大事なのは相手の話を聞くこと──実を結んだ西日本でトップ10の売上達成

▲患者さんの声により商品化された黒酢ドリンクを持つ松瀨さん

2017年、新卒で総合メディカル株式会社(以下、総合メディカル)に入社した松瀨さんは、2021年現在、薬局長として店舗スタッフとそうごう薬局港町店で店舗マネジメントを担当しています。

店舗スタッフは20代から40代まで、年齢も働き方も価値観もバラバラなメンバー。松瀨さんは薬局長になりたての頃に上司から言われた「人を見なさい」という言葉を胸に刻みながら仕事をしています。

松瀨 「心がけているのは、相手の話をよく聞くことです。マネジメントにおいても、独りよがりにならないように気をつけています。また、スタッフの中で一番年齢が上の方は主婦の方でお子さんがいるので、シフトの勤務時間の調節や働き方などに注意を払っていますね」

店舗のスタッフや薬局に来る患者さんは、年齢も環境などもさまざまです。そのため、松瀨さんは、一人ひとりに合わせたコミュニケーションや接し方を大切にしています。

そうした店舗運営を手掛ける一方で、松瀨さんは採用部と連携しながら、採用アンバサダーの仕事も担当しています。卒業した大学の研究室や知り合いの教授のもとを訪れ、後輩の薬学部生に仕事の内容や会社を選んだ理由などを伝えているのです。

松瀨 「総合メディカルは、薬局長に大きな裁量権を持たせてくれて、仕事を任せてくれます。やりたいことをやらせてくれる会社なんですよね。時間やシフトなどの勤務調整なども自由度が高いです」

また、一般的なドラッグストアに置いてあるような医薬品や菓子なども、薬局長の判断で店舗に取り入れることができるのです。

総合メディカルの各店舗に合わせて商品を置くことができるため、患者さんとのコミュニケーションの中で、何を置くかを決めることもあるといいます。

松瀨 「昨年の夏、会社のプライベート商品である『黒酢ドリンク』を患者さんの要望が多かったため、店内に置くことにしました。一番見やすいところに置いたり、患者さんに声かけをしたりしていたところ、西日本に130ほどある店舗の中で、売上がトップ10に入ったんです」

まさに患者さんとの雑談の中から得たヒントが、実を結び形となったエピソードです。そんなことから、医師には話せないことでも、薬局薬剤師になら話せることもあるのではないかと松瀨さんは考えるようになりました。

地方勤務で感じる人の温かさ。挑戦心を忘れずに行動する

▲松瀨さんが現在働く、愛媛県卯之町の風景

松瀨さんの学生時代にまで時間を巻き戻します。

もともと薬局業界での就職は考えておらず、MR職を検討していた松瀨さん。総合メディカルを知ったのは、就職活動中でした。

そこで薬局だけでなく、医療連携など幅広い活躍のフィールドがあり、薬剤師業務以外の部署をいくつも展開している点に興味を持ち始めます。

松瀨 「せっかく薬剤師免許を取るなら、幅広いフィールドで活かしていきたいと思っていたんです。最初は薬剤師として働いて、経験を積んだら薬剤師以外の仕事もできるという可能性に惹かれ、総合メディカルに入社を決めました。入社当初は、病院などの経営コンサルタント業務に携わっていきたいと思っていましたね」

そんな松瀨さんは入社当初から目立つ存在でした。福岡で3週間行われた新入社員研修のときも、自ら新入社員の総代表に立候補し、人財育成部と新入社員の橋渡しを務めました。

松瀨 「入社直後から薬局長になりたいと思っていたので、とにかくやる気をアピールしたかったんです」

全国勤務を希望した松瀨さんの最初の赴任先は島根県でした。大阪府生まれの松瀨さんにとって、地方勤務はどのような印象だったのでしょうか。

松瀨 「地方勤務で感じたことは、患者さんもドクターも温かいということです。ドクターとはプライベートでも関わることが多く、ゴルフやフットサルなどに誘ってもらったこともあります。仕事を超えた関係性も築きやすいと感じていました。この距離感は、都会にはなかなかないと思いますね」

また総合メディカルには、薬剤師が若くても活躍できる評価制度や、挑戦できる制度が充実しています。薬局長になるためにはマネジメント研修を受けなければならないのですが、自己申告をすることで研修を受けることができるのです。

松瀨 「自分よりも社歴が長い方で参加を希望される人もいたのですが、その中でも熱意や仕事ぶりを評価していただき、研修を受けることができました。薬局長になりたいという姿勢、意欲を見せ続けたのが良かったのかなと思っています」

