食品メーカーに自動車メーカーなど、メーカーと聞いていくつもの企業が思い浮かぶ人も多いのではないしょうか?しかし、メーカー企業の中でどのような仕事をしているのかは、日常で知る機会はなかなかありません。本記事では、メーカー企業の概要、そして実際にメーカー業界で働く人々の生の声をご紹介していきます。就職活動の情報収集にぜひ活用してみてください。

「メーカー」とは?どんな仕事があるの?

製品を製造し、販売するメーカー。製造業ともいわれますが、私たちが日常の中で触れるさまざまな製品を生み出しています。

製品一つとっても、素材自体を製造する「素材メーカー」、部品を製造する「部品メーカー」、製品の加工・組み立てなどを行う「加工メーカー」などが携わって私たちの手元にやってきます。また中には、素材の生産から加工組み立てまでを一貫して行うメーカーもあります。

私たちの日常はそうしたメーカー企業によって成り立っているのです。日常生活からも多様さがわかりますが、たとえば総務省の産業分類では製造業は次の24分類に分けられています。

食料品、飲料・たばこ・飼料、繊維、木材・木製品、家具・装備品、パルプ・紙・紙加工品、印刷・同関連業、化学工業、石油製品・石炭製品、プラスチック製品、ゴム製品、なめし革・同製品・毛皮、窯業・土石製品、鉄鋼業、非鉄金属、金属製品、はん用機械器具、生産用機械器具、業務用機械器具、電子部品・デバイス・電子回路、電気機械器具、情報通信機械器具、輸送用機械器具、その他

この中からさらに分類されていきます。たとえば、衣料品は繊維、自動車や自動車部品の製造メーカーは輸送用機械器具に分類されます。

多種多様な製品を製造しているメーカーですが、企業の中ではどういった職種があるのでしょうか?メーカー企業もさまざまな職種で構成されているため、一部ですがご紹介します。

・製品企画/開発
市場の調査やデータ分析などをもとに顧客となる消費者や企業のニーズをリサーチし、新製品を考案します。

・基礎研究
未来の製品化を見据えて、新しい技術の開発に取り組む仕事です。製品化までに時間はかかるものの、先端技術に触れたり、製品のコアとなる開発に取り組むことができます。

・技術開発
基礎研究や企画などをもとに、製品化に向けた開発を行います。また、顧客の声をもとに製品の改良などに取り組むこともあります。

・生産技術
工場の生産ラインの設計や運用など、良質な製品を安定して生産するためのしくみ作りと管理を行います。製品を生産するためのシステムづくりなども生産技術に含まれます。

・生産管理
材料の調達から顧客への納品までの生産工程全体を管理する仕事です。生産管理の中には、より細かく生産工程を管理する仕事や製品の品質を管理する仕事があります。

・製造
工場などで実際に製品を作る仕事です。特殊な装置などを取り扱うこともあり、専門性を求められることもあります。

・原料調達
製品を生産するための原材料を調達する仕事です。顧客の要望に寄り添いながらも、コストや品質などを見極め、原材料を買い付けます。

・品質保証
製造された製品が規定の質を満たしているのかを確認し、製品が納品・販売された後も品質の保証を行います。保証を担保するための根拠の調査や、納品後のクレーム対応なども行います。

・営業
自社の製品を購入してもらえるよう、営業活動を行います。素材メーカーであれば加工メーカーへ、日用品や食料品であれば小売店などへというように、営業の対象は商品により異なります。

・広報/PR
製品をより多くの人に知ってもらい、ファンになってもらうためにさまざまな活動を行います。広告出稿やメディアや購入者との関係性構築など方法はさまざまです。

・知的財産管理
メーカーであれば、自社の製品や技術に関しての特許や意匠権を取得していることも少なくありません。そうした知的財産を管理する仕事です。

新卒でメーカーを目指したきっかけ・動機

メーカーを目指す就活生も、その理由はさまざまです。きっかけには次のようなものが挙げられます。

・ものづくりが好き
小さい頃から工作が好きだったり、みんなで何かを作り上げるのが好きだったりという原体験から、メーカーを志す人も多いのではないでしょうか?世の中には、無形の商品も多々ありますが、形があり、目に見える商品に携わりたいという人も多くいます。

