「IT」と「英語」を追求するため、アメリカの大学へ
子どものころから、自分の興味があるもののそばには常にITがありました。はじまりは、スター・ウォーズシリーズを夢中で観て「自分でもライトセーバーを振り回したい!」と動画編集の勉強を開始した中学時代。高校のころには、VFXやCGを使って自分で動画を作成するようになっていましたね。その後、自分でもゲームを作ってみたいと思うようになり、プログラミングに興味を持ち始めました。
そしてもうひとつそばにあったものは、英語です。母が英会話の教師をやっていたため、物心ついたころから英語がある環境で育ちました。そんな慣れ親しんだ英語と、中学時代から興味があったITの両方を学ぶために、アメリカの大学へ行くことを決意しました。希望の大学を選んで、願書を書いて、申し込んで、同時に英語の勉強も進めて……。母の知り合いの留学アドバイザーの方にサポートしてもらいながら、海外での学生生活へと歩を進めました。
いざ海外での生活を始めてみると、正直すごく大変でした。自分の想いがうまく伝えられない歯がゆさ。それと、食生活がなかなか合わなくて。でも、それ以上にすばらしい経験ができました。英語力が向上したこと、プログラミングについて深く学べたことはもちろんのこと、自分の性格も多少変えられたと思います。もともと人前で発言することが得意ではなかったのですが、単位をとるために、半ば強制的に発言しなくてはいけない状況で(笑)。アメリカは自己主張することが欠かせない文化。相変わらず人見知りは否めませんが、それでも随分アメリカで鍛えられたと思っています。
とても有意義な海外での生活でしたが、4年生になるころから新型コロナウイルス感染症が流行しはじめて、休学することに。結果的にそのまま日本に帰り、中退という形になりました。
たくさんの先輩が「笑顔で働く姿」を見て、ゆめみへの入社を決意
インターン先で仕事を経験した後、別のWeb制作会社でアルバイトをはじめました。LPを作ったり、コーポレートサイトを作ったりと、多岐にわたる技術を身につけられたことは本当に感謝しています。何より、仕事をすることが楽しくて、休日も働きたいと思うくらいでしたね。
ゆめみを知ったきっかけは、Qiitaというエンジニアのためのコミュニティサービスでした。技術力の高い方々がたくさんいるなと思って、いつかこんなところで働くことができたら良いな、と。ただ、自分は大学を中退しているし、技術力も足りないし、選考を受けるのは難しいかなと勝手に思ってたんですね。
そんなふうに考えながらアルバイト生活を続けていたとき、ゆめみのnoteで高専を中退した方が入社された記事を読んで「もしかしたら自分にもチャンスがあるんじゃないか」と思いました。インターンとアルバイトの業務を通して、少しずつ実力がついてきたことも後押しになって、ゆめみの選考を受けることにしました。
ゆめみの選考中に、インターンにも参加しました。そこではECサイトを作るという課題のもとで実作業を行いました。課題自体もおもしろかったのですが、スタッフの方やメンターの方との雑談を通して、ゆめみという会社のことを深く知ることができたのが良かったですね。本当に皆さん、楽しそうに働いていて。「この会社なら楽しく働ける」「僕もここで働きたい!」という想いが強くなりました。そのため、内定をもらったときは、とても嬉しかったです。
インターンに加えて、入社前に1カ月間ゆめみでアルバイトをしていたので、入社後もフロントエンジニアとしての役割を任され、その案件を継続して担当しました。その案件が終わると、次はLINEアプリを使ったシステムの構築を、そして2022年9月現在は業務向けチケット管理システム作りに携わっています。
次に入ってくる後輩たちのために、より快適で楽しめる環境づくりを
入社して苦労したことがコミュニケーションの部分です。コロナ禍の影響で、僕が入社したころからフルリモートになったんですが、実は、メールやチャットなどで文章を作って相手に送るのが苦手で……。社内のコミュニケーションツールを使う際も、「この言い方は失礼じゃないかな?」「大丈夫かな?」なんて考え出すとなかなか送信できず、戸惑ってしまうことがありました。それでも、自分なりに試行錯誤した結果、絵文字を交えてできるだけ柔らかい印象になるように意識することで克服できたかなと思っています。他の人のメッセージを見て、どんな言い方をすれば印象が良いかも参考にしていますね。
もうひとつ苦労したのは、技術的な部分。データ設計に苦手意識があり、自分の書いたコードを先輩たちにペアプロで修正してもらうことが多々ありました。アルバイトとして携わっていたころと入社後とでは、やはり扱う案件の規模が違います。以前であれば僕の設計でもなんとか成り立っていたのですが、より大きな規模の案件となると、技術の差が後々まで影響してしまうんですよね。そのため、皆さんの力を借りながら、常に細心の注意を払うよう意識していますし、毎回背筋が伸びる思いで取り組んでいます。本当に、優秀なエンジニアの先輩たちのおかげで今日までやってこられた感じです。「こういうやり方があったのか!」という発見の日々ですね。周囲の仲間からたくさんのことを学べる環境は、本当にありがたいです。
ほかにも、システム開発のために、実際にチームメンバーと現場に出て、自分がお客さんの立場で改善点を探ることも、すごく楽しかったです。あらためて、ゆめみに入って良かったなと思います。苦労したことを思い返したつもりですが、結局頭に浮かぶのは、楽しい出来事ばかりかもしれません(笑)。
充実した日々の中で、最近新たな挑戦もはじめました。今の案件に入ったタイミングで、新しいチームに移り、今年の新卒メンバーと一緒に働くことになりました。リモート業務がメインでなかなか顔を合わせられない中で、業務のことを気軽に相談できたり、雑談できるような環境づくりをしたいなと思いGatherというサービスを使ってバーチャルオフィスを作ってみました。チームメンバーと楽しく働けるような仕組みづくりに注力しています。
仲間と切磋琢磨しながら、大きな夢に向かって突き進む
僕がゆめみに入社してから、半年が過ぎました。ようやく、ある程度は先輩のサポートがなくても動けるようになってきたところです。今後はもっとステップアップして、リードエンジニアの補佐ができるような立場になりたいです。
憧れのエンジニアがふたりいて、「Zenn(ゼン)」というエンジニア向けの技術情報発信サービスを開発したcatnoseさん、そして「Peing ―質問箱― 」というサービスの開発者である、せせりさんです。このふたりは、デザインとフロントエンド、バックエンドを一気通貫で行えるエンジニアなんですよ。僕はまだフロントエンドだけなのですが、少しずつ自己学習を続けて、デザインやバックエンドの知識も身につけたいというのが今の大きな夢です。その夢を叶えられる環境が、ゆめみにはあるんです。
ゆめみにはアウトプットする文化があり、自分が学んだことを積極的に発信する人が多い。だから、自分からガンガン動ける人ほど、毎日を楽しく過ごせるはずです。自分から手を挙げれば、やりたいことに挑戦できます。僕も、本来はそこまで積極的に動くタイプではないのですが、やっぱり成長できる機会は逃したくない。だからこそ、意識的に情報発信をするようにしています。
僕自身がゆめみを知ったきっかけとなったQiitaで、技術記事を書いて公開するようになったこともひとつ。これからエンジニアを目指して就職活動をする人のひとりでもふたりでも、僕の記事を目に止めてくれて、ゆめみに興味を持ってくれたら嬉しいですね。