飲食業の楽しさと、「ヒト」を知るおもしろさを知った学生時代のアルバイト

▲新卒入社当時の仲間と

2022年3月現在、コーポレートグループ人事企画 採用広報としてウェルカムの「ヒト」「コト」を社内・社外に発信をしている園田 玲花。彼女にとって採用広報の仕事は初めての試み。彼女が人事領域の仕事を選んだキッカケは、自身の原点にありました。

園田 「学生時代は幼児教育を専攻していて、幼稚園の先生になる未来も考えていました。実際に就職活動をしていく中で、自分の仕事選びの基準は何だろうと整理した時、思い浮かんだのは『楽しい』でした。それは、父の仕事に対する価値観が大きく影響していたからで、父が仕事に出かける際、『楽しい』と毎日言っていたことがとても印象に残っていたんです」

彼女の仕事に対する価値観は『楽しいかどうか』。その価値観を軸に仕事と向き合った時、幼児教育ではなく、飲食業界にチャレンジすることを選びました。学生時代、飲食店のアルバイトに楽しさを感じたからです。

園田 「高校時代から大学卒業まで、4つのアルバイトを掛け持ちしていました。全て飲食店で居酒屋を3つ、ラーメン屋を1つ続けました。もともと食べることも好きだったので、どのアルバイトも苦にならず、良い経験ができたことも仕事選びに大きく影響したと思います」

アルバイトの経験は社会勉強だけではなく、コミュニケーションの場でもあったという園田。幅広い年齢層の仕事仲間と毎日のように関わり、さまざまな価値観に触れることで「ヒト」を知るおもしろさを体感します。

そこでの経験が軸となり、将来の進路として外食を運営する企業への就職を選択した園田。ここから、仕事への価値観形成が加速していきます。

新たなキャリアで経験した、2年目の挫折。再起の過程で取り戻した想い

▲新業態の店長時代の園田

新卒で外食を運営する企業に就職した園田は、入社後2年目で新業態の店長に任命されます。上昇志向が強かった彼女にとって、場所・ヒト・コト全てが新しい挑戦となり、新しいキャリアの第一歩となりました。自分のお店を持てるという期待を胸に仲間と一緒に準備を進め、開店を迎えました。

しかし、楽しい想いとは裏腹に現実を目の当たりにします。お客様にご来店いただけない、外での呼び込みも効果が少なく、「いらっしゃいませ」を伝えられない状況が続いていきます。

園田 「年齢問わず、一緒に働くメンバーと上手にコミュニケーションは取れていて、お店はまとまっていたんですが、予算や人件費など経営で必要な数値管理が店長としての中心業務となっていて、お客様に向き合えなくなっていました。そのうちお客様も数字に見えてきてしまって……」

「ヒト」と関わることが好きで飲食業を選択したにもかかわらず、「ヒト」に向き合うことができなかった時期が一番のストレスになっていたと振り返ります。

園田 「気持ちが空回りすることが多くなり、お店に立つことも嫌になっていました。大好きだったはずの接客業なのに、続けられないという思いから、店長を辞めることを決断しました。その時は目の前が真っ暗になりましたね」

苦渋の決断をした園田は、3年目を迎える前に退職を考えるほど悩んでいました。そんな時、上司からの連絡で救われたと言います。

園田 「1年目にお世話になった上司から突然連絡があって、『もとの業態に戻っておいでよ。本当にやりたい接客を楽しんでごらん』と言っていただけました。恥ずかしかったし、とても悔しかったけど、大好きな接客を諦めたくなかったんです」

周囲からさまざまな視線や言葉が飛んできても受け止める覚悟を持って、園田は再起を誓います。

園田 「戻ってきた私に掛けてもらえた言葉は『おかえり』でした。それからは以前よりも仕事が楽しくなりました。見守ってくれる仲間の存在が大きく、力をくれたお店や仲間に自分のできることを還元して貢献していきたいと思うようになりました」