・馴染みのある商品に携わりたい
多くの製品で私たちの生活が成り立っていることもあり、そうした製品で人々の生活を支えたいと感じる人もいるのではないでしょうか。生活に密接する製品に携われるとなれば、日常の中で自社の製品を目にする機会が増え、そこにやりがいを見出す方もいます。また、好きな食べ物やデバイス、自動車などに関わりたいという理由から志す人も少なくありません。

・日本の製品を世界に広めたい
ものづくり大国と呼ばれた日本。質の良さなどから日本に限らず、日本製の製品にこだわる人も少なくありません。一方で、現在は他国の製造業も盛んになっており、「Made in Japan」だからといって勝てる世界ではなくなっています。そうした中でも、日本の良い製品を世界に届けたい、世の中に知られていない製品を多くの人に使ってほしいという思いを持ち、メーカーを目指す人もいます。

メーカー業界で働く人々の入社理由・やりがい

実際にメーカー業界で仕事をする方々は、どんな理由でメーカー業界を志望し、キャリアを歩んでいるのでしょうか?志望理由と仕事をする中で感じているやりがいとともにご紹介します。
※記載の情報は記事公開当時の内容です。

▶︎アサヒ飲料株式会社

事業内容:牛乳・乳製品、菓子、食品の製造販売等


*ストーリー:お客様に感動を与える容器開発で「人にやさしく、地球にやさしい」を実現

・2016年新卒入社
・仕事内容:容器包装の担当部門で、炭酸飲料のボトル開発に携わる
・きっかけ:

自分のつくったものがよりダイレクトに消費者に感動を与えられるものや、自分のやったことが目に見えて、世界に伝わるものに携わりたいという想いがあり、飲食業界や化粧品業界といった、BtoCの業界に就職したいと考えていました。(中略)

当時コンビニでアルバイトをしていたのですが、商品陳列などをする中で、容器や包装に対して、倒れやすかったり壊れやすかったりと扱いの難しさに課題を感じることがありました。飲料メーカーに入社したら、お客様だけではなく、オペレーションの方々にもメリットを提供できる開発をしたいなとも考えていました。

・やりがい:

ペットボトルは単純に飲料を飲んだり、ただ中身を詰めたりするだけのものではなくて、デザインやユーザビリティなど、さらに価値を付加できるものと聞きました。それまでは、単純に飲料メーカーは中身をつくって飲んでもらうだけだと思っていたので、パッケージもしっかり考えて開発をしているというのがとてもおもしろいと感じたんです。

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▶︎株式会社 明治

事業内容:国内・海外の食品事業


*ストーリー:明治の品質と安全へのこだわりを、世界へ。海外新拠点立ち上げで感じた責任とやりがい

・2011年新卒入社
・仕事内容:明治乳業(天津)有限公司の立ち上げメンバーとして中国に駐在し、生産部門と品質保証部門を担当
・やりがい:

国内では、明治はトップメーカーと呼ばれていますが、中国においてはまだまだ中小企業です。さまざまな巨大乳業メーカーが名を連ねる中国市場で、どのように差別化して牛乳・発酵乳事業を伸ばしていくかという、ダイナミックなビジネス展開を間近で感じられることも、中国で働く醍醐味といえるかもしれません。

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▶︎日本シグマックス株式会社

事業内容:全国の医療機関に整形外科向けの各種固定材料、医療機器を製造販売するほか、スポーツ事業(スポーツ用サポート・ケア製品の製造販売)、ウェルネス事業(日常生活向けサポート・ケア製品の製造販売)も展開


*ストーリー:仮説と検証を繰り返し、研究者と開発者の橋渡しとなる仕事

・中途入社
・仕事内容:商品開発部にて、製品の機能検証や評価を担当
・きっかけ:

私は大学時代、人の動きをデータとして捉え、反応や変化を追う分野に興味を持ち研究に取り組んできました。「バイオメカニクス」という言葉が一番近いかと思いますが、この分野を学んでいく中で人の体のメカニズムが複雑で、非常にうまくできているということを知りました。そのメカニズムのどこかひとつでも崩れると全体がうまく作用しなくなるわけですが、その仕組みを解明し、把握・理解することによってそれを改善できるということがとても面白いと感じました。

