想いは口にしなければ伝わらない。コミュニケーションを学んだ学生時代

学生時代は部活動やボランティア、アルバイトなどさまざまなことに手当たり次第チャレンジしていました。勉強も好きなことはやっていましたが、得意でなければすぐに放棄しちゃうような飽き性ですね(笑)。性格はマイペースだとまわりによく言われます。

小学校から中学校までバレーボール部に所属し、中学卒業以降もサークルのような形でバレーボールに勤しんでいました。そしてやっているうちに周囲に推薦され、キャプテンを任されるようにまでなったんです。そうすると次第に責任感が生まれて楽しくなり、飽きることなく熱中することができました。

私はひとりっ子なのですが、ひとりっ子だと自分でなんとかしてしまうことも多く、人見知りでコミュニケーションをとるのが苦手でした。しかし、バレーボールはチームプレイなのでコミュニケーションが必要で、そこを克服しなければならないときがきました。

たとえば練習中に、うまくいかずにいじけてしまう人もいます。しかし、なぜいじけているのかを聞かないと解決しませんし、そういう子がいるとチームの雰囲気が悪くなってしまう。自分から声をかけて、相手のことをよく聞くことで物事がうまく進んだという経験があったんです。

そこでコミュニケーションの重要性を感じるようになりましたね。想いも自分から発信しないと伝わらないことを知り、次第にできるようになりました。

また、アルバイト先に居酒屋や引越し業者など、接客業を選び続けたのも大きかったかもしれません。それまでの経験や周りの環境からどんどん人と関わることが好きになっていったんです。

「若い子に教えられることを教えたい」お年寄りの言葉が今後の指針に

ボランティアは海外に行ったり、東日本大震災のときは震災のお手伝いに行ったりとか、お誘いの話があったら、考えるよりも先に参加していましたね。その中で自分が楽しいかもと思ったことを続けていました。

ボランティアをやっていて良かったのは、普通に生活しているだけでは味わえない生活を経験できたことです。それまでの価値観が覆されましたし、世界の広さや世の中にはいろいろな人がいることを学びました。

偶然かもしれませんが、その中でもお年寄りの方と関わる機会が多く、もっと年配の方から人生の先輩としていろいろなことが聞けたらいいなと思い、今の仕事に結びついています。

一番大きなきっかけになったのは大学1年生のとき、東日本大震災の時のボランティアで行った村での出来事です。その村は少子高齢化により、高齢者ばかりでした。その中に「ボランティアに来てくれるのは嬉しいけれど、若い子に来られるのはつらい」や「死にたい」と悲観的なお話をされる方がいたんです。

しかし話を聞いていくうちに「これからは若い世代が中心になるから、若い子に教えられることを教えたい」といろいろな話をしてくださるようになりました。

こうした話を聞いていく中で気づいたのは、人生の先輩から学べることはとても多く、お年寄りの言葉が私たち若者の世界を広げてくれるということ。

そして、お年寄りだからといってないがしろにするのではなく、ひとりの人間として向き合い、その人らしい生き方を大切にすることで、相手もこちらを尊重してくれ、前向きになってくれるのだということも学びました。

“人”が決め手で入社。今もその魅力は変わらない

東急イーライフデザインとの出会いは、たまたま大学で東急イーライフデザインの募集要項を見たのがきっかけです。募集要項に、新卒2期生なので新卒を大事に育ててくれると書いてあったこと、そして東急というブランドが大きかったことに魅力を感じました。

また、シニアと言ってもターゲットがハイクラスの方々なので、自分の中でもより勉強になることが多いのではないかと惹かれて面接を受けることに。

面接前は、自分が社会人になって入社後働いているイメージがあまりつかなかったのですが、面接を重ねていくうちに、この人たちと一緒に働くことで立派な社会の一員として働けるんじゃないかと安心感を持ち、入社後のイメージが湧くようになりました。

また、人事面談からやわらかい雰囲気の方が多く、リラックスして話せたこともあり、面接を受けるうちに志望度が上がっていきました。最終面接でも自分らしさを出すことができましたし、実際に入社してみてからの方が、よりその雰囲気の良さを感じています。

上司だけでなく同期にも常に助けられています。私と一緒に入社した同期は10名いました。今はなかなか会えないので頻繁にLINEで連絡を取っており、退職した同期とも今でも連絡を取り合うほど仲が良いです。同期との空間は気が休める場所で、とっても良い仲間だと感じています。

私は総合職で入社したのですが、5月からの配属が介護職でした。初めての社会人経験ということもあり、いろいろな出来事が現場で起きて悩むことも多くありました。そんなときすぐに相談できた仲間が同期だったのです。

わからないことや同期の進捗状況を聞いて、周りと比べてどのくらいできているんだろうとか、悩んだときに同じ境遇になったよと話をしたり、助け合ったりできる、いい関係性を築けていると思います。

多角的な取り組みで課題を解決。これからもバリバリ働き続けたい

グランクレール成城は、スタッフが20名ほどおり、シフト制で15名前後の入居者様の対応をしています。入社後はグランクレール成城ケアレジデンスの介護職として、ご入居者様のお風呂介助や食事介助など、その人の24時間を介護でサポートしていました。

最初は社会人としてのマナーもわからず、ご入居者様とお話をすることにも苦労して、怒られながら学んでいくことばかりでした。

ご入居者様の気持ち・心がわからず……。自分はこの仕事に向いているのかと悩んだこともありましたが、周囲から助言やサポートをもらいながらいろいろな方法を試し続けました。

たとえば、単純にコミュニケーションの量を増やすだけでなく、他の人に対応してもらって一歩引いてみるというコミュニケーションの取り方をするなど、何がご入居者様のためになるのかを必死に考えたんです。

そのかいあってご入居者様も次第に心を開いてくれ、関係性もとても良くなりました。そこでも自分から行動を起こさないと何も解決しないことを学びましたね。また、他のスタッフの方々はみなさん知識や経験も豊富で、そういう方々のアドバイスや指導のもと、なんとか解決できたので、成城に感謝しています。成城で育てていただいていたような感じです。

その後2020年5月からはグランクレール成城シニアレジデンスへ異動になり、フロント業務や経理業務なども担当するようになりました。

介護職とはまったく違う領域なので、すべてゼロから学んでいます。どれも難しいお仕事ですが、介護職で身につけたコミュニケーション能力をいかせているので、ご入居者様の方と会話をするときも話しやすいですね。

経理は未知の世界なのでまだまだですが、数字やお金が好きなので楽しいですし、ご入居者様一人ひとりについてよく知れる仕事でもあるので楽しいです。

短期的目標として、来年の今ごろには経理業務を一通り教えてもらえていると思うので、仕事を任せてもらえて臨機応変に間違いなく処理できていればいいなと思います。また、フロント業務では先輩に聞かなくても柔軟な対応ができて、ご入居者様にとって居心地よく過ごしてもらえるようなお手伝いができていればいいな、と。

そのためにも、フロントや経理業務以外の職種についても学んだりして、マルチに対応できるようになりたいです。

そして、私的な面では5年後までには結婚をして子どもがいたらいいなと思っています(笑)。とはいえ、結婚したとしてもバリバリ仕事は続けていたいです。ちょっとずつでも自分にできることが増えると楽しいですし、成長を感じられる部分なので、これからもライフスタイルに変化があっても成長を止めることなく仕事をしていきたいなと考えています。