CMのキャスティングから「Fanicon」へ。大事なのは「誰と」働くか

現在はビジネス開発部で「Fanicon」に携わる國分ですが、大学卒業後は、テレビCM等の広告のキャスティングの仕事をしていました。

國分 「CMの企画に合わせた役者・モデルのオーディションや、タレントの契約から撮影現場が円滑にまわるためのサポートをやったり、一見華やかに見られがちですけどいわゆる裏方的な仕事ですね。

社員がまだ10人くらいの時期に入社して、退職する頃にはオーディションの案件数は業界内でもかなり多かったと思います」

キャスティング業務をやりながら、会社説明会から面接、研修に至るまでの新卒採用や、社内基幹システムのPM業務など、さまざまな業務に携わっていた國分。仕事をする上で大切にしている価値観がありました。

國分 「キャスティングの仕事は、クライアントとタレントの間に入って調整をする仕事です。自分の伝え方ひとつでその案件を受けてもらえるかどうかが変わってしまうので、相手の気持ちや立場を慮ってコミュニケーションを取ることを大事にしていました。

クライアントとタレントの要望に対して、双方の想いを受け止めながら着地点をソフトに探り、最終的に双方に満足してもらえるよう常に気を配っていましたね」

12年間続けたキャスティングの仕事にやりがいを感じつつも、國分はある変化を機に、新たな挑戦を考えるようになります。

國分 「キャスティングにやりがいは感じていたんですが、10年を過ぎたあたりからそろそろ何か別のことにも挑戦してみたいと考えるようになったんです。ちょうど子どもが生まれたタイミングとも重なりました。子どもに対して『パパの仕事は楽しくて最高なんだよ!』と常に言える状態でいたいと思っていたので、モヤモヤしてるぐらいなら転職してしまおうと」

そんな時に、登録していたエージェントから、キャスティングの経験を活かせる、インフルエンサーマーケティングの仕事を提案されます。

國分 「提案を受けたうちの1社にTHECOOがありました。面接では、下川さん(取締役COO:下川 弘樹)、平良さん(代表取締役CEO:平良 真人)、あとは現場の社員とも話したのですが、会う人みんな個性的でしたし、今まで自分が仕事をしてきた人たちとまた違う文化というか。とにかく人に惹かれましたね。平良さんなんか面接で音楽の話しかしなかったですしね。こんな面接でいいのかなという(笑)」

國分が面接で打診されたのは、想定とは異なるFanicon事業部のポジション。ですが、「この人たちと働きたい」という気持ちから入社を決意します。

「誰と働くか」を何よりも大事にしている國分。現在のチームメンバーについては「尊敬できるメンバーが多い」と話します。

國分 「今はBD(ビジネス開発部)というチームに所属しています。“何をやるか”は当然大事ですが、“誰と働くか”が僕にとっては重要なので、今のメンバーと一緒に働けて本当に良かったです」

“心”でテクノロジーに血を通わせた先に見える新しいエンタメ

▲息子が二人とも電車が大好きなので、休日はよく近所の河川敷に電車を見に行っています

入社以降、一貫してBDで仕事を続けている國分。業務内容について聞いてみました。

國分 「BDチームは、アーティストをはじめとした多くの方に『Fanicon』を使ってもらうために、商談の機会を作って、最適な使い方を提案する業務を担っています。

気になるアーティストのライブに足を運んだり、業界のいろんな方と繋がるためにあちこちに顔を出したりと、アナログな業務が多いかもしれないですね。アーティストの皆さんはファンあってのお仕事をされています。大事なファンの皆様と『Fanicon』を通して携わらせていただく我々も、可能な限り、アーティストの皆さんと直接お会いして信頼関係を築きたい。その上で、ご一緒させていただくことは大事だと思っています。オンラインだけだとなかなか伝わりにくいニュアンスもあるので」

BDは、どのような点におもしろさがあるのでしょうか。

國分 「アーティストの皆さんにとってファンとの向き合い方は一番センシティブな部分で、そこに新しいサービスを導入するというのはすごく勇気のいることだと思います。その決断をしていただくために、どのように相手にアプローチするか、どのように心を開いてもらうか、どのような伝え方をするか、といったプロセスや手段が毎回無限にあってどれが正解かわからないところですかね。

僕自身が『Fanicon』は良いサービスだと心から思っている状態というのは大前提です。その上で『この人にはこういうアプローチをしたら心を開いてくれるかな?』と想像しながらコミュニケーションをとっています。それがうまく行った時の喜びは、この仕事の醍醐味だと思います。手段の一つとして、こんなものがあったらアーティストの皆さん喜ぶだろうなと、BLACKBOX³というスタジオを作っちゃうぶっ飛び具合も、おもしろいんじゃないでしょうか(笑)」

また國分は、THECOOのどんなところに、おもしろさを感じているのでしょうか。

國分 「BLACKBOX³もそうですが、課題に対してテクノロジーを活用して価値観を根本的にガラッと変えて解決していこうという、ある種大胆で合理主義的な部分はおもしろいです。

一方で、合理性だけではエンタメ業界にいる方たちの心は動かせません。そこに対して僕らのように、元々エンタメ業界に近い所でお仕事をさせていただいていた人間が、エンタメ寄りの発想でテクノロジーの価値を翻訳して、しっかりと伝えていく。そうすることで初めてサービスの価値が伝わって、『一緒にやりましょう!』と言っていただける。その役割を果たすことが、僕がこの会社にいる理由だと思っています」

