2023年5月18日、清水建設株式会社本社にあるシミズホールとTeamsライブを利用した対面・オンラインのハイブリッドで、チャレンジフォーラム2023を開催し、約200名が聴講しました。

当イベントは、障がい者が英語で「challenged(挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」と表現されることや、周囲の人も対象に、お互いがチャレンジするという意味を込めて「チャレンジフォーラム」と命名されました。ダイバーシティ経営の実現に向けた取り組みの一環となる大切なイベントです。

開会に当たって、社長の井上から「エクイティ(公平性)」や「対話」の重要性について、そして、各部門のリーダーおよびグループ会社の社長に向けて、「先頭に立って、組織のDE&Iを推進してほしい」とあいさつがありました。

続いて行われた基調講演では、講師に弁護士の大胡田 誠さんをお招きし「心の壁を越えるには~全盲弁護士の夢のかなえ方~」と題し、困難に立ち向かう心のあり方について講演いただきました。

大胡田 誠さんは2014年のTBS系ドラマ「全盲の僕が弁護士になった理由〜実話に基づく感動サスペンス!〜」の主人公のモデルとなった方です。

弁護士をめざしたきっかけ、大学生時代のエピソード、司法試験へのチャレンジ、視覚障害のある奥様との子育てエピソード、弁護士として働く中で感じられたことなど、時には笑いあり、時には目頭が熱くなるようなエピソードをお話いただきました。参加者は大胡田さんのお話にぐいぐいと引き込まれていきました。

終了後のアンケートでは、「『できない理由を探すより、できる方法を探す』 という言葉が印象的でした。とらえ方の違いの心の持ちようで、自分でもこの先何か挑戦できることがあるのでは?と思えました」などの感想が寄せられました。

交流会では、障害のある従業員と経営陣が1on1で挑戦したいことや要望について対話しました。こちらには33人が参加。昨年に続き、今回も多くの従業員の交流の場となりました。

プログラム

  1. 開会挨拶 社長 井上 和幸
  2. 基調講演 おおごだ法律事務所 弁護士 大胡田 誠 氏 
  3. 情報提供と依頼 技術研究所 内藤 拡也
  4. 閉会挨拶 コーポレート企画室副室長 執行役員 佐藤 和美
  5. 交流会