務に臨めるようになりました。
企画段階から挑戦し、マネージャーとして成長していく未来へ
ザ・ランドマーク名古屋栄は2026年3月に竣工を迎える予定ということもあり、今後は、実行フェーズで得た知見を活かして、再開発の企画フェーズから関わりたいと考えています。企画から実行に移る際のジャッジは決して簡単なものではありませんが、自分自身ができる最大限の価値提供をしながら、どんなフェーズにおいても人を巻き込んだ取り組みをしていきたいと考えています。
ザ・ランドマーク名古屋栄での経験を踏まえると、私は幅広い分野に携われる立場の方が性に合っていると実感しているため、今後も開発領域にてキャリアを築いていき、5年後には、マネージャーとして部門の先頭に立ち、企画から実務まで携われるようになりたいというのが目標です。
採用候補者の皆さんにお伝えしたいのは、当社では社会に与えるインパクトが大きい再開発案件に携われること、またチャレンジングな業務に取り組みながらも、フレックスを活用し自分の裁量で仕事を調整できる環境があることです。直近ではパパ育休を柔軟に取らせていただき、育休期間が終わった後も家族事情等に合わせて仕事の時間や場所が調整できています。休暇取得に対して嫌な顔をする方が誰もおらず、快くサポートいただけたことが印象的で、周りの方に支えてもらっていることを実感しました。復帰後はその恩を返せるよう頑張ろうと思いましたし、次に休暇を取られる方に対して、同じように快く送り出せるようにしたいと感じました。
一緒に働きたいのは、趣味や勉強など自分の「気になること」や「好きなこと」を大切にして深めていける方です。そうした姿勢は、仕事の場面でも自然と力になると考えています。もちろん立ち止まってしまう場面もあるかと思いますが、いざというときには周りを頼り、一緒に考えられる姿勢も大切だと思います。この二つの姿勢を掛け合わせることで、関係者が多い再開発事業においても、よりよいチームワークが創出されるのではないかと感じています。社会に大きなインパクトを与える仕事を、一緒に実現していきましょう!

