自社のプロダクトを統括する。それが、プロダクト企画部企画課の役割

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──まずは、川島さんが課長を務めるプロダクト企画部企画課のことを教えてください。

ひと言で表すと、自社プロダクト全体を統括している課です。具体的には、企画課の役割は、プロダクトオーナー、プロダクトマネージャー、ディレクターに分かれていて、J-Stream Equipmedia(※1)、J-Stream CDNext(※2)といったプロダクトごとに担当を決めています。

理想としては案件規模に応じてディレクターをアサインしたいところですが、現在はディレクターが足りないこともあり、プロダクトマネージャーがディレクターの仕事も掛け持ちするほか、開発エンジニア自ら進捗管理や開発に関する各所との調整事を行っています。

本来、プロダクトマネージャーは全体のマネジメントに、エンジニアは開発業務に全集中できるべきですから、今はそうした環境を作りたいと考えています。ディレクターはその現状を立て直すキーとなるポジションです!

※1
J-Stream Equipmediaとは、企業における使いやすさと充実した機能を備えた動画配信プラットフォームのこと。動画マーケティングや企業プロモーション用途だけでなく、企業内の情報共有や教育・研修まで幅広く利用されており、導入実績数は国内最大級です。

※2
J-Stream CDNext(Content Delivery Network)とは、コンテンツ配信を効率的かつ安定して行うために構築されたネットワークのこと。Jストリームは、国内のデータセンターに自社設備としての配信環境を構築し、国内トップクラスの安定配信を自負しています。

企画部の仕事の流れ──ディレクターに求められるのは、自発的な行動力

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──まずプロダクトオーナーの役割について詳しく教えてもらえますか?

プロダクトオーナーは市場分析や営業本部が吸い上げた顧客ニーズをまとめ上げ、自社プロダクトの方向性を検討してロードマップを作成します。当社では、社内で顧客ニーズ等の情報を集約するツールを導入しているので、そこに営業本部から大小問わずさまざまな要望を上げてもらい、プロダクトオーナーが優先順位を付けた後、必要性を精査してロードマップに活かします。

動画サービスといっても、当社にはビジネスからエンタメまであらゆる業界のお客様がいるので、業界によって求められる機能や方向性が大きく異なります。たとえば、エンタメ系だとアーティストさんの大規模なライブ配信をやりたいというニーズがある一方で、一般企業様になってくるとクローズドな形で従業員向けに社長挨拶を流したいなど、用途が異なります。営業本部内で調整してもらうこともありますし、ある程度プロダクトオーナーで方針を決めて、営業本部に企画提案することもあります。

──プロダクトマネジャーの役割はどうでしょうか?

プロダクトマネージャーは、前述のプロダクトオーナーが作ったロードマップに沿って、より細かな優先順位を付けて、プロジェクトのスケジュールを作成します。そこから各サービスや機能におけるビジネス側の要件をまとめて、開発エンジニアの所属する技術開発部に落とします。エンジニアのアサインや工数管理などは技術開発部にいるプロジェクトマネージャーが管理しています。

──ディレクターだと、どういった役割になるのでしょうか?

プロダクトマネージャーが作った要件定義をベースにプロジェクトの進捗管理や品質管理を行います。ここで重要なのは、エンジニアからの報告を待つのではなく、ディレクター自ら情報を取りいくこと。要件通りにモノができているか、スケジュールに対して順調に進んでいるか、躓いているポイントはないか、業務を俯瞰した進捗管理がとても重要です。

ただしスキルとして、「コードの読解力」は必要ありません。コードレビュー自体は開発内部で行っていますし、知らないことがあれば社内にいる専門家に質問するフットワークの軽さのほうが当社ディレクターには重要です。社内には各領域のスペシャリストがいますからね。

人には優しく、プロダクトのクオリティには厳しく。それが、Jストリームのカルチャー

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──プロジェクトは何名で動くことが多いですか?