大学卒業後は、大学で学んできた「バイオメカニクス」を活かしたいと考え、(前職の)インナーウエアのメーカーに入社しました。

・やりがい:

一般的にモノづくりに関わる方々は「イチから自分が作った」という点にやりがいを感じたり、企画スタッフも「自分の企画が当たった」という、結構わかりやすい“やりがいのイメージ”があるかもしれません。それに対して、評価という仕事の面白さや醍醐味はちょっとわかりづらいというか、もう少し別のところにあると思っています。

評価は、その製品の良さを「なんとなく」ではなく、データなどをもとにしっかりと言語化・可視化する方法を探り、プロモーションにつながるような形で提示するまでが仕事です。使用感やモノの良さを何らかの形にして見せられるようにすることは非常に骨の折れる大変な作業ですが、この流れを最後まできれいにつなぐことができたとき、大きなやりがいを感じます。

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▶︎株式会社伊勢半

事業内容:メイクアップ化粧品、基礎化粧品、医薬部外品など化粧品全般の製造販売


*ストーリー:男性社員が語る「化粧品メーカーの仕事」について①―新入社員 溝口さんの場合

・2021年新卒入社
・仕事内容:営業社員として商談や社内会議の資料の作成、店舗へ送る販促物の手配等の内勤業務、取引先の訪問、店舗スタッフとのコミュニケーションや店頭の展開強化等の外勤業務

・きっかけ:

溝口さんが化粧品業界に興味を持ったのは、大学時代のこと。肌荒れしやすかったことがコンプレックスでしたが、スキンケアによって肌荒れしにくくなったことがきっかけとなりました。

溝口さん 「自分の経験もあって、人の肌状況、さらにメイクにも興味を持つようになりました。大学では友人のメイクや化粧品について自分が感じたことをコメントしたりもしていましたね」

・やりがい:

自らの強みである明るさや活発さが、一緒に仕事をする人に認められることに、やりがいを感じているといいます。

溝口さん 「取引先店舗の担当の方が、『溝口さんは意欲的でいいね』と話してくれていたと聞いて……。とてもうれしかったですね。社内の業務では、自分ひとりでできることが増えたときに成長を感じます。周りの先輩が、たとえば『資料づくりがうまくなったね』と、評価するところを見つけて褒めてくださることも大きいです」

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▶︎株式会社ブリヂストン

事業内容:タイヤ事業、ソリューション事業、多角化事業等


*ストーリー:誰も知らない「断トツ」のバイク用タイヤを目指して──商品企画担当の挑戦

・2015年新卒入社
・仕事内容:MCタイヤ事業部でバイク用タイヤの商品企画を担当
・きっかけ:

新卒でブリヂストンに入社した真田さんは、当時から海外への熱量が高く、「将来は海外に関わる仕事がしたい」と明確に考えていたといいます。(中略)

真田さん 「海外で生活していると『日本製のモノっていいよね』と言われることがよくありました。そういう経験を重ねるうちに、なんらかのかたちで日本製品に関わる仕事ができたらいいなと思うようになったんです。でも自分は開発者や技術者ではないので、製造は難しい。ならば日本メーカーのすばらしい商品を海外に広げるとか、そういったことならできるのではと考えました」

・やりがい:

真田さん 「実は、私がMCタイヤ事業部に来て初めて携わったアドベンチャーバイク用のタイヤ『BATTLAX ADVENTURE TRAIL AT41』が、2022年の2月に発売されました。

実際に、3年ぶりのリアル開催となった2022年のモーターサイクルショーでお披露目する際、私も説明員としてブースに立ちました。すると『かっこいいよね』とか『もう買ったよ』と言ってくださるお客様が何十人もいて。性能だけでなく見た目にもこだわった商品だったので、本当に嬉しかったです」

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▶︎JX金属株式会社

事業内容:非鉄金属に関する資源開発、製錬・リサイクル、先端素材の製造・販売


*ストーリー:パワフルな交渉で困難な状況を打破。「とにかく行動」の姿勢が実現した、新規市場参入

・2012年新卒入社
・仕事内容:機能材料事業部統括営業部で、新規製品に関する戦略立案や顧客開拓を担当
・きっかけ:

