スピード感と裁量権を持って働きたい。Jストリームで叶えたい人事としての想い
──はじめに、松本さんがこれまでたどってきたキャリアについて聞かせてください。
音楽配信事業を行う会社に新卒入社し、1年目から中途採用担当として日程調整やスカウト、入社後のフォローまで一通りの業務を経験しました。現場をより深く理解するために、実際に隣で働かせてもらうこともありました。ここでは人事の醍醐味を知ることができ、とても充実した日々でしたね。
しかし、2年目の途中でグループ会社への出向が決まり、新規事業の営業企画へ異動することに。人事としてのキャリアをさらに積みたいと考えていたので、最初は戸惑いましたが、結果的に営業企画での経験はとても貴重なものとなりました。会社に利益をもたらす現場の仕事を経験したことで、人事時代には見えていなかった「プロダクトやサービスを生み出す大変さ」を目の当たりにしたからです。それと同時に、人事の重要性を一層意識するようにもなりました。
──「社内異動で人事に戻る」という選択もあったかと思うのですが、なぜJストリームを選ばれたのでしょうか?
人事の魅力にどっぷりはまりまして、できるだけ早く裁量権を持って働きたいという想いが強くなりました。そのきっかけとなったのが、ある方から退職の要因にもなるような大きな悩みを聞いたこと。その悩みに応えられる存在になるためには、人事としての経験の幅を広げる必要があると悟ったのです。であれば、若手でも裁量を持って働ける環境に身を移して、人事としての経験値や知識をもっと蓄えようと考えました。
そして、この想いを最も叶えられそうだったのがJストリームでした。大きすぎない事業規模かつ、成長フェーズにあるため一人ひとりの裁量が大きく、さらには「優秀なエンジニアの採用」という高難易度のミッションにも挑戦できる。この環境なら自分を鍛えられると確信し、入社を決意したのです。
──入社前と後では、Jストリームの印象は変わりましたか?
アイドルのライブ配信も手がけているので、選考を受けるまでは華やかな印象がありました。しかし、面接で話を聞いてみると、エンタメよりも医療分野での売上比率が大きいこと、また一般の消費者の目には触れないようなところで活躍していることなどがわかりました。セキュリティ面でも高く評価されており、将来性のある会社だなと感じました。
エンジニアファーストであること。そして団結力の強さがJストリームの魅力
──2021年に入社後の業務内容について教えてください。
入社後は、新卒採用・中途採用に加え、リファラル採用や障がい者採用など幅広く携わりました。2023年3月現在は、新卒エンジニア採用を含む、2024年入社の新卒採用を一手に担っています。ほかにも、アーキテクトの大川やエンジニアと一緒に、学生向けのエンジニアリングイベントに参加する機会もあります。
──エンジニア採用を行う中で、「楽しい」と感じるのはどんなときですか?
学生さんの得意分野のお話を聞くときが一番楽しいですね。最初はとても緊張していた学生さんが、技術の話になると嘘のように明るくなって楽しそうに話してくれることがあります。技術を心の底から楽しんで話している姿を見ているだけで、とても刺激を受けますし、輝いて見えるんですよね。エンジニアを志す方の集中力、熱量ってすごいなと心から尊敬しています。
──Jストリームの特徴や強みはどんなところにありますか?
まずは、“エンジニアファーストであること”ですね。Jストリームは、エンジニア組織の中にHR(Human Resources)に関するミッションを持つ社員がいます。人事だけが採用や人事制度のことを考えるのではなく、人事とエンジニアが一緒に課題を共有し、考え、現場に即した施策や採用活動を進めています。
具体的な取り組みとしては、「Tech人事制度」があります。エンジニアの方々の中には、生涯現場で挑戦を続けたい方も多くいます。そこで、エンジニアの多様なキャリアを実現するために、2021年より「Tech人事制度」を開始しました。ここでは、年齢、社歴は一切関係ありません。高い技術力があれば、若手社員が幹部レベルまで昇進することも可能です。そして、この制度は2024卒の新卒エンジニアへも適用を拡大させました。
こんな思い切った挑戦でもスピーディーに実現できたのは、事業戦略上、エンジニア組織の強化を最重要事項の一つと考えているからです。こういったエンジニアが活躍しやすい環境づくりは、今後も積極的に取り組んでいきたいと考えています。
また、エンジニア同士の絆が強いこともJストリームの特長かもしれません。コミュニケーションがとても活発で、「次はこんな技術を使ったサービスを試してみたい」なんて議論もよく交わされています。こちらが羨ましくなってしまうほど、エンジニアの団結力が強い会社ですね。
その雰囲気に触発されて、人事の私もITの専門用語や自社サービスの概要などを学び、エンジニアの方々との“共通の言語”の習得にも日々励んでいます。現場をより深く理解し、現場に即した採用活動を進めていきたいですから。
「また会いたい」と思われる存在に。受け継いでいきたい仲間を大事にする風土
──団結力の高さがJストリームの強みとのことですが、何か印象に残るエピソードがあれば教えてください。
私が入社したてのころ、同席した面談でエンジニアの方々が休日にオンライン通信ゲームを楽しんでいるという情報を得たんです。私はエンジニアのみなさんと早く仲良くなりたかったので、急いでそのゲームを買いにいきました(笑)。「一緒にやらせてください!」とお願いすると、最初は少し驚いたようでしたが、みなさん快く受け入れてくれました。
そのゲームを通して、みなさんの優しい人柄がわかり、距離もぐっと縮まりましたね。ちなみに、ゲーム仲間のみなさんとは、すっかり打ち解けることができて、今でも交流が続いているんですよ。
──Jストリームでは、仲間を大事にする風土が根づいているのでしょうか?
