テックリードという立ち位置を選択し、技術支援やコーディングに注力

2021年の10月にゆめみに入社して、PHPテックリード兼サーバサイドエンジニアとして2022年6月現在まで勤務しています。

ゆめみでは、テックリードを「技術面からプロジェクトを後方支援していく存在」として位置づけています。事業目線を持ってプロジェクトを牽引していくことが求められるリードエンジニアとは異なり、案件のドライビングそのものはプロジェクトマネージャーなどに任せることができるので、技術目線でのエンジニアリングに集中できるのが特徴です。中でも私はPHPに関連した技術選定および設計に関する相談を中心に行っています。またサーバサイドエンジニアとして、直接的にコーディングでの参画も行っています。

担当しているプロジェクトは大きくふたつあります。ひとつは、コーポレートエンジニアリング、つまり社内向けサービスのエンジニアリングです。現在、社内のコミュニケーションツールとして活用しているSlackには、Feeditという自社開発のアプリケーションが導入されています。現在、度重なる改修や新機能の追加に既存のアーキテクチャが耐えられなくなってきたため、保守性を高めるためのリプレイスを行っているところです。

このプロジェクトには、2021年度に新卒入社したエンジニアを中心に4人程度のチームで取り組んでおり、私はその中で技術的なアドバイスや、難易度が高い部分のコーディングなど、サポート的な立ち位置で関与しています。DDD・クリーンアーキテクチャ・モジュラモノリスといったホットな技術トレンドを押さえ、長く使い続けられるコードを作り上げることを目指しています。今は、少しずつこのプロジェクトから手を離そうとしている段階。メンバーの成長を促せるようなサポートを心がけています。

ちなみに、Feeditとは、いわゆるピアボーナスで、社員同士で「ありがとう」という感謝の気持ちをかたちにして贈り合うことができる仕組みのこと。ゆめみには、「仕事をゲームのように楽しめるようにしよう」という方針があり、Feeditはその一環となっています。

もうひとつのプロジェクトは、始まったばかりの新規案件。現在は要件定義の段階ですが、今後は技術面からの提案なども行いながら、プレイヤーとしてコードを書いていく予定です。ただ、この開発に使われているのは、私がまだ業務で使ったことがないGo言語。オープンソースのツールやライブラリの開発などで少し触ったことはありましたが、実務経験が足りないと感じていて、新しい言語に取り組みたいという思いもあり、このプロジェクトにジョインしました。そうやって自ら手を挙げて、やりたいプロジェクトや伸ばしたいスキルに挑戦できるのも、ゆめみのいいところですね。

早熟の少年プログラマーからエンジニアへ。キャリア像を模索した前職時代

私がIT技術に興味を持ち、プログラマーになる意志を固めたのは小学5年生のとき。身近にパソコンがある環境で育ち、3歳になるころにはパソコンを触っていたので、自然とそちらに気持ちが向いていったように思います。

最初に手掛けたプログラミングは、HTMLやJavaScriptを用いたウェブページの作成と、Visual Basicという言語を使ったWindowsアプリケーションの開発でした。といっても、当時はかなり体系的な理解は浅く、調べて持ってきたコードをコピペして動いて満足しているぐらいのレベルでしたが(笑)。現在の仕事に結びついているPHP言語には高校3年生で出会い、簡単な掲示板の作成や、ガラケーでもTwitterを使用できるようにするためのアプリケーション開発などを行いました。初めて作ったウェブサービスといえるのが、そのTwitterクライアントアプリですね。ようやくこの段階で、今思い返してもプログラミングをちゃんと楽しんでいるなぁ、といえるようになってきていたと思います。

また、アプリ開発の過程で技術的に深い部分にもどんどん関心が及ぶようになり、オープンソースのライブラリも書くようになりました。特にHTTPやTCPといった通信プロトコルに深い興味を示し、ローレベルなAPIを使用して通信の並列化・多重化を行うなど、ディープなネタの掘り下げに勤しんでいた時期もありました。

そして気づけばPHPを通してTwitter上の知り合いも増えていきました。なんと、初めてもらった仕事もTwitter経由だったんです。そこで、コミュニティシステムの開発に携わらせてもらい、そのまま就職しました。

ところが、働き始めて2カ月ほどしたときに、その会社がWeb事業を数多く手掛ける大手企業に事業買収され、そこの社員に。以前のシステムを土台とした新たなシステムの開発を手掛ける際に、PHPのLaravelというフレームワークを採用しましたが、この機会で理解が一気に深まりました。フロントエンド・バックエンド、領域を問わず広くフルスタックな開発を行い、事業への深い関心を持ち、チームを意欲的に牽引する力も発揮できていたので、我ながら輝いていた時期だと思います。

その後、別の会社に転職してから再び入り戻ったタイミングで、リードエンジニアに昇格しました。前職の給与をそのまま反映するとなれば、そのポジションが妥当だろうという話になったんです。

