ダイバーシティは経営そのもの
清水建設株式会社は2022年10月28日、「ジェンダーギャップについて考えよう!」をテーマにダイバーシティフォーラム2022を開催しました。このフォーラムは、ダイバーシティ&インクルージョンをさらに進化させることにより、誰もが生き生きと働ける環境づくりのためのマインドセットの機会とすることを目的としています。
冒頭で社長の井上が「女性の活躍推進は、ダイバーシティ推進の1丁目1番地。経営戦略の重要施策の一つであることをしっかりと認識してほしい。性別に関わらず存分に能力を発揮することによって、人も会社も成長できる。そんな理想のダイバーシティ経営を皆さんと一緒に目指していきたい」とあいさつしました。
続いて、早稲田大学ビジネススクールの長内 厚教授が、「得する!? ダイバーシティ」と題して基調講演を行いました。ダイバーシティはイノベーションを促進するという研究が多数行われていること、イノベーションはインベンション(発明)とは異なり、新たな価値を生み出して経済的な収益を得るという意味であること、ダイバーシティは経営そのものであることなどについて、さまざまな事例が紹介されました。
ジェンダーギャップの解消に向けて
後半は「シン・ダイバーシティ活動」について、フロンティア開発室 ベンチャービジネス部の梶原から全体概要について報告がありました。社内のジェンダーギャップ解消のため、今年5月から会長の宮本やダイバーシティ推進室長の西岡らが各支店を訪問してヒアリングした内容が紹介されました。
続いて、支店訪問に同行した社外取締役の定塚と社外監査役の池永が、本活動を通した感想や課題について話しました。
パネルディスカッションでは、パネリストに九州支店設計部長の今井、四国支店高知営業所の新川、名古屋支店の鈴木、北海道支店土木部長の古川を迎え、ファシリテーターは西岡が務めました。「育児中の女性社員が管理職になることについて」「理想とする管理職像」「女性の管理職登用を推し進めるために必要なこと」などをテーマに、各人の経験や考えを発表しました。
最後に宮本が「女性活躍のアクションプランについて、ぜひ実行に向けた努力をしていただきたい。来年も各支店を訪問してヒアリングする『シン・ ダイバーシティ活動』を継続する」と締めくくり、閉会としました。
プログラム
1.開会あいさつ 社長 井上 和幸
2.基調講演 「得する !? ダイバーシティ」 早稲田大学ビジネススクール 教授 長内 厚氏
3.シン・ダイバーシティ活動報告
・全体概要報告 梶原 あかり(フロンティア開発室 ベンチャービジネス部 )
・パネルディスカッション
・今井 宏 (九州支店 設計部長)
・新川 理穂 (四国支店 高知営業所)
・鈴木 順子 (名古屋支店)
・古川 義典(北海道支店 土木部長)
・ファシリテーター 西岡 真帆(人事部 ダイバーシティ推進室長)