「女性も活躍できる仕事ですか?」自分で確かめて決めた応募
──イオンネクストデリバリーに入社する前は、どのようなお仕事を経験してきましたか。
娘が保育園に入った頃から、家の近くの働きやすい環境を選び、企業の清掃の仕事を10年ほど続けました。娘が大きくなってからは、私自身も大好きな「かき氷」のお店で働き始めました。もともと人とコミュニケーションを取ることが好きなので、振り返ると飲食の仕事は特に楽しかったなと思います。
その後、コロナ禍でお店がお休みになり私生活にも変化があったため、安定した収入を得るために派遣会社へ登録したところ、鉄を溶かして型に流す鋳物の工場とのご縁があり、結果的に正社員として2年ほど働きました。工場では自分で製品を削る作業や、フォークリフトの免許を取り、製品の運搬などをしていました。鉄を扱うので、夏は暑くて大変でしたね。
──イオンネクストデリバリーを知ったきっかけは何だったのでしょうか。
イオンネクストデリバリーの人事部で仕事をしているママ友からの紹介です。普段から仕事やプライベートの相談をする仲でした。私が工場の仕事を辞めようか悩んでいた時に、「私が働いている会社で、配送ドライバーの募集を見かけたよ。あなただったら楽しく働けるんじゃない?」と声をかけてくれました。その友人とは普段から一緒に車で出かけることも多く、いつも私の運転を褒めてくれていたので、この仕事に向いていると思ってくれたのかもしれません。
──応募の決め手になったのはどんなことでしたか?
ちょうど近所でGreen Beansの荷下ろしをする女性ドライバーを見かけたので、「女性も活躍できる仕事ですか」と声をかけて質問したところ、とても小柄な方なのに「入社後半年で、楽しく活躍できるようになっていますよ。大丈夫ですよ」と答えてくださったことが、決め手になりました。気持ちは固まりましたがもっと実際の仕事を知りたくて、応募するまでにGreen Beansの注文も何度かしてみました。
──実際に注文してみたり、ドライバーにお声がけしたりというのは、Tさんらしいエピソードですね!コミュニケーション力の高さが伝わってきます。
確かに、どんな仕事でも、一緒に働く方とのコミュニケーションは大切にしてきましたね。ちょっとした声がけをしたり、雑談をする時間は普段から大切にしています。
──その上で、配送の仕事を始める前は、どのような期待や不安がありましたか?
配送の仕事は未経験だったので、自分にできるかなという不安はありました。一方で、大きな車に乗ってみたいという興味もあり、不安と興味が半々くらいでしたね。せっかくのご縁ですし、流れに乗ってみようかな、という気持ちで。娘にも相談したところ、「やってみなよ」と背中を押してくれました。
「1年続けられたなら、自分にもできる」仕事を通じて得た自信
──実際に入社してみて、事前のイメージとの違いはありましたか。
運転については研修がとても手厚かったので、安心できました。教えていただいたとおりに一つひとつ取り組むと問題なく仕事ができたので、今でもその基本を大切にしています。
そして正直にお話しすると、重いものを運ぶこともありますし、限られた時間の中で配達をこなす必要があるときもあります。求人ページの写真のように笑顔で楽しめる時間もありますが、ずっと笑顔でいるだけでこなせる仕事ではないな、と思いました。
──入社後の研修で、特に印象に残っていることを教えてください。
入社後の研修は、まず接遇から始まりました。特に印象に残っているのは、非対面でお届けするときにも、商品を置く場所にきちんとシートを敷くことです。そこまで準備しているとは知らなかったので、お客さまへの気遣いがとても丁寧だと感じました。
──独り立ちしたばかりの頃、最も難しいと感じたことは何でしたか。
車を停める位置を判断することです。最初は路上に停めること自体に慣れておらず、「本当にここに停めていいのかな」と迷って、一度到着したのにもう一周することもありました。社内の共有メモに「マンションの南側」などと書かれていても、どこが南側なのか、周りのお宅の迷惑にならないかと悩んでいましたね。
それでも、営業所には親切な方が多く、大きなマンションに行く日は、「ここはどこに停めるんですか?」「どこから入るのですか」と出発前に聞くと、必ず教えていただけました。今では初めて行く場所でも、周囲の状況を見ながら、どこに停めればよいか判断できるようになってきました。
──入社当初と比べて、成長したと感じるのはどんなことですか?
