メンバー同士で教え合い、補完し合える環境

article image 1

2022年2月現在、私はフロントエンジニアとしてお客様と一緒にECサイトを作る仕事をしています。社内には3つのチームがあって、その内のひとつでスクラムマスターを担当しています。

チームは、私を含めて6名。チームを円滑に回していくことが自分のミッションになっています。メンバーが元気に働いているか、どれだけ楽しさを感じているかを特に意識しながら、全員がポジティブな気持ちで開発にあたれるように支援をしています。

チームは職能などで分かれているわけではなく、技術レベルが概ね均衡を保てるように人が割り振られています。ただ、それだけでなくチーム内でお互いに得手不得手を補完し合っている印象です。前職でプログラマーは私ひとりという環境を経験したこともあるのですが、複数メンバー同士で教え合える環境はプラスに働くな、と実感する日々です。

こうした姿に刺激を受けながら、私もどうすればもっと相互の力が活きるだろうか、チームとして成長が図れるようになるだろうかと考えています。

働く中で感じるゆめみの魅力は、お互いに相手の話を一旦受け入れる、という姿勢を皆が持っているところです。相手の話をしっかり聞いて、自分がどう思っているかを話しているため、「じゃあもっとこうしようよ」といった建設的な意見が出やすいんです。相手を一旦受け入れるという姿勢が大事だ、とみんなが感じているからこそ、そういう環境ができている。そこがすごくいいなと思っています。

そうした風土がわかる事例として、チェックインという文化があります、会議を始める前に議題とは関係ないことをお互いにざっくばらんに話す時間を持つことを全社的に推奨しているんです。それがメンバー同士の心理的なハードルを下げるのに功を奏しているなと感じますね。休日に何をしているとか、どういうものが好きだとか、最近関心のあることとか。音声だけでも問題ないのですが、特にうちのプロジェクトメンバーは「その方が話しやすいよね」と、カメラをオンにして話してくれる人が多いので、表情も見えて親しみやすいです。

人と同じことができないなら、別のことをするしかない

article image 2

私は大学では経済学を専攻していました。でも、授業時間中もずっとスマホゲームで遊んでいるような学生だったんです。当時はパズルRPGが大盛り上がりしていた頃で、インディーズゲームを個人で開発している人もいて、とにかく色んなゲームをあさって遊んでいましたね。そのまま就職活動の時期になったんですが、早々に活動はやめてしまいました。そんなときだれかに「ゲームアプリが一発当たれば家が建つ、一生うまい飯が食える」と聞いたんです。毎日寿司が食べられるっていいな、うまい飯を食い続けられたらいいなと心が動き、買ったばかりのリクルートスーツを売って、開発用のPCを買いました。

プログラマーの世界では、勉強会などの文化が活発なのですが、当時はそんなことも知らず、図書館でひたすらプログラミングの本を読んで勉強していました。

今振り返ってみると、就職活動を途中でやめたのは「人と同じことができない」「同じレベルではできない」という意識があったんじゃないかと思っています。もともと「こうやらなければいけない」「こうしなさい」ということが苦手だったんです。

私のようなタイプの人間は、普通に就職活動するのではなく、何か別のことをするしかないんだろうな、と思っていました。

転職で得たのは、これまで出会えなかった世界

article image 3
▲前職時代に仕事で訪れた鳥取砂丘

大学卒業後も、図書館でプログラミングの本を開きながらゲーム制作をしていたんですが、やっぱりひとりでやっていると、いくら本を読んだり資料を調べたりしても「このバグはどう対処すればいいのか、もう本当に分からない」といった壁にぶち当たってしまうんですね。誰か経験のある人に聞かないとだめだ、と自分の勉強法に限界を感じました。

そこで、未経験からでも入れるプログラマーのアルバイトを探して、ガラケー・スマホ向けのサービス会社で働き始めました。その会社には、私以外にプログラマーが2人いて、プログラミングの基本について一緒に開発しながら教えてもらえました。そのおかげでプログラミングの面白さに気付くこともできました。プログラミングの仕事ってこんなに自由なんだ、肩肘張らずにいろいろとやってみてもいいんだと感じましたね。

基礎的な経験を積んだ後、制作会社に転職をしました。それまでが教わることの多い立場だったので、次に自分ひとりで新しいところに飛び込んでいったらどうなるかと思ったんです。その会社にはプログラマーがいなかったので、ひとりで仕事をやってみることで成長できるかな、と。

結構ハイリスクなチャレンジでしたが、こんな大きな挑戦今しかできないだろうと思っていました。ある種の「退路を断つ」的な生き方が、自分らしいやり方なのかもしれないなと。

実際に転職してみて、1人でやらなければいけないという良い意味でのプレッシャーを感じながら働くことができました。あと、私はWEB制作担当だったのですが、紙の広告も制作している会社だったので、隣にデザイナーさんたちがたくさんいたんですね。そこで、異なる世界の仕事の仕方も学ばせてもらいました。

少人数の会社だったので、写真素材の撮影のためにロケ地へ同行して、カメラマンのアシスタントをやったりしました。プログラマーとしては特殊な経験ですね(笑)。

エンジニアの職場だけでは見えなかった世界だろうなとすごく感じていて、このときの現場経験が、今にも生きていると思っています。サイトを制作する上でも、この裏側でクリエイティブのメンバーがどんな風に働いているのか、イメージができるんです。

関わる人たちみんなが、楽しめる開発現場を支援したい

article image 4

ゆめみに転職をしたきっかけは、エンジニアがたくさんいる会社での働き方に興味を持ったことです。

昔と比べれば随分と外部のエンジニアとのつながりも増えていたのですが、やはり当時いた会社にはプログラマーが自分一人だけだったので、完全に同じ立場で仕事をする仲間がいたらどうなるんだろう、と感じ始めていました。

そんなとき「Qiita」というエンジニアの投稿サイトで、ある人の記事を読んで、面白い人がいるな、この人がいるのはどんな会社なのかな、と調べていくうちにたどり着いたのがゆめみでした。加えて、同時期に転職の相談をしていた知人の勤務先もゆめみだったので、ご縁を感じたんですね。それで、現在に至るという流れです。

今後の展望としては、関わる人たちがいつも面白いな、楽しいな、と思えるような現場を作りたいと思っています。そのために必要な要素として、私が持つ技術を教えることや、チェックインでの会話や会議の進め方などがあるんですが、とにかく関わる人たちが「ハッピー」になれる開発現場をサポートしたいですね。

私にとって、「楽しく働く」というのは何より大事なことで、言いたいことが言えない中で働くのはすごくつらいことだと思っています。ゆめみにはもともと、こうした想いに共感してくれる文化があって、だからこそ今「みんながどうやったら楽しくなるか、元気でいられるか」ということを考え続けられているのですが、そこを強化していくといったイメージですね。

楽しく働きたいという人を、もっと楽しくしてあげたい。それが私の目標です。