戦略に携われないもどかしさから、事業会社への転職を決意

▲コンサルティング会社で働いた7年間、モチベーション維持につながっていたのはお客さまからの信頼

弥生のマーケティング部ビジネス戦略チームで働く谷口は、大学卒業後コンサルティング会社へ入社しました。

谷口 「基本的に人から言われたことをこなすのが嫌いで、自分の意思でやることに対してモチベーションが上がるタイプなんです。そこで、就活時は裁量が大きそうな職種を調べ、自分の意思で物事を決められそうなコンサルタントを志望しました」

2013年に入社したコンサルティング会社では、メーカーのバックオフィス業務改善/ERP導入やエンジニアリング会社の新規事業開発などに携わりました。入社4年目にはプロジェクトの責任者となり、是が非でも仕事を進めるために短い時間でもクライアントに直接話を聞きに行ったり、対策を考えたりしていたのです。

コンサルティング会社で働いた7年間、モチベーション維持につながっていたのはお客さまからの信頼でした。

谷口 「最初の頃は下っ端なので名前も覚えてもらえませんが、徐々に『谷口さんじゃないと無理だ』と指名していただく機会が増えたんです。頼られるようになるとモチベーションが上がり、しんどくても頑張ろうと思えましたね」

それでも転職を考えたのは、もっとプロジェクトの上流の領域で仕事をしたいと感じたからです。

谷口 「お客さまの業務を改善する仕事だったので、それより上のレイヤーである戦略には関われなかったんです。業務ではなく戦略を根本的に変えるべきだと思っても、会社として提案できないもどかしさがありました。事業そのものの意思決定に関わる仕事がしたいと考え、事業会社へ転職しようと決めたんです」

また、コンサルタントからマーケティング担当へキャリアチェンジしようと考えたのは、自身に足りない能力を身につけたいという想いがあったからでした。

谷口 「基本的に自分で決めたことをやりたいという願望があり、そこを突き詰めると将来的には自分で事業やサービスを立ち上げる必要があると思うんです。そのために、市場を俯瞰して見る力が欲しいと考えました。

前職時代はそのような能力を身につける機会がなかったので、市場の動向を見ていろいろな状況を踏まえたうえで、判断していくマーケティングが魅力的だと感じたんです」

開発チームとの信頼関係を構築しながらプロジェクトを進めていく

▲コンサルファーム時代、妻とスキーに

マーケティング職の募集をしていた事業会社のなかから弥生を選んだのは、ユーザー数の多さ、顧客基盤が魅力的であり、自分自身が関わったプロジェクトが多くのお客さまに提供できると思ったからです。

谷口 「前職で新規事業立ち上げの案件に携わったとき、新しいものを作るためにはお客さまの声を取り入れることが重要だと感じたんです。できるだけたくさんのお客さまの声を聞くことで、より良いものを生み出せる。だからこそ、会計ソフトでトップシェアを誇る弥生でお客さまの声を聞きながらマーケティングがしたいと思いました」

現在、マーケティング部ビジネス戦略チームに所属している谷口は、確定申告ソフトのプロダクトマーケティングの責任者をしています。大きな役割は、開発チームとの協働です。お客さまの声を製品に反映させられるよう、要求をマーケティング部のなかで取りまとめ、開発チームに伝えて仕様を決めるのです。

谷口は開発チームと対話をするとき、あらかじめ段取りを決めてから行動することを心がけています。

谷口 「はじめに計画を立てておくことは、とても重要です。対応が後手後手になれば大体うまくいかないので、計画を立てるときは気を使っていますね。突発的に話が出てしまうと開発チームのメンバーに負担をかけてしまうため、スケジュール感や要件はあらかじめきちんと伝えるようにしています」

さらに、スムーズに調整を進めるため、谷口は関係者との信頼関係構築を重視しています。

谷口 「普段から地道に関係者とコミュニケーションをするようにして、調整を進めています。前職時代からお客さまと真摯に向き合い続けていたのでそこまで苦労は感じていませんが、信頼関係を築くことの大切さをいつも忘れずに心がけています。とはいえ、今の新型コロナウイルス禍のようにどうしようもない状況もあります。そういうときは、今、己を貫くことが正しいかどうかを考えながら、柔軟に対応するようにしていますね」