谷川さん 「大学時代、急にタイに留学に行ったことがありました。ゼミの先生に『タイに行ってみろよ』と言われて、『行ってみます』と簡単に返事をしてしまって(笑)。

でも、そうやって行動したことが、今につながっているんですよね。タイに行って途上国の開発や難民キャンプを見たことで、将来は社会基盤・インフラを支えるような仕事をしたいと思ったんです。その想いが就職活動に影響した結果、今があるので」

・やりがい:

ついに念願だったスマートフォンのマーケットへの参入に成功。これをきっかけに、銅箔の事業は横展開されるようにもなりました。

谷川さん 「この経験をしたことで、技術サイドの人間と一緒に仕事をするコツを知りました。当社はメーカーなので、商社と違って『モノを売る』だけでなく、エンジニアをサポートすることも重要な仕事です。技術サイドの人々の信念を敬って、モチベーションもケアしながら顧客対応をすることがとても大切なのだと学びました」

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▶︎東洋製罐株式会社

事業内容:製缶・製蓋機械や飲料充填設備などの製造販売、飲料充填品・エアゾール製品・一般充填品(液充填製品)の受託製造販売、貨物自動車運送業や倉庫業など


*ストーリー:この世に「まだないもの」をカタチに。新たな挑戦を支える東洋製罐の総合力

・2015年新卒入社
・仕事内容:メタル技術開発部で飲料缶の開発
・きっかけ:

就職先を考えるにあたっても、実際に世に出るものを自分で作りたい、という思いが強かったので、東洋製罐に興味を持ったのです。

私が最初に東洋製罐を知ったのは、合同企業説明会です。世の中のあらゆるものが何らかの容器に包まれている──包装容器のメーカーであれば、自分が手掛けたものを、日常における多くの場面で見ることができるのでは、と考えて入社を決めました。自分の手を動かして何かを作ることがもともと好きだったこともありますが、それがきちんと形になって世に出る。両方の希望が叶えられる仕事ができる、と思いました。

・やりがい:

私自身としてはやはりお客様の生の声を聞いたり、完成の喜びを分かち合えたりすることのほうに、より大きなやりがいや達成感を感じます。

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▶︎沖電気工業株式会社

事業内容:ソリューションシステムおよびコンポーネント&プラットフォームの各分野における製品の製造・販売、システムの構築・ソリューションの提供、工事・保守・その他サービスなど


*ストーリー:目まぐるしく変化する4年間での学び──経験を重ねて見出した、営業職の理想像

・2017年新卒入社
・仕事内容:官公市場への営業
・きっかけ:

大見さん 「OKIはATMや空港の自動手荷物預け機など、普段当たり前に利用しているものを納入していて、その商品に私たちは日頃助けられていたことを初めて知りました。大々的に消費者に分かりやすい形ではなくても、人々を支える仕事がある。これは、私の中にはなかった観点だったので、とてもおもしろそうだと感じましたね」

・やりがい:

大見さん 「営業は『感謝されることがやりがい』という話もありますが、私の感覚は少し違います。お客様の立場からすれば、課題を解決してもらうためにOKIがいて、その対価としてお金を支払っているので、私たちは当たり前のことをやっていると思っています。

その当たり前をやった上で、自分がお客様に対してどのように喜んでいただきたいかを考え、実際に喜んでいただけたと実感できるとき、営業としてのやりがいがあると思っています」

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▶︎株式会社不二越

事業内容:材料から加工技術、機能部品、そしてロボットまで多彩な事業・技術をあわせ持つ総合機械メーカー


*ストーリー:ものづくりの舞台で挑戦する日々──不二越で描く理系女性のキャリア

▶︎大辻さん
・2015年新卒入社
・仕事内容:工具事業部でドリル・エンドミル・タップなどの工具の設計に携わる
・きっかけ:

大辻さん 「私は工学部出身なので、ものづくりに関わる仕事に携わりたいと思っていました。複数の事業を構える不二越の、様々な強みがある点にひかれました」

・やりがい:

大辻さん 「育休前は、見本市や展示会で自分が開発に携わった新商品を直接お客様にPRする機会も多く、お困りごとに対して私の提案に満足していただけたことがとても嬉しかったんです。より多くの知識を身につけて、総合的にお客様に提案できる仕事につなげたいです」

