ウェルカムで働くヒト
HAY で働く
岡野 友美さん

※撮影時のみマスクを外してもらっています。

──担当職種を教えてください。

岡野 「HAYでプレス兼マーケティングの担当をしています。リース、メディア対応を任されているほか、店舗販促、SNS、日本での撮影やプライスカタログの作成、展示会や日本限定施策の企画など、幅広く携わっています」

──なぜ今の職種を選んだのですか?

岡野 「小学生のころ、経験を通じて『ことば』の重みに気がつきました。ことばは誰かにとって武器にも味方にもなると感じて。自分の思っている感情をよく書き出すようにしていたんです。たったひと言に出会うことで人生は変わる。そこから、漠然と何か発信する仕事がしたいなと思うようになりました」

──あなたにとって、今のチームはどんな場所ですか?

岡野 「自分の人生における、大切なコミュニティのひとつです。今は私と上司ふたりの小さなチームですが、いわゆる“上司と部下”という関係性というよりもフラットでストレスなく仕事に取り組めています。 HAYというブランド全体をチームとして考えると、メンバーがそれぞれ自分の強みを持っていて、その強みを活かしながら作り上げられているイメージです」

──日々、仕事を進めていく上でこだわっていることはありますか?

岡野 「自分主体で進めることに関しては、“自分の中の美学”がぶれないように心がけています。ただブランドビジネスなので、いかにHAYの魅力を伝えるか、それが自分だけの正解になってないかを考えます。ブランドに対して誠実にいたいと思っています」

──ウェルカムに入社したきっかけを教えてください。

岡野 「HAYはもともと大好きなブランドで、CIBONEで展開していたHAYもよく見ていました。身につけるものは昔からモノトーンが好きなんですが、HAYほど色や柄使いがあるのに世界観が魅力的なのが新鮮で。

日本の継続展開が決まり、マーケティングの職種の募集を見つけて、これだ!と思いエントリーを決意しました。CIBONEを継続させている会社って、どんな会社なんだろうとウェルカムに興味を持ったのも大きいですね」

──ここで働いていて良かったと思えたことを教えてください。

岡野 「HAYにいると自分の中の好きがアップデートされていくことです。

3 days of designという新作家具のお披露目の際には、デンマークに出張の機会があり、本当の意味でのHAYのある暮らしに触れることができました。HAYのプレゼンテーションを見るたびに、いい意味でいつも裏切られます。

ただ本国に行って、感動する側から改めて感動を生み出す側になりたいと感じて、そのようなことを体験できる場所で働くことができて良かったなと思います」


 岡野 友美 / HAY 
パーソナルクエスチョン 

──休日の好きな過ごし方を教えてください。

岡野 「早めに起きて家の掃除から始まり、お昼過ぎに喫茶店で読書をしたり、ギャラリーに行ったり。というのが理想で、ほとんどは寝るだけ寝て、早い時間からビールを飲んだりしています(笑)。
そんなことができた日はいい一日だなと感じますね」

──目標にしているヒト、または憧れているヒトがいたら教えてください。

岡野 「誰か、という固有名詞では出てこないのですが、“自分のスタイルを持っていながらそれを他人に押しつけないヒト”はかっこいいなと感じます。自分自身と向き合いつつも、他人も必ずこうだと思い込んでいるわけではない柔軟な人に憧れます」

──あなたの一番「他人と違うところ」はどこですか?

岡野「そもそも、その視点で考えたことがありません。みんな、ぜんぶ違うと思います。考え方も、モノの捉え方、景色の見え方も。そこにあまり優劣はつけないようにしています」

──ターニングポイントはありましたか?

岡野 「三回ターニングポイントがあったと思っています。一つめは前職時代、24歳で友人も全くいない東京へ転勤で上京してきたこと、二つめは前職でなかなかお休みも取れず忙しく働いていたときに思い立って、一週間ニューヨークへ旅立ったこと。改めてサポートしてくれる仲間に感謝できましたし、本当の意味で休むということの意味を知りました。

最後がウェルカムへ転職したこと。働き始めて二社目になる、この一歩を踏み出せたことが私の人生の中でとても大きい出来事です」

──大切にしていることばはありますか?

岡野 「ずっと大切にしているのは『変わらないでいるには、変わり続けなければならない』ということばです。一見矛盾しているように聴こえますが、周りの環境は日々変わり続けていきますし、自分自身も本質的な部分は変わらなくても、アップデートし続けるべきだと思っています。
これからも自分が好きな自分でいるために、柔軟でいたいなと思います」

一つひとつの質問に対してユニークに、そして真っ直ぐに答えてくれた岡野さん。彼女の考え方に触れることのできたインタビューとなりました。