プログラミングに目覚めた大学時代。ゆめみへ入社を決めた、ある出来事

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▲大学時代、ライブで演奏する柴田

ITやパソコンに強く興味を持ち始めたのは、大学に入ってからです。それまで私は、IT分野にはほとんど無縁でした。あるといっても、HTMLが使えるブログサービスを触っていたくらいです。大学選びの際に情報系の学部・学科を選んだのも「なんとなく」で(笑)。ITにあまり接点を持たずに生きてきたんです。

大学に入ってAndroidアプリの開発を始めてみると、すごくおもしろくて。自分が書いたコードが、すぐ目の前で動くことにワクワクしたのを覚えています。そこからプログラミングの学びを深めていくようになり、アプリ開発のアルバイトをしたりしました。

大学4年のときに入った研究室では、音楽情報処理を研究しました。ポピュラー音楽の「Aメロ」「Bメロ」などを音声から自動認識する……。といったような研究内容です。もともと私は、小学生から大学生までずっと吹奏楽やジャズをやってきたくらい、音楽が大好き。音楽情報処理というテーマは、昔から好きだった音楽と、新しく好きになったプログラミングとを組み合わせたようで、とても興味深いものでしたね。

より楽しいと思えたのは、機械学習よりもAndroid開発です。Android開発って、自分の書いたものがすぐにかたちとして見える楽しさがあるんです。一方で機械学習系は、作業の結果がすぐにはかたちにはならない。それが理由で、Android開発をもっと学びたいと思うようになって。結果、就職の際にはAndroid開発ができそうな企業という軸で会社を探しました。

数ある企業の中でゆめみへの就職を決めたのは、採用課題に対するフィードバックがすごく丁寧だったから。他の会社はただ合否の連絡や、事務的に次の面接について案内してくれるだけでしたが、ゆめみは、課題のどこが良くてどこが悪かったのかを詳しく書いて返してくれたんです。この会社は良いなと思いましたね。きっとそこにいるのはすごくいい人たちで、「丁寧に教えてくれるんだろうな」と感じました。

「社内はみんないい人で、頼りやすい」ゆめみには安心して学べる環境がある

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2021年にゆめみに入社して、入社前研修として簡単なアプリケーションの作成をテーマに勉強し、数カ月後、最初の案件としてAndroid開発の仕事にアサインされました。

2022年現在、日本国内の多くの人が使っているアプリの開発を担当しています。実際、私もこの案件を担当する前から、そのアプリを使っていました。そんな大きなアプリの開発に携わることができることがとても嬉しいですし、大きなやりがいを感じています。

とはいえ、大変なことも当然たくさんあります。クライアントはUIなどに強いこだわりを持っていますので、私たちはそのオーダーに確実に応えていかなくてはなりません。そのため苦労が多いのです。ただ、自分で解決するのが難しい課題にぶつかった場合には、社内の人たちに頼ることができます。テックリードの職種の方々がいるので、相談してレビューをもらうことができるんですよ。何か困ったときに、社内で気軽に質問できるというゆめみの環境は、とても素敵なものだと思っています。

仕事をする上で大切にしているのは、楽しむこと。わからないことを解決していく作業は大変ですが、自分が興味を持ったものに対する理解が深まるのはおもしろいことであり、楽しみながらモチベーションを維持しています。また、勉強を続けていく姿勢も大切にしています。この業界では学びを怠るとすぐに周囲から置いていかれてしまいますので、今後も歩みを止めずに学び続けていこうと思っています。

開発のほか、勉強会運営も主導。これまでにない自分に出会える嬉しさ

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開発業務のかたわら、「勉強会」の運営にも携わっています。

ゆめみは、社内向けにも社外向けにも勉強会をよく開いていて、運営委員会が存在している勉強会もあります。

入社して間もないころ、この運営委員会のひとつに参加するようになりました。勉強会用にアンケートを用意したり、参加者募集のページを用意したりしています。

2022年からは、私が主導して勉強会を企画・実施しています。Android界で名高いエンジニアの方をお招きした、技術についての談義を目的とした勉強会で、新卒・初心者向けにアーキテクチャについての話をしていただいたり、開発事例を読みながらディスカッションをしたりしています。2022年の1月と5月には、外部向けにも展開を行いました。

企画の際は、まず講師と話して「誰向けにやるのか」「どんなことを話すのか」を決めていきます。その後、参加者を募る告知をしたり、勉強会の場を用意したりという流れで当日を迎えます。

勉強会を開催すれば、そこで教わる内容は直接自分自身の学びになります。私が率先して「お話を聞きたい!」という気持ちが、運営の大きなモチベーションになっていますね。

また、運営していること自体が、自分自身の挑戦にもなっています。私はもともと、イベントを自分主導で動かしていくような性格ではありません。しかし、仕事として実際にやってみることで、苦手だったことがだんだんとできるようになってきています。外部向けの勉強会は、今でもものすごく緊張しますが(笑)。参加してくれた人に「わかりやすかったよ」と言ってもらえると、すごく嬉しいし、やってよかったなと思います。自分の成長の場という意味でも、勉強会に運営として関わることには意味があると思っています。

キャリアビジョンは無限大。ゆめみの環境を活かし、これからも学び続けたい

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最近では、採用課題として上がってきたコードに、レビューを入れる仕事にも取り組んでいます。

就職活動の際に丁寧なコードレビューを見て感動したというお話をしましたが、今はそれを書く側になっているんです。これは社内募集を見て、自分から挙手して希望した仕事です。レビューに心を掴まれたことが入社のきっかけになったので、今度は自分がレビュー返しをやってみたいと思って応募しました。

しかし実際にやってみると、これが結構難しいんです。コードに対する評価というのは数値化できる類のものではないので、労力を使いますね。たとえば「ここが悪い」というレビューをするにしても、「具体的にどう悪いのか」「どう修正したらよくなるのか」を受け手は知りたいはずなんです。だから、そこを丁寧に詳しく書きたい。自分が当時受け取ったような良いレビューを返せるように、受け手の想いを想像しながら取り組んでいます。

もちろんこれは採用課題なので、必ずしも合格するとは限りません。でも合否に関係なく、ゆめみの選考を受けることで、成長の機会を得られるような、受けてよかったと思えるようなレビューを返せるように、丁寧なフィードバックを心がけています。

こうした形で、入社してまだ1年少しではありますが、さまざまなことをやらせてもらっています。ゆめみは本当に、自分のやりたいことに挑戦させてくれる会社。他にも同期の中には、新しい技術の研究をしている人がいたり、取締役になった人がいたりします。挑戦したいことがあれば、叶えらえる環境があるのです。

私はまだ、長い目で見たキャリアビジョンを明確に持っているわけではありません。だからこそ今は、ゆめみの環境を活かしながら、興味のあることを貪欲に学び続けていきたいと思っています。学びを広げていく中で技術的なスペシャリストになっていき、ゆめみに貢献していけると嬉しいですね。