▶︎佐竹さん
・2019年新卒入社
・仕事内容:マテリアル事業部で部品開発職を担当
・きっかけ:

佐竹さん 「不二越は、事業部同士が連携して商品開発を行っています。ここならいろんなことにチャレンジできると思い、入社しました。そしてまさに今、新しいことにチャレンジ中なんですよね」

・やりがい:

佐竹さん 「所属する事業部では、1、2年目の社員が主軸となってプロジェクトを任されたりするので、教えてもらったことを早い段階から活かして自力で仕事を進めたり、計画を立てたりすることができます。若手がバリバリ仕事をできる面は魅力に感じます」

▶︎後藤さん
・2021年新卒入社
・仕事内容:ロボット事業部のロボット開発部
・きっかけ:

大学院で電動義手を研究していた後藤は、もともと産業用ロボットに興味がありました。(中略)

後藤さん 「私は入社1年目で、開発に必要な基礎知識を学ぶべく、現場で働いています。ロボット自体を触ったり動かす経験があまりなかったので、現場で部品が組み立てられて出荷されるまでのプロセスを全部見られる今の環境は、おもしろいなと思います」

・やりがい:

後藤さん 「新しいことに興味があり、仕事を選ぶ時にも『最先端の技術に関われたら』という思いがありました。実習後、実際に開発業務を行うので、学んだ知識を活かしつつ、開発のノウハウも教わって自分で仕事を進められるようになりたいです」

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▶︎トヨタ自動車株式会社

事業内容:自動車の生産・販売


*ストーリー:他業界からトヨタへ。自動車業界の計り知れぬ可能性のカギは「ヒト」にあり

・2021年中途入社
・仕事内容:OTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデートのシステム開発を推進
・きっかけ:

広告代理店でさまざまな業種に携わる機会に恵まれるなかで、自動車業界こそ、あらゆる難しさと無限の可能性の両方を秘めた業種だと感じ、強く惹かれるものがありました。具体的には、新しい技術にチャレンジしていく可能性と、人の命を守るという安全・品質面での難しさを抱えている、この先の進化が楽しみすぎる業種だなと。

・やりがい:

私が大切にしている価値観、それは「何をやるかよりも、誰とやるか」、つまり人との関係性、これに尽きます。メンバーと一緒にシステムをつくり上げ、社会に対して価値を提供したい。だからこそ、意識的にいろいろな視点でコメントをし、仲間と意思の疎通をはかろうと努めていますし、誰かから相談を受けたり、感謝の言葉をかけられたりすると、大きなやりがいとうれしさを感じますね。

私は、2021年8月現在でトヨタに入社してまだ半年なのですが、着実に、チームメンバーとの信頼関係が築けていると思います。

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▶︎本田技研工業株式会社

事業内容:二輪、四輪、汎用製品の製造・販売事業以外にも、ロボットや航空機などの新規事業


*ストーリー:求む、自由発想の広報担当者──誰かの心を動かすHondaコミュニケーションの魅力

・2013年中途入社
・仕事内容:広報部戦略・デジタルコミュニケーション推進課でグループリーダーを務める
・きっかけ:

永留さん 「広告に携わる者として、もともとHondaフィロソフィーには共感していました。さらに、自分の子どもがこの先何十年と生きていく未来を考えたとき、より世の中に貢献できるような事業を展開しているところに転職したいと考えていたんです。エージェントが複数社紹介してくれましたが、迷わずHondaに決めました」

・やりがい:

永留さん 「私たち広報はクルマやサービスを作るわけではないので、0から1を生み出すことはできません。しかし、1を10にも100にもするのはコミュニケーションの力だと思っています。

Hondaのなかには本当にたくさんのニュースがあるので、それらを活用して届ける相手の気持ちを少しでもポジティブなものにできたらいいなと考えています。それが私たちの仕事の醍醐味だと思うので、最前線にいるメンバーが誇りとプライドを持ってやっていけるようなグループにしていきたいですね」

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▶︎三菱自動車工業株式会社

事業内容:自動車、産業用エンジン、中古自動車やそれらの構成部品、交換部品並びに付属品の開発、設計、製造、組立、売買、輸出入その他の取引業、計量器等の販売


*ストーリー:挑戦の日々が成長を後押し。ユーザー目線を探求し続けるUX/UIデザイナー

・2019年新卒入社
・仕事内容:三菱自動車デザイン本部のサーフェスクリエーショングループに所属し、クレイとデジタルの “ハイブリットモデラー“としてプロジェクトのデザイン開発を担当
・きっかけ:

