【生涯学習施設で働く人の声】 ※2022年4月現在

千代田区立九段生涯学習館

館長:宮岡 カズヒロ 2019年4月入社

企画部門責任者 :太田 ユリカ 2017年4月入社



【千代田区立九段生涯学習館とは?】
生涯学習の振興を図る為、自主的かつ継続的な学習活動をしているグループ・サークル等の団体が行う学習・集会・研究・実習等に対する場を提供する施設です。千代田区が目指す『心豊かに学び、文化を創り出すまち』を目指して、在住・在勤・在学の区民(以下区民)の皆さまを中心に、さまざまな方が生涯学習(文化・スポーツなど)に親しむきっかけづくりの場として、また、活気溢れる地域のコミュニティ活動を支援する、生涯学習施設として運営しています。平成19年4月からは、指定管理者制度の導入に伴い、弊社が当館の運営に携わっています。民間企業のノウハウを最大限活かして、区民の皆さまにとっての生きがい、やりがい、働きがいのある地域コミュニティ創りを目指しています。

千代田区立九段生涯学習館 ホームページ

今回はそんな千代田区立九段生涯学習館のお二人の対談です!

前職から公共施設、生涯学習施設で働いてきたお二人が感じるShoProの魅力とは……。


──ご入社から今までの勤務経歴や現在の具体的な業務内容を教えてください。

宮岡:2019年4月に千代田区立九段生涯学習館の副館長として入社し、2020年4月より正社員として同館長をしています。

太田:私は2017年4月に同施設の企画・広報担当として入社し、2021年10月から企画部門責任者をしています。千代田区の生涯学習を推進する様々な事業の運営が主な業務です。具体的には、生涯学習講座の企画・運営、サークルの活動支援、区民・サークル同士の交流の場の創出など。 自らが企画し実現していく業務と、区民やサークル・講師の生涯学習活動を支援する業務があり、どちらも運営しながらも学ぶことばかりです。 

宮岡:館長としては、太田さんのまとめる企画部門のほか、総務経理部門や受付部門も含めた全体の統括や、本部、行政との連絡調整を行っています。また、施設の責任者として千代田区の各種会議体などにも出席をしています。2022年4月からは館長兼千代田区エリアリーダーとして、事業部の管轄する千代田区内の施設のリーダーとして勤務予定です。 

太田:私も正社員登用制度を活用し、2022年4月より 正社員となりました。ShoProはたくさんの施設を運営していて、横のつながりを強められたらと思っています。 本社や他施設の仲間とは日々情報交換をしていますが、ドラえもんの「どこでもドア」で全国の仲間といつでもすぐに会えるとうれしいです。おもしろいことがある度に集合できたら……。 

宮岡:いいですね~。私はミニドラが昔から好きです。小さくて役に立たなそうなひみつ道具をピョコって出してくれる健気さにしびれます!

 

──お二人がShoProを選んでご入社されたのはなぜでしょうか? 

宮岡:前職が次期の指定管理を落札出来なくなり、転職を余儀なくされました。様々な同業種の内定を頂き色々と悩んでいる時、当時の課長が電話で丁寧に事業課の方針や私自身に期待することなどを説明していただいたことが最終的な決め手となりました。

太田:私も学生時代から指定管理者制度の業務に携わっていました。6施設経験し、誰かの生きがいを支えるこの仕事が好きだと思いました。入社を決定づけた理由は、入社前に施設に足を運んだ時の印象と、面接で出会った人の印象でしょうか。どちらもあたたかく、一緒に働きたいと思ったからです。入社時と上司も同僚も変わっていますが、人のあたたかさは変わらず、不思議なほどです。本当に人に恵まれていて、ありがたいです。 宮岡さんは入社前後でイメージとギャップはありましたか?