そして松瀨さんは1年半の研修を受けた後、見事薬局長に就任しました。

「人を見る」こと。多様な価値観を受け入れることで見えた、より良い選択

様々なことに意欲的に取り組む松瀨さんですが、実は、苦戦する経験もこれまでにしています。

それは、薬局長になりたてのころ、「組織で動くことを意識しなければならない」という思いから生まれたものでした。

薬局長として相手をどう動かすか、相手にどう理解してもらおうかと考えすぎて空回りしていたのです。そんなとき、他店舗の薬局長に相談し、自分の間違いに気づいたと言います。

松瀨 「先輩と対話を重ねていくにつれて、自分の価値観を薬局に植え付けようとしていたことに気づいたんです。薬局で働く人は年齢も価値観もバラバラ。だからこそ、一人ひとりをしっかり見て、その人の価値観を尊重していくことが、薬局長としての責任であるということを教えてもらいました」

「人を見る」ことの大切さに気づいた松瀨さんは、店舗のメンバーたちと話し合い、価値観を共有するようにしました。すると、店舗にとってより良い選択ができるようになったのです。マネジメントに対する視点や考え方も変わり、新たな課題も発見できたと松瀨さんは語ります。

松瀨 「私が考える理想の薬局とは、地域に根付いた、地域に求められる薬局です。そんな理想を求めて薬局長になりました。

現時点では、医師と1対1の関係性の面ではうまくいっていても、全体を巻き込むことができていないのが課題だと思っています。薬剤師、医師を含めての健康相談会を開くなど、ほかの薬局と連携もして、地域の患者さんに貢献したいですね」

そんな薬に対する松瀨さんの思いは、幼いころの出来事が原点になっていました。

学校で麻薬やドラッグのことを学ぶ講義を受けたときのこと。松瀨さんは、当初その講義を担当しているのは教員だと思っていました。しかし講義後に、担当していたのが実は教員ではなく、薬剤師であることを知ったのです。

そこから驚きと憧れの気持ちを持った松瀨さんは、「薬に関する知識を地域の人に伝えたい」という想いをだんだん強くしていきます。

松瀨 「子どもでしたが、心に、麻薬やドラッグのインパクトを受けたのだと思います。現在は自分自身が薬に関わっているからこそ、薬の知識を広く、正しく伝えていきたいなと思いますね」

実際、松瀨さんはそうした思いをもとに、市役所などに「健康相談会をしたい」と持ちかけたところ、地域の保育所や幼稚園で「健康相談会」を実現できました。現在も、熱中症対策、薬の飲み方・飲ませ方などをテーマに、出前講義を実施しています。

松瀨 「健康相談会に対する反応は非常に良く、『定期的にやってほしい』という声や、『熱中症対策を知ることができて良かった』という声をいただきました。薬局だけにとどまらず、地域にどう関わっていけるのかを考えて、これからも活動していきたいですね」

次に挑むのはブロック長──自分の価値を高めて会社に貢献したい

薬局長として店舗運営している松瀨さんが次に目指しているのは「ブロック長」です。

ブロック長という役職は、全国にいる薬局長を管理するマネジメントの役割を担っています。松瀨さんは、マネジメントを極め、キャリアアップをしようと考えているのです。

松瀨 「試験もいろいろとありますし、必要な能力もまだまだです。コミュニケーションを取るのは好きですが、知識の面で足りていない部分があると感じているので、マネジメントや自己啓発の本を読んでいます」

入社当時から向上心あふれる松瀨さんの熱い想いと学び続ける姿勢は、どこから来ているのでしょうか。その点について、松瀨さんは「存在意義」というキーワードを挙げています。

松瀨 「自分の価値を高めたい。自分自身の可能性を広げたいという想いは人一倍強いです。できないことがあると『どうしてできないんだろう』と徹底的に考えます。ニュアンス的には、やはりプロフェッショナルになりたい気持ちがあるのだと思いますね。もっと自分自身でいろんなことができて、そのうえで組織の中でも動いていきたいと考えています」

最後に、総合メディカルに入社を検討している学生に対して、松瀨さんは会社の魅力をこう語ります。

松瀨 「総合メディカルは、やりたいと思ったことはやらせてくれる会社です。挑戦する際も、仲間や上司が支えてくれるので、安心して挑戦することができます。そして、優しい人が多い会社だと感じています。ぜひ思い切って飛び込んでいただきたいですね」

入社以来、熱い想いを持ち続ける松瀨さん。今日もさらなるプロフェッショナルへの道を目指して、業務に打ち込んでいきます。