勉強に励み、進級が難しい大学の物理学科に入学した小池さんは、某研究開発機構に属する研究室(卒業研究委託先)で飛行機の翼の空気力学を研究していました。

小池さん 「航空技術の研究は楽しかったものの、ふと『将来ずっとやっていく仕事』を考えたときに、やっぱり好きなことを仕事にしたいと思ったんです。昔から好きだった車の何が一番好きか考えたときに、やっぱり見た目だなと気付いたんです。そこで、憧れだったカーデザイン業界に挑戦したいと思い、就職活動をせず、カーデザインの専門学校に進むことを決めました」 

・やりがい:

小池さん 「入社前に聞いていた通り、人数が少ない分、幅広い仕事ができて、知識を身につけることができます。若手にも活躍するチャンスがあり、私に関しては、クレイモデラーでありながらもデジタルモデラーとしても、プロジェクトに携わらせてもらっています。

学生のうちからデジタルも勉強していて興味もあったので、どちらもやらせてもらえるというのはとてもありがたいと思っています」

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▶︎株式会社デンソー

事業内容:自動車技術、システム・製品を提供する、グローバルな自動車部品メーカー


*ストーリー:“攻め”の姿勢で事業と社会の発展に寄与。知的財産の最前線で戦うエキスパートの信念

・2020年中途入社
・仕事内容:知的財産部所属
・きっかけ:

大学では工学部の応用化学科に進学したのですが、1年生で単位を取りすぎてしまい、2年生になったときに空いた時間が生まれてしまって。その時間を埋めるために始めたのが、弁理士の国家資格取得のための勉強です。(中略) 

弁理士の専門学校に行きながら勉強をしているうちに、その面白さにどんどん惹きこまれていき、「知財が活かせる仕事をしていきたい」と思うようになっていました。

・やりがい:

知財=知的財産の仕事は、簡単にいうと「自社の技術や発明を守る仕事」です。

特許や商標を得るために、関連する法律の勉強をしたり、他社の動向を調査したり、特許の出願をしたり。泥臭く、地道な仕事のイメージが強いかもしれませんが、時には“攻める”ことも知財の大事な役割になります。権利侵害などで他社との訴訟が発生した場合は、訴訟に勝つために体制を組んで、攻めのスタンスで戦略的なアプローチをしています。 

“攻め”の役割も含めて、幅広い能力が求められるこの仕事に、とてもやりがいを感じているんですよね。

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▶︎ボッシュ株式会社

事業内容:自動車メーカー向けシステムおよび製品の開発・製造、ドライバー向け自動車パーツおよびアクセサリーの販売、ボッシュ・カー・サービス(BCS)などの運営、自動車整備機器の販売、電動工具の販売


*ストーリー:理系大学院生がサマーインターンシップで得た、ビジネスの現場での学びと未来

・2023年新卒入社予定
・仕事内容:インターンとして、あるプロジェクトの市場調査を担当
・きっかけ:

矢野さん 「自宅の近所に事業所があったので、ボッシュは子どもの頃から地元にあるグローバル企業として憧れの存在でした。また友人のお父さんが働いていて、少なからず接点もありました。女性もとても働きやすい会社だと聞いていたので、実は自分のなかでも以前から就職したい企業の一つでした」

・やりがい:

矢野さん 「私の調べた成果が、海を渡って他の4カ国に共有されていること自体嬉しかったのですが、ドイツの担当の方から『非常に良いインプットになった』と褒めていただけたんです。外資系企業ならではのダイナミックな働き方のなかで、やりがいと達成感を得た瞬間でした」

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製品に対するニーズは、時代や社会情勢の変化を受けて、日々変わっていくものです。求められる品質、性能、価格、デザインなどを早々に察知する、もしくは自社の製品で未来のトレンドを、市場を作り上げる。そんな可能性ややりがいを秘めたメーカー業界。多様な職種や企業、やりがいなどについて詳しく知りたいという方は、ぜひメーカーで働く人々のストーリーを覗いてみてはいかがでしょうか?