THECOO株式会社の創業は2014年1月。

平良と下川の2人で立ち上げた会社は、2022年6月時点で123名の組織に成長しました。2021年12月22日には、東証グロース市場へ上場。

「できっこない」に挑み続けた結果、インフルエンサーマーケティングやファンコミュニティアプリ「Fanicon」のような新たな事業を展開。2022年7月には、アーティストをもっと好きになるエンタメ情報Webメディア「Bezzy(ベジー)」をOPENしました。

「できっこない」に挑み続け、「自由と責任」の文化が浸透しているTHECOO。そんなTHECOOを経営するメンバーはどのような考えを持っているのでしょうか。

talentbookにリリースされている経営陣のストーリーをまとめてみましたので、読んでもらえると嬉しいです。

CEO/平良──THECOOには、失敗を恐れずチャレンジできる場がある

仕事を楽しみながら、強い組織を作り上げていく──そのための仲間を探すにあたり、ふたりはどのような視点を持っているのでしょうか。

平良 「僕が考える“才能”の定義は、その人が何かを決断するときの思考の癖です。それが尖っていればいるほど、その人に興味を持ち、好きになりますね。逆に、スキルセットや知識は見ないようにしています。そんなのは、時間とやる気さえあれば、反復学習していつでも身につくものだから」

実際の採用面接では、印象的な過去の経験について聞きながら、思考の癖=判断基準を探るという平良。

平良 「その人にとって重要な決断や行動の背景を掘り下げていくと、『そんな考え方があるのか』と発見があって、『この人と働いたらおもしろいかもしれない』と思うんです。反対に、決断や行動の軸が、誰かからの借り物だとわかると『物足りない』と思ってしまいますね。たとえば、『なんでこの大学を受験したんですか?』と聞いたときに、『頭が良く見られたいから』で終わってしまうのではなく、そう思うに至った原体験まで話してくれたらおもしろいですよね」

平良もまた、挑戦する機会を提供できる組織でありたいと強調します。

平良 「失敗しても大丈夫だからと常に言い続けてはいるものの、失敗を恐れる人はいるので、いかに背中を押してあげられるかが大事だと思っています。実際、自分もそうしてもらって成長してきましたから」

また、目指す組織像について、次のように続けます。

平良 「THECOOは、特定の社会課題を解決するために集まった組織ではありません。それゆえ、コア事業はありながらも、さまざまなことにチャレンジしやすい会社でありたいと思っています。挑戦する機会があり、背中を押す仲間がいる。THECOOには、失敗を恐れずチャレンジできる場があることを知ってもらえると嬉しいですね」

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成長機会に富む組織作りを──軸のある知的好奇心旺盛な仲間と共に「できっこない」に挑む

COO/下川──THECOOは一見行き当たりばったりにも見えるが、実はとても変化に強い組織

創業期のTHECOOでは、平良と下川の前職での経験を活かし、広告主向けの広告運用代理業やコンサルティング事業を主軸としていました。広告事業は2022年3月現在もTHECOOの柱のひとつとなっていますが、並行して新規ビジネスの開発にも力を入れてきました。

下川 「もともと商社マンだった平良は、新しいビジネスをどんどん立ち上げたいという商人精神を持つタイプ。他方、私はどちらかというと彼の構想を形にする役割を担っています。さまざまなビジネスを試行錯誤してきましたが、うまくいかないもののほうが圧倒的に多かったですね。ただ、その中でインフルエンサーマーケティングの事業には手応えを感じました。

そこで、初の資金調達を行い、インフルエンサーマーケティング事業を軌道にのせようと画策したんです。ただ、一筋縄ではいかず、当初構想していたサービスの開発を断念したことも。それでも、ゲーム実況者特化の事務所『Studio Coup』など、うまく波にのった事業も生まれてきました」

中でも、現在の主幹サービスへと成長したのが、2017年に開発された「Fanicon」です。

下川 「『Fanicon』はタレントやインフルエンサー(=アイコン)と、彼らのファンで形成される会員制のファンコミュニティアプリ。アプリ内でのライブ配信やトークを通して、アイコンとファンが交流を深めることができます。当時、“新しいサービスを作る”というミッションを背負って、あるメンバーが渡米していました。彼が半年ほどサンフランシスコで過ごし、持ち帰ってきた種から発案して生み出したサービスです」