宮岡:事前に丁寧に説明があったので、入社後のギャップは大きくありませんでした。今までは、教育機関やNPOで働いてきたため、民間企業に勤めるというのが初めてで不安でした。営利を強く求めて働かされるのではないか?1人1人の考えや思いなど無視されるのではないかなど……。もちろん、営利は会社を維持していくためにも必要な営みではありますが、Shoproは一人一人の社員のことも尊重してくれる印象があります。

太田:私も等身大の自分でいられるようになりました。やる気ばかりが先行して、自分の課題に向き合えていなかった時、立ち止まらなければならなくて悔しい思いをしました。それでも、自分の課題に向き合い、克服できた時、上司や周りの人はちゃんと見ていてくださいました。私自身の成長を一緒に喜んでいただけて、まだまだ足りないことばかりの自分でも、一つひとつ向き合っていく自信がもてるようになりました。

── そんな仲間の好きなところや”チーム九段”の特徴など教えてください。

宮岡:太田さんのお話にもあったように、「仕事」ではありますが「他者」を思う気持ちで皆働いているということがチームの特徴だと思います。観念的ではありますが、九段生涯学習館のスタッフは常に、利用者や職員同士のことを思いやる気持ちに溢れていると思います。 

太田:一人ひとりが自分で考えて、それぞれの力を発揮できる環境を大事にしています。九段では主体性をもって、個性を生かして楽しみながらやりたいことに挑戦できます。何かあればみんなで何とかする、という安心感も九段の強みです。

宮岡:太田さんの第一印象は自分の考えをしっかり持っている人だなと思いました。一つ一つの仕事のクオリティが経験と努力によって成り立っており、上司に立つ上でプレッシャーすら感じる時もありましたよ(笑)。

太田:……正直、宮岡さんの第一印象はあまり覚えていません(笑)。宮岡さんとちゃんと知り合ったのはこの一年くらいのような気がします。走る人、人と話すのが好きな人、でしょうか。3年が経って、私の印象は変わりましたか?

宮岡:当初は能力が強く突出して見えていましたが、施設のことや周りの職員のことなど、見る目が変わったというより、太田さん自身の成長によって視野が広がっていった印象があります。次期の入札業務をサポートしてもらう中で、太田さん自身の仕事や役割について客観的に見つめることが出来たのでは無いかと思います。 

太田:日々の施設運営に加えて入札業務に向き合う期間は、自分のすべてを捧げる期間となりました。どんなに大変な時でも、人を大切にする宮岡さんの姿を近くで見られたことは大きかったです。 また、何でもできる宮岡さんも人に頼ることがあるということと、人に頼りにしていただけることはこんなに嬉しいことなんだという気付きがありました。 そして、一人で抱え込まずに助け合うことで、人数以上の力が発揮できることを体感しました。貴重な機会をいただけて、本当にありがたかったです。

──お二人が感じるShoProの魅力は何でしょうか?

宮岡:私は民間企業に属することは出来ない人間だと思って生きてきました。そんな自分が仕事を続けていられるのは、繰り返しになりますが、会社が社員のことを尊重してくれていることや一緒に働く仲間の人柄の良さだと思います。

太田:挑戦させていただけることです。 自分で考え、道を切り拓く機会をいただけて、必要な時には助け合う環境があります。 挑戦できるから新しい発見があり、次に繋がります。 それぞれがフォローし合い、一歩ずつでも進めるように、私自身も人の挑戦を全力でサポートしたいと思っています。

──最後に、 お二人が仕事をする上で大切にしていることを教えてください。また、これからお二人でどんなチームをつくっていかれるのか、是非施設の今後の展望をお願いします! 

宮岡:仕事で大切にしていることは「変化」です。英語ではアート作品のことも仕事も同じくWorkという言葉を使います。アート作品とまではいかずとも、自分が関わる仕事を通じて、自他共に成長し変化していけることがあればとても嬉しいと思います。 

太田:「好き」という気持ちと「成長」です。 好きな気持ちがあれば、たいていのことは乗り越えられますし、多くのことを受容できます。好きになれるところを見つけることも、大切にしています。 現状だけで判断してしまわずに、時間をかけてでも、自分自身も変化しながらあらゆるものと調和していきたいです。 それが日々「好き」を増やしつつ、成長していくことだと思っています。

宮岡:何かを変えていける力を個人だけでなく、チームとして持てるように常に成長していきたいと思います。

太田:そうですね。喜びも苦しみも分かち合えるチームでいたいです。 大切な人生のひととき、みんなで幸せな時間を過ごしていきたいです。 そして、私達の仕事を通して、誰かにとって明日が楽しみになるような生きがいにつながるきっかけ、出会いを提供していきたいです。

──ありがとうございました。お二人が牽引する”チーム九段”が熱い思いをもって今日も元気に運営しています! 是非お近くにお越しの際は千代田区立九段生涯学習館へお立ち寄りください。