サマーインターンシップがひと段落し、ウィンターインターンシップに向けて準備を進めている企業・就活生が多いのではないでしょうか。インターンシップは多くの企業で実施されているだけに、興味のある分野や業界、業種の中でもどの企業を選べば良いのか?と悩まれる方も多いと思います。

楽天グループ株式会社(以下、楽天)がクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」にて実施した調査をもとに、24卒の学生がどんな基準でインターンシップを選ぼうとしているのか、また実際に参加した学生はどんな印象を持ったのかなどをみていきたいと思います。

インターンシップ人気企業ランキングトップ20!

調査の対象となったのは、「楽天みん就」に登録している2024年卒業予定の大学生・大学院生。学生が、調査対象企業353社からインターンシップに参加したい企業を5~7社選択し、各企業の志望理由を「プログラムがおもしろい」、「業界研究ができる」、「仕事理解ができる」、「プログラムのレベルが高い」、「成長できる」、「スキルが身につく」、「先輩に勧められた」の7つの観点から3つを選んで回答したものを、「楽天みん就」がポイント化して集計されています。

その調査結果として、次のインターンシップ人気企業ランキングが発表されました。

1位に輝いたのは、家具・インテリアを販売する「ニトリ」。2位は楽天グループ、3位はソニーグループという結果になりました。

ニトリは同ランキングで4年連続1位を獲得していますが、実際にニトリのインターンに参加した学生からは次のようなコメントが寄せられているそうです。

・社員の雰囲気がよく、就活生に寄り添っている
・フィードバックをもらえる
・複数の部署の業務を体験できるプログラムがあり、さまざまな職種や仕事を体験できる点に満足している

24卒がインターンシップ選びで重視したいポイントは?

同調査では、人気調査以外にもアンケートを実施。「インターンシップのプログラムで何を一番重視したいですか?」というアンケートでは、「社内の雰囲気がわかる」の割合が昨年からは減少するも、前回に引き続き最も高い割合を占めました。

また、2番目には「職業体験ができる」、3番目には「採用に直結している」が前回と同様にランクインしており、学生が社内の雰囲気と実際の業務を体験できるインターンシップや、採用につながるインターンシップのニーズが引き続き高い傾向にあるようです。

SDGsやDX推進は入社志望にどのくらい影響があるのか?

インターンシップ関連のアンケート以外にも、SDGsやDX推進の取り組みが入社志望度に影響するのかというアンケートも実施されています。

「SDGsについてどの程度ご存じですか?」というアンケートでは、「詳しく知っている」、「少し知っている」と答えた人の合計値が昨年から4%程増加。

さらに、「SDGsを推進している企業に対して志望度に影響がありますか」というアンケートでは、「とても影響がある」、「少し影響がある」と答えた人の割合がそれぞれ昨年から増加しており、合計で55.9%の学生が、企業のSDGs推進の有無が入社志望度に影響があると回答しています。

一方、「DXについてどの程度ご存じですか?」というアンケートでは、「詳しく知っている」、「少し知っている」と答えた人の合計が、昨年の47.1%から51.3%へ増加しています。

さらに、「DXを推進している企業に対して志望度に影響がありますか?」というアンケートでは、「とても影響がある」、「少し影響がある」と答えた人の割合が昨年からそれぞれ増加しており、合計では昨年から12.7ポイント増加する結果となりました。

talentbookには、インターンシップに参加した方々の実体験ストーリーも多数掲載されています。インターンシップを経て、その企業に入社した方も多く、インターンシップでどのような経験をしたのか、どんなポイントが入社の決め手となったのかなどが語られています。

インターンシップを探したり、エントリーしたりする前に、インターンシップの経験談を通して自分自身の軸を定めてみてはいかがでしょうか?

▶︎【特集】インターンで体感する「働く」ということ─インターン体験談─

▶︎インターンシップではどんなことが学べるの?─インターンシップ経験談─


■「楽天みん就 2024年卒 インターンシップ人気企業ランキング」調査概要
調査主体: 楽天グループ株式会社「楽天みん就」
調査期間: 2022年4月7日(木)から2022年8月4日(木)
調査対象: 2024年卒業予定の登録学生会員(大学生・大学院生
有効回答人数: 1,330人
※「DXに関するアンケート: 1,329人」と「SDGsに関するアンケート: 1,325人」は上記調査内での任意回答項目のため、全体の有効回答人数と異なります。
調査方法: 「楽天みん就」でのウェブアンケート調査および、「楽天みん就」主催の就職イベントでのウェブアンケート調査・紙アンケート調査
※投票者はノミネート企業353社の中から、インターンシップに参加したい企業を5~7社選択。各選択企業の志望理由についても7項目から3項目を選び回答。投票結果をもとに「楽天みん就」がポイント化して集計しました。
※ノミネート企業は、「楽天みん就」が昨年発表した「2023年卒 インターン人気企業ランキング」のノミネート企業を中心に選定し、その中から2022年1月~6月にインターンシップの情報を公開していた企業をランクイン企業の基準としました。