宮崎で得た経験と、東京で担う役割

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▲車で取引先へ向かう様子

現在は首都圏営業部に在籍し、千葉県南部の病院やクリニックの担当をしている横尾さん。もともとは九州の出身で、入社後に配属されたのは、宮崎県の拠点でした。総合メディカルでは、様々な専門性を持つ社員同士が協力して幅広いサービスを提供していますが、宮崎エリアには少し変わった特徴があったといいます。

横尾 「宮崎は新幹線が通っていないことなどから『陸の孤島』とも言われるエリアです。福岡の本社からもアクセスが悪いため、他部門からの応援を頼みづらいという特徴がありました。そのため、もちろん先輩方からのサポートを受けながらではあるものの、基本的には多くの業務を自分の力でやりきらなければいけませんでした。大変なこともありましたが、おかげでうまくいかない時もあきらめず、自分で考えてなんとかしようとする粘り強さが身についたと思います」

一方、現在勤める東京の拠点は駅直結の好立地。社内外の連携も取りやすく、宮崎にいたときとの環境の違いに驚いたそうです。

横尾 「良くも悪くも、『周りの人に頼れる環境』なのだと感じています。そういった環境だからこそ、宮崎で培った『自分でやりきる力』は、後輩たちに伝えていきたいポイントですね。また、日々の業務のちょっとした不安や、何気ない疑問なんかを吸い上げたり、上司とのパイプ役になったりということも意識をしています。かしこまって面談とかをするわけではないですが、ちょっとした雑談などを通じて、気軽に頼ってもらえるような関係を作るのも先輩としての役割だと思っています」

部内には入社1~3年目の後輩たちも多くおり、その育成も横尾さんに任せられた役割の一つ。仕事についてのアドバイスはもちろん、日常の何気ないコミュニケーションを通じて、後輩たちの成長を応援しています。

就職活動時の想い~総合メディカル入社の決め手~

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電話をする横尾社員

就職活動の際には、横尾さんは主に医療業界の企業を見ていました。当初はMR職(Medical Representative:製薬会社などに所属し、医療関係者に自社の医薬品を紹介する医薬情報担当者)を志望していましたが、何気なく参加した総合メディカルの説明会で、その事業内容の幅広さに興味を抱いたといいます。

横尾 「医療業界は今後なくなることのない、必要とされ続ける業界という点から目を向けていました。また、昔からおばあちゃんっ子だったので、お年寄りの方々のサポートができればという想いもありました。ただ、文系の出身で医療業界というと、なんとなくMR職のイメージが強く、総合メディカルのことは『どこかで聞いたことがあるな』くらいの認識でした。
ところが、学内の説明会でたまたまお話を伺う機会があって、コンサルティングや医療機器のリース・レンタル、ドクターの紹介など『こんなに幅広い仕事ができる会社があるんだ』と、一気に興味が湧きました」

内定後もMR職と迷い続けていたという横尾さんですが、最終的には「いろいろなことに挑戦したい」と総合メディカルへの入社を決めました。入社後には宮崎・東京と二つの拠点で様々な仕事に携わってきましたが、その幅広さは想像していた以上のものでした。

横尾 「電子カルテなどの医療機器や、床頭台(入院患者さんが利用する、ベッドサイドに設置されるテレビ付きの台)を提案したり、ご高齢のドクターのために後継ぎを見つけてご紹介したり。保険商品なども取り扱っていて、本当に覚えるべき、身につけるべきことが山ほどあります。医療の情報は日々更新されるので勉強は大変ですが、自分の成長を実感できてよい刺激になっています」

印象的だった仕事~初めての開業サポート~

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▲同じ部署の同僚と談笑する様子

若手ながらに幅広い仕事を経験してきた横尾さん。その中でも強くやりがいを感じたのは、開業支援の案件でした。

横尾 「日本では地域によって医師の数に偏りがあります。都心部には多くの医師が集まる一方、地方には医師が集まらず、しかも医師の高齢化により閉院してしまう医療機関も多いというのが現状です。そんな地方に新しい医療機関を生み出すことができるのが、開業支援という仕事です」

たとえば、以前に横尾さんが担当した案件は、東京出身の医師が宮崎県で新規開業することをサポートするというもの。

横尾 「その先生は研修で宮崎を訪れた際に、食文化や地域柄に触れて『ここで開業したい』と思われたそうです。その想いを実現させるため、先生とは一年以上ずっと連絡を取り合い、開業のお手伝いをさせていただきました。私にとって初めての開業支援だったこともあり、非常に印象に残っています」

開業支援の現場では、患者の動向調査や税理士の選定、医療機器の納品スケジュールの調整、医薬品卸売業者の対応など、様々な役割が求められます。もちろん一筋縄ではいかないこともありますが、その分やり遂げたときの喜びもひとしお。医療を支える仕事の面白さを、肌で感じた瞬間でした。

横尾社員の目指すもの~学生の皆さんへメッセージ~

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▲学生の皆さんへメッセージ!!

宮崎での経験を糧に、東京で更なる成長を誓う横尾さん。目指しているのは、「誰からも頼りにされる存在」です。

横尾 「医師や事務長などのお客様はもちろん、先輩後輩や社外の取引先など、仕事で関わる人たちの良き相談相手になれるよう、これからも知識や経験をどんどん積み上げていきたいです。日々の小さな悩みから、病院の建替えなどの大きなものまで、『横尾に任せれば大丈夫』と、誰からも頼りにされる存在になりたいと思っています」

最後に、就職活動をしている学生の皆さんに向けて、横尾さんからメッセージがあります。

横尾 「新卒として働ける機会は一度しかないので、ジャンルを問わずいろいろな会社をリサーチして、しっかりと会社のことを勉強したうえで『ここだ』と思える会社を見つけてください。悩んで、迷って、それでも入りたいと思える会社に出会うことができれば、入社後も頑張れるのではないでしょうか。
私自身は『いろいろなことに挑戦できる』という点が総合メディカルに入社する決め手になりました。実際、自分が学びたいと思う商材があればどんどん勉強できますし、決められたものばかりじゃなく、お客様に合った商材を自分で考えて提案することもできます。
そこが総合メディカルでの仕事のやりがいにも繋がっていると思うので、就職活動中のみなさんにも、そんなやりがいが感じられる会社を見つけて欲しいです」

積極的に挑戦を続けながら、「誰からも頼りにされる存在」を目指す横尾さん。やりがいを持って仕事に臨むその姿勢が、周囲の人から信頼され、頼りにされる秘訣なのかもしれません。