なぜ今アウトバウンドサービスなのか?
今の時代は「速く・便利」を求めて、ネット検索や通販サービスを利用しがちな分、実際に現地に赴き思いもよらない体験をする「非日常」の価値も高まってきている。加えて海外への移動コストの低下や言語翻訳ツールの進化も目覚ましく、これからさらに気軽に海外旅行を楽しめる下地も整ってきた。
海外で年間5億円を稼ぐ主婦がいる!?
海外旅行といえば、大半の人が何らかのサービスを受けることを想像するだろう。しかし、トラベロコやBUYMAなどのウェブサービスを活用すれば、自分がサービス提供側にまわり、お金を稼いで生活できるようになる手段や機会もぐっと増える。ここに国を超えた新しい働き方、生き方のヒントが隠れているように感じる。
元々トラベロコが生まれたのは、椎谷氏と付き合いがあった海外在住のライターから「海外で日本人向け仕事をしたくても、そのためのツールが世の中になかった」と相談を受けたことがきっかけだった。
BUYMAを利用している海外駐在員の妻や、現地人と結婚して主婦をしている人の中には、年間5億円を稼いだり、会社を設立した人もいるそうだ。年齢や学歴は関係なく、世界を放浪しながら、自分の持っているスキルで稼ぐことも夢ではない。
海外の敷居を低くし、誰もが楽しめるように
今後自社のサービスでやってみたいことに関して須田氏は、「ハワイのあらゆることを知っているコーディネーターの知人がいるが、一流の人はその知人に相談している。これを続けるとさらに一流の人が周りに集まってくるようになる。アリババやグーグルの人と会食できるサービスや、特殊な人と出会えるサービスなど、特別な人向けの旅行プランのサービスもいつかやってみたい」と話す。
また、海外にいるBUYMAのパーソナルショッパーは、日本の法律や税務がわからないという人も多いので、納税方法などわからないことについては一からサポートする環境づくりを進め、「クラウドで活動する商社のような存在」を目指したいと今後の目標を述べた。
「緯度」「経度」にとらわれない働き方
今回のイベントを主催したトラベロコは、『世界への敷居をもっと低く、誰もが自分の「したい」を叶えられる環境を創る』というミッションを掲げている。
実際に、社員の半分が仕事と休暇を同時に取得する「ワーケーション」という勤務形態をとっており、もちろんリモートワーク制度も完備。仕事場は地球のどこでも自由という「緯度」「経度」にとらわれない働き方を実践しており、働き方改革の最前線で旅好きには羨ましい職場環境である。
今後も、トラベロコがイベントやウェブ上などで形を変えながらも、サービスを展開し、世界を身近に感じ、世界への一歩を踏み出す人を増やしていき、日本を盛り上げてくれることに期待したい。
「緯度」「経度」にとらわれない働き方を実践しているトラべロコだからこそ、働き方のみならず、多くの”常識にとらわれない”世界を創る挑戦を続けていきます。