この温かな風土は、先輩から後輩へ脈々と受け継がれてきたものだと感じています。新人エンジニアの育成においても、「先輩が自分にしてくれたことを後輩にもしてあげたい」という文化が根づいているんです。
先輩から資格勉強の書籍を譲り受けたり、休みの日も一緒に趣味の開発を行ったりと、ビジネスという関係だけでなく、共通の趣味を持つ友達みたいな関係を築くこともしばしば。縦のつながりだけでなく、横のつながりも強いので、新卒社員の定着率は高いですね。
──このような環境の中で、松本さんが人事として目指している理想像があれば教えてください。
ひと言で表すなら“話しやすい存在”ですね。私の実家は理容室を営んでおり、両親が働く姿を間近で見ながら育ちました。理容師や美容師というのは、数カ月に1回ほど会う程度の間柄なのに、なぜか話しやすい存在ですよね。それはきっと「聞き上手」だからだと思っていて、私自身もそれを見て育ったことから、小さいころから聞く側に回ったり、みんなの意見をまとめたりすることが多かったんです。
就職活動中に自己分析をした際も、「相手に耳も心も傾け、調整する」という点が浮かびました。私の強みを活かす仕事がしたい、そして「話して良かった、また会いたい」と思ってもらえる人に成長したいと思いながら選んだのが、人事の仕事です。今も、その想いで求職者や社員の方々と日々向き合っています。
求めているのは“正解の答え”ではない。大事なのはお互いを知ろうとする気持ち
──エンジニア志望の学生さんに向けて、何かアドバイスをお願いします。
多くの学生さんが苦手意識を持っていることと言えば、やはり面接ですよね。「質問にどう答えていいかわからない」「話すのが苦手だから緊張してしまう」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方にお伝えしたいのは、質問に対する“正解の答え”を探ろうとしなくていいということ。話す内容に困ってしまうのは、「どう返すのが正しいのか?」と考えすぎているからだと思います。ですが、私を含むJストリームの面接官はあなたを見極めたいという気持ちよりも、あなたのことを知って仲良くなりたいという気持ちの方が強いんです。だからいつもの会話と同じように、質問に対して率直にどう思ったかを話してみてほしいのです。
Jストリームでは、面接前のカジュアル面談で「面接ではこういうことを話してみたら良いんじゃない?」とアドバイスしたり、面接中に「この前の面談で言っていた話をしてみてよ!」と助け舟を出したりすることもあります。できるだけ学生さん側に寄り添いたいと考えているので、そこは安心してほしいですね。
──松本さん自身が就職活動中に気をつけていたことや、「こうすれば良かった!」という反省点などがあれば、ぜひ教えてください。
教訓としては、視野は狭めすぎない方が良いということですね。就職活動をスタートしたころの私は、エンターテインメント系の企画に携われる企業など、興味のある職種や業界に絞っていました。その結果、なかなか面接に受からず、進路を考え直すことになりました。そのため、まずは説明会に出てみるなど、より多くの企業と接点を持つことをおすすめします。そうすることで「自分はこれかも」と思う業界・職種に出会える日が必ず来ますから。
──最後に、学生さんに向けてメッセージをどうぞ。
面接は企業側だけでなく、学生のみなさんも「その企業で楽しく働けそうか?」とジャッジする立場にあるんだよ、ということをお伝えしておきたいです。だからこそ、面接を見極められる場と捉えず、ざっくばらんに話しながら入社後のイメージを膨らませてみてください。
Jストリームでは、「こんなエンジニアと話したい」という希望を伝えてもらえば、個別面談も設定します。学生さん一人ひとりの就職活動を企業全体でサポートするので、安心して飛び込んできてくださいね。