エアライン業界に憧れて、戸板女子短期大学へ入学

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▲ エアライン業界で働く夢を叶えるために戸板女子短期大学に入学しました。

高校3年生の夏に進路を決めかねていた頃、漠然と航空業界に憧れを抱いていた私は“エアライン”業界に興味を持ち始めます。4年制大学よりも短い期間で幅広い教養を身につけたいと考え、語学や国際に特化している短期大学や専門学校に絞り、進学先を検討していました。

そんな時、父や先生から戸板女子短期大学を紹介されます。

戸板女子短期大学は、TOEICなどの語学力のみでなくMOSやサービス接遇検定など資格対策にも特化しており、「マナー演習」という社会人基礎力が身につくカリキュラムも整っています。そんなところに魅力を感じ、オープンキャンパスに足を運んでみることにしました。

そこで最初に感じたのは「活気があって楽しそう」な雰囲気です。

オープンキャンパスでの、学生によるプレゼンテーションや学内ツアーにここまで力を入れているところは他と比べても珍しく、とても印象に残っていました。そして何より先輩方の活き活きした表情が一番の決め手となり、入学を決意しました。

入学後1年経った今でもその印象は変わらず、むしろ想像以上に教職員の方々や先輩・周囲の関わりある人たち皆があたたかい人ばかりで、「戸板女子短期大学に入学して良かった」と改めて感じています。

「周囲を頼り、助け合うこと」が信頼関係を築く

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▲100名以上の学生が参加した、MINATO シティハーフマラソンボランティア

私は高校時代の3年間で「周囲を頼り、助け合うこと」が、信頼関係構築に直結するものだと学びました。

私は30人が所属する家庭科研究部の部長として、後輩やメンバー全員といかにコミュニケーションを取りつつ、部活を回すかを考えて行動していました。当時「部長」などといった代表の立場に初めて立ち、あらゆることに対して手探り状態で……。

しかし、活動を進める上で「良い雰囲気づくりは、良い人間関係づくりから」と、いろんな人と交流できるように、先輩後輩を常に混同させたグループ分けをしていました。メインイベントの文化祭では、部で初の「ミネストローネ」の販売に挑戦しました。主食メニューは初挑戦ということもあり、大量の野菜の仕入れや全員の基礎能力の確保など想像以上に課題がたくさんありました。

私はひとりで抱え込んでしまう性格で「誰かに頼むくらいなら自分でやってしまおう」と考えてしまいます。副リーダーの子からよく「何か手伝うことある?」と言われる事もありましたが、頼り下手でなかなか頼れずにいました。

しかしそんな風に気付き声を掛けてくれる子に遠慮するべきではないことに気付き、以来考え方が180度変わります。文化祭の装飾は2年だけで決めずに全員にアンケートシートを配ったり、大量の材料は会計に管理を任せることで作業効率を上げたりしました。作業を頼み「ありがとう」と言葉を掛け合うことで自然と増えるコミュニケーションのお陰で、後輩や部員との確かな信頼関係に結びついたと実感しています。

私にとって視野を広げるきっかけにもなり、また自身の成長へ繋がった経験となりました。

入学していきなり120名の学生ボランティア団体の中心メンバーの一員に

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▲ 全学生の前でプレゼンテーションをするチャンスも入学後すぐ訪れました。

2019年現在、私は昨年新たに発足したボランティア団体「TOITAアンバサダー」の第1期生としてその運営に携わっています。

「私たちの代から始めたこの団体をより良い団体にしたい」その強い思いから幾度となくリーダーらと話し合いを重ね、メンバー120名が自ら「参加したい」と思える活動の場づくりを目指してきました。その時私が感じた課題は、どうメンバーに活動意識を浸透させるか、ということでした。

私の理想として、メンバー同士が意識を高めあうには、一部の人が発信していくより、参加した学生自身が自分の言葉で体験を発表していく形が良いと感じていました。そこでボランティア先で印象に残っていることや工夫すべき点などを共有するための活動報告プレゼンテーションという企画をTOITA Fesで実施しました。

メンバー全員が自分の体験を振り返ることで、ブースに来てくださった一般の方にアンバサダーの活躍を活き活きと伝えることができます。後になってメンバーから「企画をやってみて良かった」という感想を聞けた事もとても嬉しかったです。 同時に、ただボランティア先で活動して終わるのではなく「様々な形でその体験談を発信していく事で次につながる」と改めて感じた経験だったと思います。

そんな中で、TOEICのスコアアップに向けた勉強と団体運営の両立にも苦労しました。

私は、2018年10月の学園祭「TOITA Fes」とMINATO シティハーフマラソンのアンバサダーという2大イベントと同時期に「TOEICのスコアを200上げる」という目標を自分の中で立てていました。

TOITAFesでは、リーダー同士での細かい役割分担を心がけ、会計・企画書についてなど一つひとつの伝達をメールやLINEを使って連絡することで、自身の勉強に充てる時間も確保していくようにしました。昼休みの時間内に打合せや準備ができるように、工夫し集まってくれたメンバーのおかげで、準備も無事前日までに備えることができました。「正直しんどい」と感じる時もありましたが、そんな時こそ自分が成長するチャンスだと思い頑張り続けました。

意地でも成功させるという決心のもと、特別講習のTOEIC対策講座では、ひたすら公式問題集の演習に取り組んだり、朝は4時に起きて通学時間も単語を覚えたりと、時間をフルに有効活用しました。 その結果、TOEICで、目標以上の240点もアップさせることができたのです。

この1カ月間は、何かを諦めてしまうより「目標に向かってどう達成するか」を念頭に置くよう心がけることの大切さを強く感じた期間でした。そしてあきらめずに何とか最後までやり切った経験は、そのあとの自分の原動力にもつながると信じています。

「失敗を恐れずチャレンジすること」を心掛ける

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▲戸板女子短期大学の1年間は、プレゼンテーションや地域・企業の皆様との関わり合いなど「新しい挑戦」の連続でした。

私は「失敗を恐れずチャレンジすること」これを心に留めて日々いろいろなことに、日々の学生生活の中で取り組んでいます。

様々なことにチャレンジすることは、何もしないでただ待っていることよりも大変で、友人や先生に自分の意見や提案をすると、困惑した表情をされることも多いです。春休み期間も、時間が空いては短大に足を運びました。多くの友人や教職員の方と話をすることで、自分の人生のためになる、新しいヒントが得られると思っていたからです。

私がこの短大で学んでいることは、「それは出来ない」「それは無理」と最初から否定された時に「じゃあどう工夫したら実現できるのか」、という視点から考え行動する様にしています。そう思い続けることで、周囲に気持ちは伝わり、更に実現することで、自分にとってプラスの経験に直結するからです。

戸板女子短期大学で過ごした1年間は、プレゼンテーションや地域・企業の皆様と関わり合うなど、自分にとって「新しい挑戦」の連続でした。不安もありましたが、その分得たものも多く濃い1年になったと実感しています。2年間の短い学生生活の中で壁にぶつかる事も多々あるかもしれませんが、行き詰まった時こそ「人」とのつながりを大切にしていきたいと思います。

そして将来、私は空港地上支援スタッフとして安全な運航のサポートに携わっていきたいです。空港で働くグランドスタッフの方々の洗練された立ち居振る舞いに惹かれていましたが、職種理解を深めるうちに憧れだけではとても務まらないように感じました。これからもどんな場面でも臨機応変に対処できるよう、失敗を恐れずあるゆることに挑戦していき、その経験を糧にしたいと思っています。