自分の可能性を広げたい。そのために選んだ道
私は現在、テレビショッピング事業部に所属し、MCを務めています。その前は、インターネット事業部に所属し、主に自社ECサイト「ヤマダウェブコム」への商品掲載等の業務を担当。さまざまなメーカーさんから商品情報をいただくため、たくさんの商品知識を得られる仕事でした。
充実した日々を過ごしていましたが、テレビショッピング事業部のビジョンや今後の発展性を聞くうちに、そこで働く皆さんの仕事に取り組む姿勢や仕事の内容に関心を持ち始め、徐々に「私もテレビショッピングの仕事をしてみたい」と考えるようになりました。
実は、私は過去に芸能プロダクションに所属し、役者を目指して活動していた時期がありました。この経験から「自分の働く場所、活躍できる場所の可能性を広げたい」という想いが心のどこかに眠っていたのかもしれません。テレビショッピングを通じて、お客様に商品を紹介するMCとして「スポットライトを浴びて輝ける仕事」をやってみたいという想いが強くなり、異動の希望を申し出ました。
晴れてテレビショッピング事業部の一員に加わることができた今、やりたかった仕事を通じて、さらに毎日楽しく仕事しています。撮影に向けた準備も含め、チームで協力して作り上げていくのですが、チームワークは最高です。だから助け合う仲間にはいつも感謝しています。
感謝すること。私は仕事をするうえでこれを一番大切にしています。幼少のころから両親に「つねに感謝の気持ちを忘れてはいけない」と教えられてきました。だから、仕事でも私生活でも自分に関わってくれる全ての方に「ありがとう」の気持ちを持って接するようにしています。この取材もありがとうございます(笑)。
夢を追いかけていた時に
私は中学生まで内気な性格で、人前に出ることを恥ずかしいと思うようなタイプでしたが、高校生になった頃から積極的に行動しようと気持ちを切り替えることができ、そして実際にその行動ができました。きっかけは家族の影響が大きかったと思います。
母がピアノの講師をしていたこともあり、母は私に音楽を勧めました。発表会で度胸をつけさせるためだったかもしれません。でも何故か小学生の私が「やりたい!」と思ったのはドラムでした。その後、他の楽器にも触れ、中学生では吹奏楽部、高校では軽音部に所属すると同時に生徒会の運営に携わり、これを両立する生活は忙しく大変でしたが、充実した日々を送っていたなあと、今、思い出しています。多分、積極的になれたのは、中学生までの音楽活動のおかげだと思います。高校2年生からは生徒会長を務めました。文化祭や体育祭などの運営に主体的に携わり、とにかく目立つ行動と、何事にも積極的に取り組むことが好きになった時でした。
そして高校生の頃、ハロープロジェクトにハマりにハマって、ファンになった影響もあって、高校卒業を機に役者を目指して芸能プロダクションに入りました。日々ダンスや演技レッスンに励むとても充実した毎日でしたが、ある日、私がとても大好きだった祖母が他界してしまい……。ひどく落ち込んだ私は、全てにやる気を失ってしまい、それをきっかけに芸能活動から離れることになりました。
仕事も趣味も一生懸命
その後、しばらくの静養を経て少しずつ立ち直り、ヤマダホールディングス(入社当時はヤマダ電機)に入社し、新たなスタートをきることができました。テレビショッピングという舞台で、もう一度表現者として活躍できる機会を与えてくれた会社には、とても感謝しています。
表現者としての自分には、課題もまだまだ山積みです。商品の魅力の伝え方、表現の仕方、番組の進行など、毎回MCの先輩方やゲスト出演の芸能人、スタッフの方々のプロの技、動きを参考に勉強しています。特に私は、表現の仕方の殻が破り切れていない部分があると感じています。どんな表現の仕方が視聴者の皆様に伝わるのか?日々悩んでいます。
そして、どんなキャラクターで表現するべきか、これも課題です。普段の自分と同じテンションの高いMCでは、場合によってはテレビショッピングには適さないかもしれないし、逆に、真面目過ぎるとそれはそれでつまらない画になってしまうので、番組に適した表現を探るのに悩みますね。それについてはまだ模索中ですが、もう少し自分研究をして直していければいいかなと思います。
これまで、何度か撮影で芸能人の方とご一緒させていただく機会がありましたが、自分のことを覚えてくださり、お声をかけていただけた時はとても嬉しかったです。多くの方に覚えていただけることはやりがいにつながっています。また、チームの役に立っているという実感が一番のモチベーションにつながっています。
仕事を充実させるためには、オフの時間も大切です。プラベートは野球観戦とハロプロに夢中。プロ野球を好きになったきっかけは、友人に誘われて実際に野球場で試合を観戦して、その魅力と野球のおもしろさを感じたからです。カクテル光線で彩られるグラウンドで躍動する選手、打球の音、選手が次の塁を目指す時の砂を噛む音など、野球の全てを一遍に好きになりました。その時は、野球のルールや選手の名前がわからないことがすごく悔しかったのですが、それから中継などを観てルールや選手のことを覚えるようにして、今では野球観戦にすっかりハマり、月に一度は球場に行って応援しています。今年は行ったことのない球場にも足を運んでみようと計画しています。
ハロプロを好きになったのは高校時代。辛い時期にたまたま聴いたモーニング娘。14の曲に勇気をもらえたことがきっかけです。応援しているうちに彼女たちの内面にも共感するようになリ、ますますファンになっていきました。
ハロプロの曲を聴くと不思議と元気が出て、私にとっては今も心のお薬のような存在です。
『ひまり』の由来も、実は大好きなハロプロのアイドルが舞台演劇で演じていた役名です。テレビショッピングにMCとして出演する時は『ひまり』の名前で出演していますが、演者としてのスイッチを入れて日常業務との気持ちの切り替えができるのは、自分自身にとっては重要なことだと思っています。
テレビショッピングという好きな仕事に没頭できるのも、部署の皆さんの理解があってのことだと、ここでも感謝を伝えたいと思います。
ユーティリティープレイヤーを目指して
今後は、持ち前の明るさと高めのテンションで世界一のMCを目指したいと思っています。これからさらに勉強して、ヤマダテレビショッピングの中で、何でもこなせる存在になっていきたいです。好きな野球でたとえるなら、それは「ユーティリティープレイヤー」です。テレビショッピングに関わる業務は何でもこなせる存在になることでチームの役に立つことができるし、また自身のやりがいにもつながると思っています。
ユーティリティープレイヤーとして、テレビショッピングの企画から営業、撮影のセッティング、MCまで、幅広く自分でできるようになりたいです。
そしてもっと多くのお客様に、ヤマダテレビショッピングを知ってもらいたいです。そうなれるようチームのみんなで力を合わせていきます。