お客さまの声を聞き、正しくサポートするのがマーケティング部の仕事

▲お客さまが予測できないような事態が起こっても、弥生に任せれば安心と思ってもらいたい

谷口が転職前に魅力だと感じていたとおり、弥生の製品は非常に多くの事業者にご利用いただいています。だからこそ、新しいユーザーの獲得だけでなく既存のお客さまの満足度向上も重視しなければなりません。お客さまの声を聞いて開発チームと連携して製品に反映させ、満足度を高めていくのもマーケティング部の仕事です。

谷口が担当している確定申告の製品では毎年2〜3月になると、問い合わせ窓口に確定申告に関する問い合わせの電話が集中します。なかには製品を正しく活用すれば自力で解決できるような問い合わせもあるため、製品をより効果的に使ってもらうためのプロジェクトを進行させているのです。

たとえば、弥生の製品を使って確定申告をするためには、取引(仕訳)を登録する必要があります。正しい科目で登録しなければなりませんが、経理の知識があまりないお客さまの場合、取引がどの科目に該当するのかわからないことがあります。

そういった方をサポートするために、弥生製品には取引を検索する機能が実装されています。お客さまが自力で疑問を解決できるよう、マーケティング部では当初この機能を拡充させようと考えていました。

しかし、実際にユーザーへインタビューしたところ、検索機能があまり使われていない実態がわかりました。

谷口 「そもそも機能を使ってもらえていないのであれば、機能を追加するよりも認知度を上げるための周知を行う必要があります。使ってもらえていないという事実をお客さまから聞いていなければ、機能の追加という的外れな対策を行ってしまう可能性もあるのです。

使いやすくしようと機能を改善しても、実はお客さまのためになっていなかったということもある。だからこそ、実際にお客さまの声を吸い上げて製品に落とし込むことが大切なのです」

さらに、マーケティング部はカスタマーセンターと連携し、ウェブサイトでの情報発信にも力を入れています。2020年4月には、新型コロナウイルス感染症の拡大によって影響を受けた事業主を対象とした持続化給付金をはじめとする支援情報サイトを立ち上げました。

谷口 「契約している製品やプランの種別に関わらず全てのお客さまをサポートするために、わかりやすい情報を広く提供しました。新型コロナウイルス関連の給付金や融資は国や都道府県から次々と発表されていたので、ひとつのサイトに情報をまとめることで活用してもらえたと思います。

お客さまが予測できないような事態が起こっても、弥生に任せれば安心と思ってもらえれば良いですね」

興味の幅が広く、意志を持ってプロジェクトを進められる人と働きたい

▲目指しているのは、今後加速していく小規模事業者のデジタル化を推進し、成功させること

お客さまの声を製品に反映させたり、必要な情報を提供したり、コミュニケーションに注力している弥生。「事業コンシェルジュ」になることをビジョンとして掲げ、手厚いサポートを行っています。

谷口 「ホテルなどのコンシェルジュはひとりで何でも解決できるわけではありませんが、相談すれば課題を解決するパートナーを手配するなど動いてくれますよね。お客さまのビジネスにおいてそのような存在になるのが、弥生の目指す姿です。そのためにいろいろなパートナーと連携しているので、決してソフトウェアを扱うだけの会社ではありません」

また、谷口自身が目指しているのは、今後加速していく小規模事業者のデジタル化を、推進し、成功させることです。

谷口 「新しい価値やサービスの提供は自分が目指していたことなので、きちんと成功させたいと思います。そして将来的には、会計ソフトや業務ソフトの領域を超えた新しいサービスを立ち上げたいです。転職前からいずれ新しいものを作り出したいと考えていたため、これまでにマーケティングで培った能力を活かして実現させたいと思います」

このような意気込みを語る谷口が所属するマーケティング部は、製品アップデートや、適切な情報提供、ステークホルダーへの働きかけ等、さまざまな活動を行っている。

そんな弥生のマーケティング部は、どんな人でも活躍できる可能性があると谷口は考えています。

谷口 「私の所属するマーケティング部ビジネス戦略チームの中だけでも、さまざまな仕事があり、例えば法令や環境に特化したスペシャリストも居れば、部門横断プロジェクトを進めるゼネラリストも居て、幅はとても広いです。

ただし、どのような関わり方をするにしても、意志を持って進めなければ成果につなげることはできません。多様なプロジェクトに関わりながら、自発的に進めていきたいと考える方にきてほしいですね」

お客さまに満足していただくため、コミュニケーションを重視しながらプロジェクトを進めるマーケティング部で奮闘する谷口。今後も自分の目標を追いかけながら、弥生の未来も見据えて動き続けます。