判断基準は面白いか面白くないか、ゆめみのピンチが入社のきっかけに

僕は判断基準を「面白いか」「面白くないか」において仕事をしています。

何かを始めるとき、それが面白いかどうかで走り出すか決めるということを1番意識していますね。逆に言うと、面白くないものはスパッと止めないといけないと思っています。

2015年に僕が入社したとき、ゆめみの京都オフィスは赤字だったのですが、そのときも「面白そう」だと思って入社を決めたんです。

転職先として、ゆめみ以外にも4社ほど声を掛けてもらっていました。ただ、1番厳しい環境のゆめみが、僕にとっては1番アドベンチャー感がある選択肢だと感じましたね。

また、当時の京都オフィスは「営業」にアレルギーを持っていたので、びっくりするくらい入社初日の挨拶で歓迎されなかったんです(笑)

ただ、そのアレルギーは僕に対してではなく「営業」に対してだったので、すぐにイケるなという自信に変わりました。メンバーのやりたいことも含めて話をした際に、全員が共通して「危機感」を持っていたので、組織としてもイケるという確信になったんですよね。

そこからしばらくは営業に重きを置いてやっていましたが、思った以上に関西でゆめみの知名度がなかった為、広報や販促も担当するようになりました。自分を広告塔と見立てて活動を続ける中、2017年にはHCD-Net認定人間中心設計スペシャリストの資格を取得しました。

この資格を取った背景として、もちろん関心があったことが前提にありますが、この組織に必要だったという思いの方が大きいです。

ゆめみは受託開発会社の括りで見ると決して安くないので、単純に開発だけの守備範囲では組織としても成長していけないと思いました。

そこで、開発の前工程となるサービスデザインから入っていく中で、開発も含めた価値を提供していくことが勝ちパターンになると思い自身で資格を取りました。

僕は置かれた環境の中で自分のキャリアを変形/形成させるタイプなので、ゆめみの環境は自分に合っていると感じています。

イメージは社内外のプロデュース業、メンバーが感じる「面白い」も大切に

2020年現在も業務内容はいろいろ幅広くやりつつも、基本的にはマーケティングとサービスデザインの2軸でやっています。

ただ、自分の中では社内外ひっくるめたプロデュース業というイメージです。

マーケティングで言うと、関西を中心にした“地方”にフォーカスし、戦略部分から広報、販促、営業までの一貫したプロセスを担っています。

僕は、ゆめみを知っていただいてからファンになっていただく前工程を自身で行い、お仕事をご一緒することになってからはメンバーと共に真剣にサービスをつくっているんです。

こうした一連の過程は、プロデュースという意識のもとで行動しています。

また、もともと自分でこういう仕事がしたいというのが明確にないので、一緒にやっているメンバーが面白いと思っていることや好きなものをプロジェクトにしていくことに生きがいを感じています。「〇〇の仕事がしたい」や「今の案件を〇〇にしたい」という言葉に萌えるんですが、それは自分が5人兄弟の長男なので、長男感が出ているからかもしれません(笑)。

そして、そんなメンバーが僕と一緒に仕事をすることによって新しい技術に触れられたり、やりたいと思っていた案件ができたりすることもプロデュースだと思っています。

クライアントに対しての成果物にはそういうつくり手の想いが表れるので、結果的にクライアントに対しても良い物をお届け出来て、高い満足度につながるんです。

最近では、競合と言われるようなパートナー企業さんたちと共創して、関西をおもしろくする「TechFes GURURI」というイベントも立ち上げました。

これも僕が言い出しっぺになって、想いに共感してくださった各社さんが仲間に入ってくださりました。自分の軸をブラさずに、皆が「面白い」と感じた活動にお金や人などの資源がついてくると思ってチャレンジを続けています。

クライアントの理解が第一。現場に出向き、自分自身の体験を提案に

仕事をする上では、何ができたかというのはあまり興味が無くなぜできたかにフォーカスするので、過程に萌えることが多いです(笑)。

できて喜んでもらえるのは、僕らにとって当たり前だと思っています。その中の過程をいかに密度の濃いものにしていくかというところに対し、僕みたいな役割の人間がクライアントと社内の人間をうまくつないでいくものだと思っています。

また、我々のような開発ベンダーは利用者視点やUXを向上させる提案を先に行ってしまうケースがありますが、まずはクライアント理解が重要です。ビジネス要件や課題を把握したうえで、次に事業の実態を知るために実際にサービスを体験することを大事にしています。

利用者視点のサービス提供はクライアントの強みが生かされたうえで成り立つので、こうした取り組みができているかは重要なポイントだと思っています。

たとえば、生協さんとの取り組みで言いますと、毎週水やお米や野菜などの食料品を届ける宅配サービスがあります。

そこで、僕は宅配のトラックに乗りたいとお願いをして、配達員の方がユーザーに対してどのようなコミュニケーションを取りながら1日中配達をしているのか、それを受け取ったユーザーはどのような反応をしているのかを視察しました。

そして、次の日には店舗の視察に行き、ユーザーは買い物中にどのタイミングでスマホを開くのか、時間帯ごとの客層などを体験します。

その結果、自分の中でクライアントに「こういうことが強みなので〇〇の活かし方ができるのではないか」というところをベースにし、機能提案を行う動きは意識してやっています。

僕は知らずにつくるのが嫌で、何でも自分で知った上でやりたいというところがあるので……。
ネットの評判やクライアントの言葉だけではなく、自分で行ってみて自分の目で見て自分で体感して、それをサービスに込めていくことをやらないと気が済まないんです。

ゆめみで出会う新しい自分、冒険できる環境がここにある

ゆめみに入社をすると、去年想像していなかった自分がいるというのは面白いですね。

僕がまさか人間中心設計スペシャリストの資格を持つとは、前職時代に全く想像していなかったです。その資格もあって講演依頼やワークショップをいただくことにつながり、さまざまな職種や業務をこの年で経験させてもらっています。

僕は明確な将来のビジョンがないタイプですが、目の前のことに全力で向き合った上で必要な選択を積み重ねてきた今の状態は悪くないなと思っています。

ただ最近、近い将来こういう状態をつくれると面白いなと考えることができました。

たとえば新卒入社の方が憧れを抱いて、「ゆめみに入る」と言ってくれる状態と、その親御さんが「おおー!ゆめみとはすごいね」という状態をつくることです。

正直、数年前までは世間から見たゆめみの知名度に全然興味がなかったんですが、大阪オフィスを立ち上げて、僕より年下のメンバーがたくさん入って来たことがきっかけで変わりました。

現在は、さきほどのシチュエーションに話を戻ると、親御さんのリアクションは「え、どこの会社?」になりますし、お子さんが「全員CEO制度があって、給与自己決定できて、有給取り放題なんですよ」と言うと親御さんは不安でしかないですよね(笑)。

なので、これからの世代の方々がゆめみに入るということが一定のステータスになるように、親御さんも「あそこの会社ならいいね」と思えるようにしたいですね。

最後に、そんな僕が伝えたいゆめみの魅力は、「代表の片岡 俊行が1番会社を使って遊んでいる」ことです。

面接などでご質問いただいた際にもよく言っていますが、代表自身が遊びを楽しんでいるので、僕も気兼ねなく、自分が面白いと思うことに今後も挑戦──いやアドベンチャーしていきたいと思います。