悔しい経験を経たからこそ、仲間の大切さを再認識し、仲間が活躍するために必要なことは何かを模索した園田は、新たな挑戦を決意します。

全国優勝を通過点として、新たなキャリアを切り拓く

▲S-1 サーバーグランプリ優勝時の一枚

リスタートを切り、キャリアを極めることを決意した園田。きっかけは先輩の存在でした。

園田 「接客のキャリアを極めるってなんだろう?と考えた時に、先輩が飲食業界ではメジャーなサービスマンの大会『S-1サーバーグランプリ』で優勝していたんです。その方からサービスの研修を受けたとき、接客により興味が沸き、同じ大会で優勝を目指したいと思いました。初出場で全国出場まで進みましたが、優勝することが出来ませんでした。一緒に働いていた仲間の応援に答えられなかった気持ちと悔しさもあり翌年リベンジし、2回目でようやく全国優勝できました」

優勝をゴールとするのではなく、その先のキャリアを切り拓きたい。そんな強い志を持つようになった園田は、歩みを止めることはありませんでした。

園田 「2017年に優勝したことをきっかけに、社内での信頼も説得力も高まり、研修担当を任せてもらえるようになりました。担当として1年半が経つと、他企業の研修にも声を掛けてもらえるようになったんです。そのタイミングで周囲からのアドバイスもあり、研修を主軸とした個人事業を立ち上げることにしました。
10社くらいの企業で月2回研修をして、毎日違う企業の方とコミュニケーションを取っていたので、さまざまな企業の価値観を知ることができました。スケジュール管理や数字の管理まで全て一人で行っていた分、寂しかったですけどね」

個人事業では「ヒト」との繋がりを大切に事業展開していった園田ですが、世情を鑑みて事業会社に戻る判断をしました。

園田 「事業は順調ではあったのですが、コロナ禍で研修の形もオンラインに変化していきました。おもてなしを伝える上でオンラインでの成果を上げるのが難しいこともあったので、今後のコトを考えましたね。『ヒト』に関わる仕事をもっと追及する良いタイミングだなとも思い、個人事業を終えて人事領域の仕事に挑戦していきました」

ウェルカムの「ヒト」を知ってもらい、企業の魅力を伝える

2021年5月に個人事業を畳んだ後、園田は医療福祉を行う企業で採用に関する仕事に就きました。

園田 「そもそも人事の仕事はキラキラしているイメージがあったんです。実際はすっごく泥臭くて驚きました。求職者が入社されるまでオペレーションの工数が多く、入社してもらうまでの難しさや苦労もたくさんあって。キラキラ見えていた仕事の裏側は、地道なことで溢れかえっていました」

そんな園田がウェルカムと出会ったのは、自分の好きな業界で人事の仕事をしたいと思い始めたのがきっかけでした。

園田 「飲食業界の事業展開もあって人事のお仕事に携われる企業を探している中で、ウェルカムを見つけました。コーポレートサイトにメンバーの記事が載っているのを読んで、企業の価値観を知ることができたのが大きかったですね。それぞれが好きなこと・やりたいことに対して、真っ直ぐ、素を出せる会社だなと感じました」

会社で働く仲間や価値観に魅力を感じ、ウェルカムへの入社を決意した園田。現在は採用広報の仕事に携わっています。

園田 「簡単に言いますと、『ヒト』を軸として会社のことを理解してくれる人を増やすお仕事です。もっと多くの方々にウェルカムで働いている『ヒト』を知ってもらいたいです。この仕事のミッションは、見えない想いや背景を文字と写真でカタチにしていき、ウェルカムで働きたいなって思ってもらえる方を一人でも増やしていくことです」

「ヒト」の持つ力を通して、会社の魅力を伝えていくことに情熱を注いでいる園田。今後の目標は、一人ひとりが大切にしている価値観に触れることで視野を広げていくことです。

園田 「『ヒト』を点数で判断するのではなく、その中身を丁寧に正確に見ていき、その魅力を最大限引き出して社内・社外に積極的に発信していき、ファンをどんどん増やしていきたいです。
私が発信する情報で誰かの役に立てたり、誰かを笑顔にできたり、そんなことができるようになりたい。そのためにも、表現力・伝達力の勉強を続けていくことは止めません。もちろん、自分自身楽しくお仕事をしていきたいですね」

彼女の中で「ヒト」の存在は大きい。今日も誰かの笑顔の理由になりたいと語る園田。だからこそ、個性豊かな仲間を理解し、寄り添い、魅力を伝えていきます。