下川はTHECOOを「一見行き当たりばったりにも見えるが、実はとても変化に強い組織」と表現します。もともと、エンタメ関連のサービスを開発し、提供する企業になるとは少しも想像していなかったからです。しかし、そうやって柔軟に発想し、行動できる組織体があるからこそ、「Fanicon」という画期的なサービスを生み出すことができた──そして急激な成長を実現し、2021年12月にはマザーズ上場を果たすことになるのです。

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大きな「振れ幅」と変化への「適応力」で成長の可能性を掴む。COOが語るTHECOOの歴史と未来

CFO/森──THECOOは、組織の力で成り立っているというより、個々の力で成り立っている会社

今後は、多様性に富む組織を作っていきたいという森は、次のように続けます。

森 「THECOOは、組織の力で成り立っているというより、個々の力で成り立っている会社です。個を活かすためには、平良もいうように“適材適所”な配置が欠かせません。世の中にスーパーマンはいませんし、そもそもうちには要らない。個の力をうまく掛け合わせながら、それぞれが本来の何倍ものパフォーマンスを発揮できるように、人材の良い点をちゃんと評価し、力を発揮できるような土壌を作り、維持していきたいと思っています。放っておいても自然発生的に大きくなっていくような組織になっていけばいいですね」

そうやってTHECOOが今後成長していく上で鍵となる概念として、森は“自由と責任”を挙げます。

森 「平良がよくいっている言葉に、“自由と責任”というのがあって。何をするのも自由。ただし、場面に応じた責任の取り方があるだろうと。そのことを社員一人ひとりが理解した上で自分の意志で行動できれば、間違いなく大きな成長が見込めると思っています」

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“個”を起点とした組織作りを目指して。キャリアの集大成に選んだTHECOOという舞台

取締役 メンバーサクセス本部長/野澤──THECOOは上場したとはいえ、まだまだいろんなことが起こるフェーズ


2022年5月現在、THECOOの人事管理部門管掌役員として、人事領域を任されている野澤。THECOOへの参画理由は、意外なものでした。

野澤 「本当は仕事から一旦離れてみよう、自由に生きてみようと。すると、自分の行く先にふと、おぼろげながら死の存在が見えてきて……。仕事や人との付き合いがあったおかげで、これまで感じずに済んでいた死という概念がおぼろげに見えて、それを迎えるだけの人生って楽しいのかな?と疑問に思ったんです。そんなことを考えるくらいなら、何かぶつかっていけるものをもう一度作ろう。そうすれば、また人生が楽しくなるんじゃないかと。そこで、ビジネスをもう少し続けてみようと、平良(代表取締役CEO:平良  真人)に相談を持ち掛けたところ、『人事のテコ入れを手伝ってほしい』と言ってくれたんです」

そんな野澤がTHECOOで目指すのは、「僕がいなくてもいい」採用・人事チームを作ること。

野澤 「どんな人を採用したいかは、その時代により変わりますが、そこにしっかりリーチでき、入社する人が心躍ってジョインできるような採用を心掛けたいと思っています。THECOOの成長度合いで求める人材の要件は違っても、それに対して常にアラインできる採用組織を作りたい。そして、人事に携わるメンバー一人ひとりが自ら決断し、僕を説き伏せてでもやりたいことを実現していけるような、そんなチームが理想です。若い人材がますます活躍して、僕のような古参社員が『さて、自分で仕事を見つけるか』と思うような組織ですね。そうやって人事や採用を後進に預けた後は、自分の心が踊るようなビジネスの一端をTHECOOの中で担えたらと思っています」

最後に、THECOOが必要とする人材像について、こう語ります。

野澤 「THECOOは上場したとはいえ、まだまだいろんなことが起こるフェーズ。そこに必要なのは、自分の得意領域を決めつけず、新しいことにどんどんチャレンジできる人、チャンスを見つけたら飛び込む勇気を持っている人です。この‟挑み続けるマインド” ‟チャレンジマインド”を持つ人に、ぜひ入社してほしいですね」

⇨野澤が登場するストーリーを読む
人と“ガチンコ”に向き合い、切り開く──THECOOの取締役人事本部長が歩んだキャリア

THECOOは、"「できっこない」に挑み続ける"というVisionを大事にしており、全社員がこのVisionに基づいて、常に新たなチャレンジを行っております。

「自由と責任」「失敗より挑戦」を大切にして、変化を恐れずチャレンジする組織に興味があり、価値観が合致すると感じたら、お気軽にご連絡ください!人事メンバーからTHECOOやサービスについて説明いたします!

今後も、当社のカルチャーが伝わるようなストーリーを公開していくので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。