入社して1年が経ったとき、「こんなに続けてこれた」と驚きました。大変だと口では言いながらも、1年続いているなら自分にもできるんだ、と思えました。
他にも、同僚と話しているときに、「あのマンション」「あの交差点」と言われて、すぐに場所や周囲の景色が浮かぶようになったときも、成長したと感じました。
「うちのママ、東京でトラックに乗ってるんだよ!」
──コミュニケーションをとることがお好きなTさんは、配送先でお客さまともお話をされていますか?
はい。いつも同じお水を注文されるお客さまに、「このお水、おいしいんですか」とお聞きしたこともあります。「いつも頼んでくださっていますよね」とお声がけしたところ、商品のことをいろいろ教えてくださって、話し込んでしまいました。こうして会話をしたお客さまのことは、やはりよく覚えていますね。
──配送の仕事には、どのような大変さがありますか。
この仕事は、体力がないときついと思います。荷物を運ぶ体力だけでなく、運転中はもちろん、お客さまや近隣の方にも常に気を配る必要があります。事故につながらないよう仕事中はずっと気を張っているので、体力と気力の両方を使い、帰宅するとぐったりすることもあります。
特に大変なのは、雪や台風の日です。雨だけならまだよいのですが、風が強いと帽子が飛ばされることもありますし、道路にも影響が出るので、普段以上に気をつけなければなりません。
──仕事の疲れを残さないために、心がけていることはありますか。
睡眠と食事を大切にし、休日には気分転換をするようにしています。友人とおいしいものを食べに行ったり、今はバイクの免許を取るために教習所にも通っています。
──一人で配送する時間と、職場の方と過ごす時間のバランスをどう感じていますか?
配送中は一人でいる時間がほとんどで、拠点の方とお話しするのは、朝礼前と業務後の10分ずつくらいです。一人で集中して仕事をするのも嫌いではありませんが、それだけでは少しつまらなくなってしまうので、短い時間でも、周りの方と会話する時間を大切にしたいなと思っています。
──現在のお仕事について、娘さんと話すことはありますか?
はい、あります。娘は現在大学生で、東北で一人暮らしをしているのですが、友達に私の話をするときに「うちのママ、東京でトラックに乗ってるんだよ!」と紹介しているのだと話してくれました。「東京でトラックに乗っているの?すごいね!」と驚かれるらしく、そんなふうに話してくれているんだと、うれしくなりましたね。
中には、トラックの運転やドライバーという仕事に「大変そう」などポジティブではないイメージを持つ方もいると思いますが、娘の中ではそうではないんだと分かって、少しほっとしました。
──素敵なエピソードですね。Tさん自身は、イオンネクストデリバリーの働きやすさをどのように感じていますか?
休みが取りやすく、有給も使いやすいところです。休日数が多いことも続けられている理由ですね。体力が求められる場面もありますが、よいところがたくさんあります。
一方で、正直にお話しすると、「この先10年、ずっと続けられますか?」と聞かれたら、自分の年齢を考えると体力的に難しいと思っています。できるだけ続けたい気持ちはありますが、いつかは難しくなる時が来るだろうとも感じています。
今のところ、その後にどのような働き方をしたいかまでは考えていません。まずは今に集中して、毎日の仕事で事故を起こさないことを自分の中の目標にしています。
一人で判断する面白さを。配送のプロを目指す方へ贈るアドバイス
──この仕事は、どのような方に向いていると思いますか?
第一に、体力のある方だと思います。それから、実は度胸も大切です。
というのも、配送中には、車をどこに停めるかをはじめ、一人で判断しなければならない場面があります。イレギュラーなことも必ず起こるので、運転が好きで、体力があって、その場でしっかり対応できる方には、とても向いている職場だと思います。
