子育てをしているすべての人をサポート

▲こどもりびんぐの東京メンバー(左)と関西メンバー(右)

こどもりびんぐは、小学館集英社プロダクション(以下ShoPro)の100%出資子会社として2020年に設立し、5月より事業を開始しました。

長井 「現在の事業の中心は、フリーマガジンである『あんふぁん』と『ぎゅって』の刊行。幼稚園に配布する『あんふぁん』は、ママ・パパたちの実体験やクチコミを元にした、親自身が主役の共感メディアです。子育てはもちろん、行事の過ごし方など、生活を彩る工夫を大切にした情報を発信しています。

保育園に配布する『ぎゅって』は、読者の96.7%が働くママです。仕事と家事の両立、子育て、そして自分のことも大切にできるよう親自身の時間を生み出し、心を解きほぐしていくような情報をお届けしています」

もともとShoProでも子育て世代に向けてさまざまな事業を行っていましたが、こどもりびんぐの設立によって、全国の幼稚園や保育園へ有益な情報をダイレクトに届けたり、さまざまな取り組みを行ったりすることが可能になりました。

長井 「こどもりびんぐの事業を通し、幼稚園や保育園の先生、子育てをしているすべての人や子どもたち、サポートする企業全体を応援したいと考えています。子育てという分野において社会発展の一翼を担っていきたいです」

サンケイリビング新聞社から事業譲受した『あんふぁん』『ぎゅって』は、ShoProの事業領域との親和性もあり期待の大きい事業。そんな事業のスケールを大きくするためにはまず、機関設計や人事制度など会社のしくみを整えなくてはなりません。そこで、長井の経験が大いに生かされることになりました。

バックオフィスを支える身近な存在を目指して

▲最初の配属先は法務部。当時の上司(高野)と長井

長井は、小学館集英社プロダクションからの出向という形で、こどもりびんぐの管理業務全般を担当することに。そんな長井はShoProに入社してから、ほとんどを管理系の部署で過ごしました。

長井 「ShoPro入社後、初めは法務部に配属され、契約書の作成・チェック、知的財産権管理、訴訟対応、不良債権の回収を担当。そして法務部で4年間働いた後、新設の社長室経営企画課に異動し、全社予算管理、役員会議運営、関係会社管理などを担当しました」

管理系の部署で10年近く過ごしたのち、長井に転機が訪れます。

長井 「2018年に、エデュケーション事業本部の通信教育事業部に異動しました。人を支えることが好きだった性格から、管理部門の仕事に適性は感じていたのですが、現場のことをもっと学びたいと考えていたので、異動の機会は渡りに船でした。

通信教育事業の運営・企画といった、今までとは異なる仕事に苦労を感じた部分もありましたが、お客様と実際に触れ合うことで、視点を広げることができました。現場の中での困りごとや煩雑さなど、立場を変えることで気づけた改善点も多かったです」

そんな折に、こどもりびんぐへ出向する機会を得たのです。

長井 「新入社員として入社したときの初めての上司であった高野が、こどもりびんぐの立ち上げに手を挙げたのですが、その管理部門のメンバーとして声をかけてもらたんです」

これまでのさまざまな部署での経験が、会社のしくみをイチから整える仕事に、集大成として生かされていると長井は感じています。

長井「こどもりびんぐでは、バックオフィス側から会社を支えることを第一に、その上でメンバーの相談に、乗っていけるような身近な存在になるべく業務に勤しんでいます。

リモートワークを導入していることから、オンライン上でコミュニケーションを取る機会も多いため、チャットツールを駆使しながら丁寧に、いつでも困りごとを解消することができるよう素早い対応を心がけています」

前会社時代から引き続き事業に携わるメンバーにとっても、そんな長井の存在が大きかったといいます。『あんふぁん』『ぎゅって』の事業責任者としてこどもりびんぐを引っ張る柴田 千弘はこう話します。

柴田 「当時、ShoProはどんな会社なのか?うまくやっていけるのか?と全員が不安な気持ちでいました。そんな中で管理部門としての実質的な業務サポート以外にも、『一緒に新しい会社を立ち上げていきましょう!』と前向きにメンバーに寄り添ってくれる長井と高野の気持ちが伝わってきたから、いいスタートが切れたと思っています」

会社をつなぐ橋渡し。強みを生かしたシナジーを生み出す

▲神保町駅A7出口から徒歩1分のオフィスは快適&賑やか

また長井は、新会社として人事制度など会社の枠組みを整えるというミッション以外にも、自身が担う役割があるといいます。

長井「わたしたちを通してShoProのことをもっと知ってもらえるようにしていきたいと考えています。
管理業務以外の面でも、グループ全体の橋渡しとなるような意識を心がけています。情報の伝達がスムーズにいくように工夫したり、ShoProのノウハウを共有したり、こどもりびんぐ内で試していることをグループに共有したりしています」