リスペクトが生む共創の文化。信頼・尊敬する仲間とともに目指す最適解

▲司会を務めた上場記念パーティーでの1コマ。THECOOをゼロから創ってきたメンバー全員への感謝の想いで務めさせていただきました

“人”の魅力に加えて、「Fanicon」についても「心の底から良いサービスだと思っている」と語る國分。その魅力について聞いたところ、こんな答えが返ってきました。

國分 「自分が好きなものや人に対する気持ちを思いっきり表現できる場所って、日常生活でなかなかないですよね。でも、コンサートに行って観客全員が同じアーティストのファンだったら、思いっきりその場で好きという気持ちを表現できますよね?クローズドな空間、仲間しかいないような場所で、自分の“好き”を思い切り表現できるというのがファンの皆さんにとっての『Fanicon』の本質的な価値のひとつだと思っています。

アーティストの皆さんにとっても、自分のワンマンライブを見に来てくれたお客さんと向き合うような感覚でファンと深いコミュニケーションがとれ、さらにファンに楽しんでもらいながら売り上げを作ることもできます。その売り上げが自身の活動の資金になり、より良い作品をファンに還元することに繋がっていきます。

誰もが世界中とオープンに繋がれるSNSがこれだけ普及した今だからこそ、同時に自分とファンだけのクローズドのコミュニティを持つことが重要だと思います」

いろいろな社員と交流を持っている國分。そんな彼は、THECOOという組織をどのように見ているのでしょうか。

國分 「僕自身はアナログな価値観が強い分野で働いてきたので、社内のメンバーから刺激を受けることが多いです。とはいえTHECOOに転職をしたのは40歳過ぎ。最初はすごく苦労しましたね。MacBookのクリックの仕方すらわからない。Slackとかスピードが速すぎてニュアンスが伝わらない、みたいな状態からスタートしました(笑)」

苦労しつつも結果を出すために、どのように取り組んできたのでしょうか。

國分 「定期的に平良さんと1on1のミーティングがあるのですが、入社したてでなかなか結果が出なかった時に、『止まらずにやり続けること、変わり続けることで結果がついてくる』と言われたんです。それを素直に受け止め、やり続けたことが今活きているのかなと思います」

國分のコミュニケーションの源にあるのは、素直な心と「リスペクト」。その姿勢が今につながっています。

國分 「若い社員が多いので、年齢に関係なく自分にないものを持っている人に対しては、リスペクトの気持ちをきちんと伝えるようにしています。そうすると相手もいろんなことを教えてくれるんですよね。自分より年齢が下の人から教えてもらうのは、全然苦じゃないですし、むしろこんなにありがたいことはないです。

チーム内にも、お互いをリスペクトするような風土がありますね。人によって得手不得手があるので、別に全部を自分がやらなくてもいいと思うんですよね。最終的に目指している結果が出ればいい。自分が担当していても、別の人が担当した方がうまくいきそうであれば任せる、といった感覚はあります。

もちろん競争心はありますよ。その上で、チームとして一番いい答えを出していこうという考え方ですね。根本にメンバー間の信頼とリスペクトがあるからだと思いますが」

コミュニティが生み出す新たな価値。「偏愛」を愛するメンバーが作る、新たな未来

▲僕の偏愛はメタリカをはじめとするヘヴィな音楽ですね。昔からやってることが全然変わってないですね(笑)

國分がTHECOOで一緒に働きたいのは、どんな人なのでしょうか。

國分 「情熱が溢れちゃってるような人はいいですよね。別に熱血みたいな意味じゃなくて、溢れ方は人それぞれでいいんですけど。そういう人と一緒にいると『自分ももっと頑張らなきゃ!』って思わせてくれるので。あとは何かをとことん好きになったことがある人、何かを偏愛している人。『Fanicon』自体がその”好き”を持った方に使ってもらうサービスなので、対象は本当に何でもいいんですけど『何かを好きになるってこういうことだよね』という感覚を共有できる方と一緒に働きたいですね」

THECOOは、入社年次や年齢問わず、すごいと思う人には惜しげもなく拍手をするチームであると語る國分。

國分 「“デジタルネイティブ”と言われる世代の人たちのなかでも、感覚は常に新しくなっていってると思います。まったくの異業種で培われた経験ももちろんですし、とにかく僕らが気づかない何かを持っている人たちに加わってもらって、THECOOに新しいエッセンスをどんどん加えてほしいです。新しい感覚を持った人たちと一緒に働くことで、僕自身も変化し続けたいですし、THECOOもより強くなっていくと思います。

テクノロジーは進化し続けますが、コミュニティの一員であることに喜びを感じる、といった人間の根源的な感情の部分は変わらないと思っています。Web3の時代は、我々一人ひとりにとって色んなことが便利でフェアになっていくと思いますが、その時にそこにコミュニティがあるかないかで喜びの総量は大きく変わってくるはずです。そういう意味で我々は、コミュニティの力でファンと一緒により大きな喜びを分かち合う『With fan, More fun』という価値を、新しい感覚を持った人たちと一緒に世の中に発信していきたいです」

何かに感動する気持ちを持っている人、自分の好きなものに対して真っ直ぐな気持ちを持っている人と一緒に「Fanicon」の未来を作ることを楽しみにしている國分。

國分 「最高の仲間と一緒に、自分が本当に良いと思えるサービスを提案できる環境で働けていると感じるので、自分の子どもがもう少し大きくなった時に『パパの仕事、めちゃくちゃ楽しいんだよ!』と心から言えると思います」

世の中が変化するときだからこそ、大切にしたい「好き」という想い。國分は新しい未来を一緒に作り上げていく仲間が加わることを心待ちにしています。