【環境啓発施設で働く人の声】 ※2021年12月現在
板橋区立エコポリスセンター
館 長:瀬山 岬(せやまみさき) 2017年4月入社
副館長:山口 総香(やまぐちそうこ) 2019年4月入社
【板橋区立エコポリスセンターとは?】
つい難しく考えてしまう「環境」に関すること。エコポリスセンターは、そんな「環境」について、触れて、感じて、学んで、いつのまにか今より詳しくなれる場所です。「ちょっと休憩♪」でのご利用も大歓迎。ゆっくりしながら、身近なエコへのヒントを探してみてください。
今回はそんなエコポリスセンターの館長、副館長の対談です!
お二人の目指すチームとは……。
──ご入社から今までの勤務経歴を教えてください。
瀬山:2017年4月板橋区立エコポリスセンターの副館長として入社し、2019年4月より正社員として同館長をしています。
山口:私は2019年4月に同施設の副館長として入社し、2021年4月より正社員として勤務しています。
──お二人の現在の業務内容を具体的に教えてください。
瀬山&山口:講座やイベントなど企画・広報の方針策定と統括、予算や勤怠など総務・経理の統括、館内各箇所や送迎バスなど施設の維持管理に関する統括、個人情報を含む危機管理・安全管理の統括……統括のお仕事が盛りだくさんですね。
その他に行政、構成企業、地域団体、教育関係団体など関係各部署との会議の参加、招集、調整、折衝も行っています。
──ご入社のきっかけはあったのでしょうか?
瀬山:前職(社会教育行政)で担当した講座受講生が、ShoPro施設の元責任者だった縁もあり、新規施設の受託が決まった際に募集のお知らせをいただきました。前職の経験が何かでお役に立てればと思い、入社しました。
山口:前職(生涯学習施設)が次期の指定管理を落札できず、転職を余儀なくされました。再就職先を探している中で、知人がShoPro施設に勤めていたためShoProを知り、ちょうどShoProが環境教育施設を含む指定管理施設のスタッフを募集していたため前職の経験も活かせそうだと思い応募したところ、採用いただきまた。
──ご入社して入社前のイメージとのギャップはありましたか?
瀬山:民間企業ということで直営の行政施設との違いを想像していましたが、業務内容の差は思ったよりも少ないと感じました。一方で、ShoProは指定管理施設を複数運営しているため、他施設との情報交換や交流があるのは強みだと感じています。
山口:前職がNPO団体だったため、会社に所属するのは初めてだったので不安でした。ただ、指定管理施設での業務である以上、そこまで変わらないかと思っていましたが、入社後は労務管理が非常にきちんとしていると感じました。また指定管理施設の所管自治体に起因する業務内容や業務密度については、少しギャップを感じました。
──前職でも同分野でご活躍されていたお二人が感じるShoProの魅力は何でしょうか?
瀬山: 全国各地にさまざまな業態の施設を運営していることは強みであると感じています。また、安全管理や個人情報などの各種マニュアルがきちんと整備されていることも強みであると感じています。
山口:そうですね、私も瀬山さんと同じ印象です。それにShoProの方々は穏やかで話しやすい方が多いところが魅力かと思います。
──ご入社して(働いて)……よかったと感じること、やりがいを教えてください。
瀬山:質問とのずれを承知の上ですが、山口さんを配属いただけてよかったです(笑)。館運営で未着手だったり詰めが甘かったりした部分を丁寧に整備していただけたので。利用者の笑顔もそういった基盤があってこそだと思っていますし、やりがいに感じています。
山口:ありがとうございます。私も館長が瀬山さんで大変良かったです!丁寧に業務を教えてくださいましたし、相談しやすい雰囲気と、次々と起こるさまざまなミッションにバシバシと判断して、混乱を整理して柔軟に対応してくださるので、とても頼りがいもあり良かったです。
──相性抜群のお二人!お互いの第一印象はどうだったのでしょうか?
瀬山:物腰が柔らかく、謙虚で礼儀正しい印象を受けました。
山口:にこやかで丁寧でお話しやすい方だな、と思いました。
──その印象は変わりましたか?
瀬山:第一印象の印象はそのままに、いろいろと物を作られるのがとっても好きなクリエイティブな方だということがわかりました。コロナ対策の一環で、網戸の設置や特注アクリルパーテーションの寸法を測ってぴったりに収めていただくなど大活躍でした。
山口:当初の印象は間違いなかったな、と思っています。日々様々な難題が持ち上がりますが、お互いにシフトが合わないことが多いので日々の共有事項をメールでやりとりして連絡を密にし、それらの対応の引継ぎや解決も丁寧にしてくださるので、率直になんでも相談できます。
──なんて素敵な関係性……今の職場環境で好きなところやお二人以外のチームメンバーの特徴など教えてください。
山口:水辺の生き物を展示しているのでその生態を間近で見られたり、植物を育てたり観察したりなど、疲れたときに生き物や植物と身近なので、リフレッシュできる施設環境が嬉しいです。スタッフは個性的な方ばかりで、楽しみを見つけたときにみんなで盛り上がっていますね。
瀬山:個性あふれるスタッフに囲まれ、にぎやかな環境だと思います。各スタッフともアイディア豊富で得意なものがあるので、得意なことを活かせるような環境にしていきたいと思っています。何かあればイベントのように盛り上がれるのもエコポリスタッフの特徴かもしれません。
──なんだか楽しそうですね。楽しいついでに少し脱線しますが……ドラえもんの道具であったら良いと思うものはありますか?
瀬山:ノーリツチャッチャカ錠があったらいいかとも思ったのですが、よく考えてみれば事務作業には便利である一方、人と関わる仕事には不向きかもしれませんね。独り相撲をとっているようになってしまいそうです。道具に頼らず精進します(笑)。
山口:ドラえもんのポケットがほしいですが……(笑)、だめですよね。そうですね、どこでもドアでしょうか。業務でスタッフが出前授業などであちこち行くことが多いので、どこでもドアがあれば時間が短縮できて、荷物の運搬もあっという間ですし、効率的になるかな、と。
──お二人とも作業効率UPの道具を選びましたね!そんなお二人にとって仕事とはどんなものですか?そして、仕事をする上で大切にしていることがあれば教えてください。
山口:生活する上で必要なこと、でしょうか。仕事では、工夫しながら丁寧に取り組むこと、物事が物理的にも心理的にも円滑に進行できるように調整することを大切にしています。
瀬山:端的に3点「三方よし」「知恵と工夫」「遊び心」を大切にしながら仕事ができるよう心掛けています。仕事によって人生の一側面が豊かになれば幸せですね。
──最後に、これからお二人でどんなチームをつくっていかれるのか、是非施設の今後の展望をお願いします!
瀬山: 日々何かしらの課題が生じる中で、各スタッフが一人ひとり協力しながら丁寧に解決に向けて歩んでいけるようなチームを作れればと思っています。各人の気づきやアイデアも豊富なのでそれぞれの良い部分をまとめられるような役割を担っていければと思っています。
山口:瀬山さんのおっしゃることはもちろんですし、私としては日々のコミュニケーションが大切だと思いますので、事実のすれ違いと気持ちのすれ違いが起こらないように、思いやりをもったチームにしていきたいと思います。ひいては、施設として所管や利用者から、エコポリの事業はいいね、エコポリ行きたいね、といった声が増えたら嬉しいと思っています。
──ありがとうございました。ちなみに記事中のイラストは、なんと職員お二人の合作なのだそう。みんなそっくりですし、エコポリチームの雰囲気が溢れ出ています。是非お近くにお越しの際はエコポリスセンターへお立ち寄りください!