そのような取り組みの効果もあり、2社共同でオンラインイベントの開催が実現。ShoProのコンテンツ力をもとに企画を行い、こどもりびんぐの媒体力を生かして広報・集客をしています。

長井 「こどもりびんぐやShoProでもリアルなイベントを開催していましたが、コロナ禍でのイベントをどのように企画し運営するかに対して悩みをかかえていたんです。そこで、オンラインイベントを一緒にできないかという案から、合同でイベントを実施する運びとなりました」

両社の強みを補完しあうような関係性で、1社のみでは踏み出せなかった領域に進めるという価値を、このコラボレーションによって生み出しているのです。また、このような取り組みはイベントに限った話ではありません。

長井 「小学館では広告の共同販売もしています。媒体としての幅が広がったことで、あらゆる子育て世代へ情報が届けられるようになり、お互いの強みを生かした販売戦略立案も可能になりました」

両社の得意分野を生かして仕事を進める機会が増えていく中で、それぞれの風土や強みを実感することが多いといいます。

長井 「こどもりびんぐの社長である中島 一弘の第一声が、『いい記事を書いて、幼稚園・保育園の先生や保護者の皆さまに喜んでもらいましょう!それが子どもたちのすこやかな心の成長につながっていくと思います』だったのですが、こどもりびんぐの社員にとっては新鮮だったと聞いています。
『いい記事を書く』という本来のメディアとしての姿に、立ち返ることができた言葉だったと言っていただけたのは嬉しかったですね」

媒体としての価値を向上させつつ、こどもりびんぐが得意とする営業力やマネタイズといった強みを生かした提案によって、シナジーが生まれた今回のコラボ企画。今後もこうしたコラボレーションを増やしていくためにコミュニケーションが活発に行われていくでしょう。

管理部門のプロフェッショナルへ。多岐にわたる事業展開を支えたい

▲こどもりびんぐでのチャレンジを新入社員時代の上司であった高野と共に

こどもりびんぐは「everyday with a smile」というメッセージを掲げて、子どもや親や園の先生が笑顔でいられることを目指しています。また、そこには働いている人も常に笑顔で楽しくチャレンジできる会社でいようという想いも込められているのです。

長井 「このメッセージを実現できるような明るい会社にしていきたいので、今後はグループで一緒に仕事をしていく機会も生み出していきたいです。こどもりびんぐがグループの中心的存在として、ハブ的な役割を担えたらと考えています。

こどもりびんぐは、新しい会社であるからこそ機動力があるので、これまでにない風をグループ全体に伝えていくことができるでしょう。各社それぞれが売上を上げることが第一ではありますが、ただ広告を出し合うといった形ではなく、お互いに強みを生かすことで、双方にメリットを感じながら売上アップにつなげられるようにしていきたいです。

出向してから、こどもりびんぐならではの企画力やチャレンジ精神を感じ、私自身もいい刺激をもらっています。現在メインとなっている事業だけでなく、リサーチ事業の拡大や新規事業のトライアルを行うことで、第二第三の柱となる事業をつくっていきたいです」

柴田は、ShoProと共に歩むことで事業が拡大し、質の高いコンテンツを生み出していくことへの期待だけではなく、長井の社員に寄り添うスタイルへの期待も膨らんでいるといいます。

柴田 「メンバーは付き合いも長く気心も知れています。ですが、だからこそ自分や先輩に言いづらいこと、言えないことがあると思っています。そんな声が長井に集まってくると思うので、それをにこやかな笑顔でフォローし、サポートしてもらえるのではないかと思っています」

長井 「私個人としては、管理部門としての仕事を極めたいです。学生時代は部活動の部長など人前に出るタイプではあったのですが、当時から先頭に立って人を引っ張るのではなく、各部員に寄り添って一緒に進んでいったり、部活の顧問の先生と部員の関係性をつないでいったりと支えるほうが得意でした。

社会人になってからは、頑張っている人をあらゆる形で支えたいと思うようになっていたため、管理の立場から社員を支えることにとてもやりがいを感じます」

長井は今後の目標についてこう話しています。

長井 「将来的には、もっと専門的な知識を身につけたいので、自分の得意分野も見つけていきたいと考えています。また、ShoProの事業は多岐に渡るため、管理業務を通して今後もさまざまな事業展開に携わっていきたいです。ShoProは希望すれば、誰でもチャレンジする機会がある環境なので、その良さをうまく利用していきたいですね」

今後も、あらゆる部署の管理やサポート業務を通じて力をつけつつ、事業の立ち上げや改善の力になりたいという長井の、プロフェッショナルへの道は続きます。