しかし、会社が求めるリードエンジニア像に自分が合致していないことに気づきました。リードエンジニアには、人のリソース配分を考えたり営業なども巻き込んだりしながら、広い視野をもって事業を引っ張っていく、プロダクトオーナー・プロジェクトマネージャに近い能力も求められます。それが自分にはとても難しいことでした。また、以前は高く保っていた事業そのものに対する熱量が以前よりも下がってしまっていることに気づいてしまい、自信を失ってしまうことにも繋がりました。

技術的には貢献しているにもかかわらず、評価担当からも「リードエンジニアとしての責務を満たせていない」「ミスマッチだったかもしれない」とはっきりいわれて、その会社での存在意義のようなものが感じられなくなってしまったんです。

このことが大きな転機となり、それまで携わってきた、事業への熱量を高く持ち続ける必要がある自社プロダクト開発から、自分の趣向的に無理のない、技術寄りのことだけを純粋に考えていられる受託開発の会社も転職先の視野に入れて考えるようになりました。

将来のビジョンが描ける場所、自分らしく活躍できる場所を求めて、ゆめみへ

転職先の候補として真っ先に挙がったのが、ゆめみでした。法定有給がなくても有給が取得できる「有給取り放題制度」があるなど、受託開発を中心に行っている会社の中では、かなり労働環境が良いらしいとエンジニアのあいだで話題になっていたんです。

実は以前、弊社の片岡代表から直接Twitter上でスカウトをもらっていたのですが、当時は自社サービス開発に対する熱量が高かったため、お断りしていました。今になって「もしかしたら」と考え直し、ポジティブな目線を持って、こちらから再度声を掛けさせてもらいました。

ヒアリングを進めるにつれて、「内製支援」というキーワードが何度も取り上げられていることに気づきました。一般的にWeb業界の開発事業は、自社開発と受託開発の二面から考えられがちですが、ゆめみは中長期スパンで見てお客様の事業を共同で成長させていこうという視点を持ち、それを内製支援と呼んでいることが分かりました。お客様に「ここはこうした方がいい」と提案を積極的に行いながら、より質の高いものを作っていこうというその考え方は、視野が狭い中で思い悩んでいた自分には大変魅力的に映りました。発注元と下請けという単純な関係性ではなく、お客様も含めた開発チームとして一体感を持ち、別け隔てなく相談しながら仕事に取り組める環境があると感じました。

そして、入社の決め手になったのが、リードエンジニアとは明確に立ち位置が異なる、テックリードというポジションがあったことです。技術に集中できることが、自分が描くキャリアビジョンと合致していました。

入社してもっとも印象的だったことのひとつが、委員会制度。ゆめみの社員は委員会に参加する決まりになっています。私は「サーバーサイドLT委員会」というところに入って、1〜2週間に1回のペースで勉強会や発表会に参加しています。正直なところ、最初は面倒に感じていたんですが、委員会活動を通して技術的な学びが得られるだけでなく、自分の視野や人脈が広がっていると感じています。人との繋がりを広く持つことにやや消極的だった自分には、とてもいい刺激になっていると思いました。

これまで、コードを書くプレイヤーとしての価値を伸ばそうとしてきましたが、今後は新人教育や勉強会の企画などにも関わって、技術目線を持つ自分として無理のない範囲で組織にも貢献していきたいと思っています。そのためにも、委員会は自分にとって良い機会になるだろうと感じています。

組織の一員としての自覚の芽生え。自分の資質、志向性に合わせて成長

ゆめみに入社するまでは、技術的なサポートや教育に携わることに苦手意識があったんです。ところが、積極的に仕事の幅を広げていこうとする姿勢を持った人と社内で触れ合ううちに視野が広がり、少しずつですが「いろいろなことができるようになりたい」という想いが湧いてきました。

たとえば、コーポレートエンジニアリングではペアプログラミングを積極的に行っていますが、「綿密なコミュニケーションがメンバーの技術向上につながった」と思えたときは、大きなやりがいを感じることができます。現役でいられる限りは、コードを書き続けていきたいと考える一方で、最近は人を育てることにも携わっていきたいと思うようになってきました。今まではコードを書くことに自分の価値があると感じていましたが、組織全体を眺めながら、社内全体の生産性の向上にも貢献したいという考えが芽生え始めているんです。

そんな私から見て、コードをたくさん書きたいけれど、少しずつ仕事の領域を広げていきたいと願っている人には、この会社はとても向いていると思います。

また、ゆめみには、勉強のための書籍を好きなだけ購入できる制度や、業務時間の10%を本業以外に使ってもよい制度、資格を取ると報奨金が得られる制度があるんです。特定の技術をとことん掘り下げてスキルを磨きたいという人にも適していると思います。

ゆめみには、さまざまなキャリアパスを実現できる環境があります。自分らしく活躍したいと思う人と共に、これからも成長していきたいですね。