総合メディカルの役割~積年の想いをカタチに~ 

総合メディカル株式会社(以下、総合メディカル)では、全国の医療機関の経営を支えるため、幅広い分野でのコンサルティングサービスを提供しています。

松本さんが所属する第一経営支援部では、大病院を対象に病院の建て替え・移転の案件を専門的にサポート。

松本 「病院の建て替えは、建物を新しくしてそれで終わり、というわけではありません。用地選定や建物の設計はもちろん、事業計画の策定、金融機関との交渉、医療機器や人材の手配など、やるべきことが山のようにあります」

今回ご紹介するのは、牧田総合病院(東京都)の新築移転。プロジェクトが動き始めたきっかけは、総合メディカルの強みを生かした、スピーディーな提案でした。

松本 「牧田総合病院さんとは普段から取引があり、その中で『移転を考えている』という話を耳にしました。それを聞いた担当者が、社内の不動産部門と連携して、病院の要望に合う土地を見つけてきました」

土地の紹介や経営方針の策定、広報戦略に至るまで、幅広いノウハウを提供できるのが総合メディカルの強みです。その総合力が決め手となり、病院の新築移転という重要なプロジェクトを任されることになりました。

松本 「プロジェクトが動き出してから、移転が実現するまでは2~3年程かかります。その間病院は通常の診療も続けないといけないので、移転による職員の負荷を減らせるように様々な情報を提供したり、社内外の人々の橋渡しをしたりするのも私たちの役割です。新病院では稼働する病床数が約100床増える予定だったので、移転後の病院運営も見据えて動いていました」

コロナ禍による工事の中断なども乗り越えて、2021年2月、牧田総合病院は新しい場所での診療をスタート。

松本 「実は病院の経営陣は、10年以上前から移転を計画していたみたいです。長年実現できていなかった移転がようやく叶ったということで、病院からも感謝のお言葉を頂きました」

より地域に求められる医療機関として、新しく生まれ変わった牧田総合病院。

その想いの実現を支えたのは、松本さんをはじめ、多くの人が関わることで生まれた総合力だったのです。

長期的な展望を具現化~ともに描く新しい病院像~

せっかく病院を新しく移転するのであれば、その姿はより理想に近いものにする必要があります。理想の病院を考えるうえでは、今後数十年についての長期的な展望を持ち、社会環境の変化などにも対応できる基盤を作っておくことが不可欠です。

松本 「病院の経営陣は当然、ある程度は理想の病院像というものを描いています。しかし、経営陣も移転に携わるのは初めての方がほとんどだったので、総合メディカルの持つ経営のノウハウ等も提示しながら、少しずつ理想を具体的に、現実的にしていきました」

総合メディカルからは、コンサルティングや不動産、人材紹介など様々な専門性を持ったメンバーがプロジェクトに参加。病院の経営陣に対して、「もっとこうしたほうがいいのでは」と積極的に提案を行いました。

松本 「普段はどちらかと言えば客観的な役割というか、医師や看護師といった医療従事者の目線に近づき過ぎないよう心がけているんですが、牧田総合病院ではかなり踏み込んだところで意見を交わしていました。病院側からもそれを求められていたようで、お互いの想いが相乗効果を生んで、良い方向に作用したように感じています」

総合メディカルには、社名の通り様々な人材がいて、互いに協力しながら総合的にお客様を支援していく社風があります。総合メディカルの社員という枠を超え、病院の関係者として想いを共有できたことが、プロジェクトの成功を後押しする、大きな力となりました。

こだわりの社員食堂~お洒落でおいしい憩いの場~

牧田総合病院のプロジェクトで印象的だった仕事を松本さんに尋ねると、意外にも「社員食堂」という答えが返ってきました。

松本 「病院のスタッフは制服を着ているので、休憩中も外に出づらく、院内で食事を済ませることが多いんです。一方で、会議や休憩のためのスペースが不足しているとの声もあり、社員食堂を今までよりも充実したものにするか、縮小して会議室などに転用するか、院内でも意見が分かれていました」

そこで理事長の意向を伺うと、「IT企業のような社員食堂を作りたい。Yahoo!やSoftBankみたいな食堂にできたら面白いんじゃないか」という意見が。

松本 「率直に、実現できたら面白いなと思いました。スタッフの方々にとっても、自慢の食堂になるんじゃないかと。早速Yahoo!の食堂を手掛けた企業に電話をかけて、理事長と一緒にYahoo!など複数の企業の食堂を訪問し、イメージを固めていきました」

食堂を拡充する方向で動き始めたものの、それに反対する意見は依然としてありました。経営陣と現場のギャップを生まないようにするために、松本さんは積極的に現場を巻き込んでいきました。

松本「私たちがあれもこれも決め過ぎてしまうと、病院のための食堂にならないと思いました。そこで現場スタッフと経営陣を交えたチームを立ち上げ、食器の選定やメニューの構想などの決定に一緒に参加してもらいました」

経営陣の想いと現場の意見が混ざり合ったことで、結果として社員食堂はスタッフからも大好評。今までの利用者数は一日当たり100名程度でしたが、現在は300名以上がランチや休憩などで利用する、おしゃれでおいしい自慢の食堂になりました。

お客様のためにできること~総合力で期待を超える~

先ほど紹介した社員食堂の事例は、コンサル契約の中には含まれておらず、松本さんの本来の業務からは外れるものかもしれません。しかし、そうした仕事に誠実に向き合うことにこそ、総合メディカルの価値があるのだと松本さんは語ります。

松本 「お客様の考えに共感し、期待以上の価値を提供したいという想いは、仕事をするうえで大切にしています。社内に様々な分野のノウハウが蓄積されているので、お客様のためにできることがたくさんあります。

もちろん、何でもかんでもお手伝いができるわけではありません。それでも何ができるのかを考えて、相手の期待を超える仕事ができると、とても喜んでもらえたり、本来の業務にも相乗効果が生まれたりして、自分としてもやりがいを感じる瞬間です」

「よい医療は、よい経営から」をコンセプトに、医療機関の経営をトータルサポートしている総合メディカル。社員食堂の事例に限らず、病院経営を多角的に支えることができるという点は、お客様にとってだけでなく、社員にとっても魅力だといいます。

松本 「今回のプロジェクトでは、総合メディカルには本当に色んな人材がいるんだな、ということを改めて感じました。たくさんの人と連携して病院を支援する中で、刺激的というか、よい経験ができる環境だと思います。自分次第で成長のチャンスがどこにでもあるし、特にこれから入社してくる人達にとっては、キャリアの選択肢を広げやすいんじゃないでしょうか」

松本さん一人の力では、病院のためにできることにも限りがあったかもしれません。しかし、総合メディカルには、創業以来40年以上かけて培ってきた、多角的な事業基盤による総合力と、それらをつなぎ合わせる協力体制があります。

だからこそ、病院の新築移転という大きなプロジェクトの中で、お客様の期待を超える価値あるサービスを提供し、よい医療の実現に貢献することができたのです。