卓球漬けの高校時代を経て選んだ仕事は、幼いころから好きだったモノづくり

学生時代、私は卓球に熱中していました。

卓球が好きだった父の影響で始め、小学5年生のときには地元の愛知県のクラブチームに入っていました。

中学生の時は県のベスト8ぐらいまで進出し、高校はスポーツ推薦という形で鳥取県の学校に入学しました。そのため、高校から親元を離れて寮生活を送り、朝から晩まで卓球漬けの生活でした。

入学した高校は、卓球の全国大会でベスト4にも入ったことのある強豪校です。月に1回休みがあるかないかくらいで、朝から晩まで練習をする日々でした。最初の頃は、あまりの大変さに自分の選択を後悔することもありました。

しかし、継続して頑張っていく中で上達していき、1年生のころから団体戦のメンバーに入ることもできたので、心が折れることなく続けられました。ギリギリのところで競り勝って、団体戦で全国ベスト16までいけたことが一番嬉しかった思い出ですね。

それから高校3年生になって、進学か就職かを決める時期になりました。大学に進学をするか迷ったのですが、私は6人兄弟の長男だったので、家計を支えるために就職することを決めました。

就職先を考えるにあたっては、もともと小さいころからプラモデルや裁縫といった「モノづくり」が大好きだったこともあり、製造系の仕事に就きたいと考えるようになりました。

高校生のときは卓球の練習で忙し過ぎて、趣味を楽しむような時間はありませんでしたが、だからこそ就職の際には、自分の好きなモノづくりに携わりたかったのです。

東洋製罐を選んだ理由にはいくつかありますが、モノづくりができること、そして福利厚生がしっかりしていることが一番大きかったです。特に、週に2日必ず休みがあること、夏季休暇や年末年始の長期休暇があることが魅力的でした。高校のときは本当に休みがなかったので(笑)。

休日は、父や妹たちと卓球を楽しんだりしてリフレッシュしています。仕事とプライベートの両立ができるのは、ありがたいです。

ひとつずつ繰り返して体で覚える。失敗も糧に学んでいく

入社後、私と同じ豊橋工場に配属された同期約10名の中で、普通科出身者は私ひとり。ほかのメンバーは、機械系や工業系出身者ばかりでした。

それでも、社会人としては皆未経験だったので、「普通科出身は自分ひとりだ」といったプレッシャーを感じることはありませんでした。

2021年8月現在、私は、粉末のスポーツ飲料のパッケージや、インスタント食品の袋などに使用されるフィルムパウチを製造する工程に携わっています。

主にフィルムとアルミを貼り合わせる部分を担当しているのですが、操作をする機械自体が非常にデリケートなので、微妙な調整が大切ですね。

たとえば、フィルムを巻いたロールの調整をミスしてしまうと、フィルムにしわが入ってしまって、製品として使い物にならなくなってしまうんです。そうならないように、操作技術を磨いていく必要があります。

この仕事に携わって約3年になりますが、最初のころは本当にたくさん失敗しました。機械の操作は二人で担当しますが、最初のうちは先輩の手伝いで精一杯でしたね。先輩に教えてもらっては、ひたすら自分でやって覚えることの繰り返しでした。

その中でも、先輩は皆気軽に話しかけることができる、頼れる人ばかりだったので、非常に助かりました。聞きたいときに聞けるということは当たり前かもしれませんが、忙しい現場だとなかなかそれも難しいと思うんです。それでも親身になって教えてもらえたのでありがたかったです。

これまでの経験のなかで一番焦ったのは、先輩が休憩に行っているときに機械が急に止まってしまったことですね。機械が止まったら、ほかの工程にも影響が出るんです。自分が何のミスをしたのかもわからず頭が真っ白になったのですが、急いで先輩を呼びに行きました。

結局、原因は機械自体のトラブルであり、専門知識を持った工務課の方が対応してくれたのですが、迅速な対応をするためにはこうした他部門との連携もとても大事なのだと、身をもって経験しました。

こうした失敗やトラブルを乗り越えながらも、最近ではメイン担当として機械を任せられるようになってきたので、成長したなと実感しています。

世の中にある製品に携われることの喜びが、モノづくりの誇りになっていく

▲同期との一枚

仕事をする上で特に心掛けていることがあります。

それは安全です。

私が担当している部署は、機械を正しく扱わなければ挟まれるような危険と隣り合わせですし、重たい物を扱うことも少なくありません。どの企業でも同じだと思いますが、製造現場では安全を保つことが基本。いつでも気を抜くことなく取り組んでいます。

あとは、現場でのコミュニケーションですね。私はどんなときでも明るく元気よく、を心掛けています。また、先輩社員から仕事を教えてもらう際には、自分が質問して答えてもらったことを必ずメモして残すようにしています。メモを取ると理解が深まりますし、見返すことができるので上達にもつながります。

仕事をする中で大変なこともありますが、誰かに話を聞いてもらったり、アドバイスをもらったり、何でも話せる環境なので、そうしたコミュニケーションに助けられている部分はありますね。

また、私の場合、休みの日に好きなライブに行ったり思いっきり運動したりすることがリフレッシュに有効です。オンオフの切り替えができるおかげで、仕事スイッチが入ったときに集中できます。

仕事でやりがいを感じるのは、友だちに身近な生活用品の容器を作っていることを話すと、「そうなんだ!すごいな」と言われるときですね。私が製造に関わっている製品が世に出ているんだと思うと、純粋に嬉しいですし、誇らしい気持ちになります。

工場でもいろいろな工具を使う仕事が増えてきて、少しずつレベルアップできているかな、と思っています。私はプライベートで車をいじるのが好きなのですが、工場で覚えた仕事のスキルが車いじりにも役立っています(笑)。

一から学ぶことができる。活躍できる環境に、ぜひチャレンジしてほしい

東洋製罐で働く中で感じた強みは、生活に必要なモノづくりをしているので、社会情勢や景気などに大きく左右されることがなく安定していることですね。

もちろん、入社動機の大きな要素であった福利厚生面もありがたいですし、思いきりモノづくりができていることに大きな満足感があります。

製造関係の仕事というと、どうしても「技術系・工業系の専門を勉強していないと無理」と思われがちかもしれませんが、私自身は普通科出身。でも、特に苦労はありませんし、それがハンディキャップになっているとも思いません。

実際に必要な工具の使い方や専門的なことは、入社してから工場でしっかり教えてくれますし、専門的な知識がないと工場で働けないといったことはまったくありません。

今、私が目標としているのは、自分の部署にある4種類の機械を全部回せるようになることです。現在は2種類目を教えてもらっているところで、まだまったく触れていないものが2種類残っています。まずはこの部署の機械全部を扱えるようになりたいです。

また後輩にもいろいろ教えてあげられるような先輩になりたいです。そのためにも、私自身、しっかり仕事を覚えてできることを増やし、スキルアップしたいと考えています。

もし、普通科で学んでいる人で「これから東洋製罐を受けようか、どうしようか」と迷っている人がいたら、ぜひ心配せずにチャレンジしてもらいたいです。工業高校出身でなくても、専門的な勉強をしていなくても、私自身が工場で働いていて不自由なくやってこられていますから。

私のように高校時代スポーツに一生懸命打ち込んでいた方などにも、ぜひトライしていただきたいですね。「普通科だから無理かな」と考える必要はまったくありませんので、今までの経験や努力に自信をもって、飛び込んできてもらいたいと思います。