プロジェクトの規模で人数は変動します。小さい開発であればディレクター1名+開発1、2名の体制で回すこともありますし、1年規模のプロジェクトであれば、ディレクター2名+開発5名体制で回すこともあります。

開発期間は、長いと半年~1年、短いと1~2カ月程度で、大体平均すると3カ月前後のプロジェクトが多いですね。同時に3つ程度案件を同時進行することもあります。

──どんな人が企画課にいますか?

企画課は、私含めて7名が所属していて、平均年齢は47歳と高めです。20~30代の応募者の方々からすると、若干身構えてしまう方が多いかもしれませんね(笑)。

でもまったくその必要はなくて、ざっくばらんに若手の方からどんどん意見を出してもらいたいし、積極的に取り組む姿勢を求めている人たちばかりなんです。私が言うのもなんですが、とにかく良い人ばかりです(この機会にぜひ伝えたい!)。

「ディレクターは開発フェーズにおける責任者」だと言われると、どうしても肩に力が入ってしまいますが、どんなことも言いやすい環境なので、若手の方も安心して働けると思っています!

──働く上で、どんなところにJストリームらしさを感じますか?

入社する以前に複数社経験していますが、人の良さはJストリームならではですね(笑)。当時から経験者採用で入社された方に優しい会社だなという印象が強くあります。ただ、メリハリはすごく大事で、プロダクトのクオリティに関してはとことん厳しく。良いプロダクトのために、しっかりと向き合って取り組む姿勢はみんなが持っている共通認識ですね。

「作りたかったモノが要件通りにできた達成感」が、ディレクター職の醍醐味

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──ずばり当社で働くディレクターの醍醐味とは?

ディレクターは、とにかくステークホルダーが多いんです。その分大変さもありますが、自分で責任を持って進捗管理して、作りたかったモノが要件通りにできた達成感は、やっぱりディレクターの醍醐味です。

小さな機能の開発であれば、ディレクターと開発担当で完結することもありますが、ロードマップにあるような、ある程度大きな開発案件となると、開発担当以外にも部門を越えていろんなステークホルダーがいるので、それらをまとめ上げて調整していく必要があります。

企画課が立ち上がる2021年4月以前は、それらの調整事をエンジニアや部課長が自らすべて行っていたので、その当時を振り返ると一元化して見られるディレクターの存在価値は大きいですね。調整力や推進力がかなり身につきますので、今後のキャリアにとっても最高の武器になると思います。

また、テレワークでありながらも、ディレクターという職であれば必然的にいろんな人と関り合いながら仕事をするので、社内のいろんな人を知ることができるほか、仕事や技術を吸収できます。コミュニケーションが好きな人であれば、居心地が良い環境だと思います。

──ステークホルダーが多いということですが、具体的にはどんな部署と関わって仕事をしていますか?

言ってしまえば、会社全体ですね(笑)。

同じ本部にいる開発エンジニアはもちろんのこと、その他にも本部の枠を越えて、営業本部だったり、ソリューション推進本部(SI案件を担当する部門)だったり、社長室(全社予算や企画を取りまとめる部門)だったりと、全方位と関わって仕事をしています。

テレワーク主体の働き方なので、他部署と関係構築は私に任せてください。入社直後から関係が築けるように、私が場をセッティングしますし、実務を通しても自然と輪は広がっていくはずです。

──ディレクターには、どんな方に入社してほしいですか?

先述の通り、仕事柄、いろんな人とコミュニケーションを取ることが好きな方が向いていると思います。要は、ステークホルダーが多い中で、いろんな人と会話して、調整して、1つのモノを作り上げていくことが好きな方ですね!

それから今回、育成枠としてもディレクターを募集しているので、これまでの経験値よりも、どちらかと言うとコミュニケーション能力や、周りをグイグイと引っ張ってくれるような推進力を重視しています。

──最後にこれから応募される方へ、メッセージをお願いします!

今回のインタビューで、少しでも興味を持たれた方は、ぜひ面談や面接の場でお話しましょう!

ちょうどディレクター部隊を強化していこうというホットなタイミングになりますので、その第一人者として私と一緒にディレクターのあるべき姿を考えて、一緒に作り上げてもらえる方をお待ちしています!