就職活動の軸は「人と関わる仕事×英語」。インターンシップで目にしたSBCのリアル
「まさか自分が美容クリニックで働くとは思っていなかった」と話す蘭野とSBCの出会いは、大学3年生のころに遡ります。
蘭野 「もともと人と話すことが好きで、飲食店のアルバイト経験の中で、あらゆる年代の方とお話をすることにやりがいや楽しさを感じ、就職先は人と関われる仕事にしようと考えていました。また、大学で専攻していた英語を活かせる仕事に就きたいとも思っていました。人と話せて英語も活かせる仕事はなんだろうと考えたとき、ホテルや航空業界であれば自分の希望がかなうと考えたんですね。
しかし、就職活動が始まる前にコロナ禍に入ってしまい、希望していたホテルや航空業界の新卒採用が中止になってしまったんです」
蘭野が志望した業界はすべて新卒採用を中止。夢だった業界への就職を諦めなくてはなりませんでした。
蘭野 「ホテルか航空業界以外は考えられなかったので、正直なところ絶望しましたね(笑)。そんな中、接客の仕事で自分に合う企業がないかと探しているうちに 、SBCの募集要項を見つけました。
惹かれたのは、SBCが掲げていた『1年後は別人』という採用キャッチコピーでした。採用サイトを見ると、SBCが大切にしているホスピタリティの精神や、海外にもクリニックを展開しているため英語を活かせる機会があると知り、さらに『三方良し』の企業理念にも強く惹かれていきました」
SBCへの志望度は、インターンシップの参加を機に急上昇します。
蘭野 「インターンシップに参加してから、この会社で働きたいと強く思うようになりました。SBCが大切にしている接遇やホスピタリティに触れて、受付カウンセラーはお客様を感動されられる職種なんだと驚いたことを覚えています。
さらに、働くスタッフや採用担当の皆さんが生き生きと働く姿を目にし、その姿に感銘を受けました。代表である相川の『美容医療をより世の中に根付かせよう』という熱い想いと、それに応えようとするスタッフの本気度。自分もこの会社であれば生き生きと働けるのではないかと思い、SBCへの志望度が一気に上がりました」
インターンシップでの、受付カウンセラーの擬似カウンセリング体験にも、蘭野は感銘を受けたと話します。
蘭野 「インターンシップのワークを通して、受付カウンセラーという職業の奥深さと、業務内容のおもしろさを知りました。自分の提案で相手が喜んでくれることがこんなに嬉しいとは思いませんでした。私のカウンセリングを先輩スタッフが褒めてくださったのも、とても嬉しかったですね」
その後順調に選考が進み、第一志望だったSBCに入社が決まりました。
江坂院で唯一の男性カウンセラー。風通しの良い環境で磨くキャリア
晴れて2022年4月にSBCへ入社を果たした蘭野。2023年2月現在は、湘南美容クリニック江坂院で受付カウンセラーとして働いています。
蘭野 「入社直後は、湘南美容クリニック大阪梅田院に配属されました。大阪梅田院は西日本最大級の美容クリニックで、スタッフも300名近く在籍しています。新卒入社のスタッフも多く在籍しており、私を含む7名の同期が大阪梅田院に配属されました。
現在は、2022年11月に開院したばかりの湘南美容クリニック江坂院に異動となり、さまざまな業務に携わっています。お客様との個別カウンセリングをメイン業務に、そのほか受付対応や事務業務も行います」
江坂院に異動となり、カウンセリング以外の業務にも携わるようになりました。新たに任された業務も多いと蘭野は話します。
蘭野 「大阪梅田院では、脱毛のカウンセリングをメインで対応していましたが、江坂院はスタッフ数が少ないこともあり、異動後は皮膚科・外科全てのカウンセリングに携わるようになりました。
今はお肌のお悩みから二重施術などの外科治療のご相談まで、幅広いカウンセリングに対応しています。施術の幅が広がった分カウンセリングの難しさも感じていますが、それ以上に提案の楽しさを日々実感しています。
さらに、新しいクリニックはまだ知名度が低いため、どのようにしたらお客様に来院してもらえるのか、集客戦略を考えることも大切な仕事の一つです」
入社1年目で集客や売上拡大施策の立案を任せられている蘭野。1年目でここまで責任のある業務を任せてもらえるとは思っていませんでした。
蘭野 「今は集客戦略として、SNSの更新を積極的に行っていますが、集客がSNS頼りになってしまうことに課題も感じています。ほかにできることがないか日々摸索する中で、私のような1年目のスタッフの意見でも、クリニックのためであれば前向きに受け入れてくれる、そんな風通しの良さを感じています」
蘭野の努力の効果もあり、最近は少しずつお客様も増えてきたと話します。
蘭野 「口コミ施策やSNSの効果もあり、以前より確実にお客様の数は増えてきました。さらに、最近はお客様からのご紹介による来院も増えてきたんです。これは、来院されたお客様が江坂院の施術や対応に満足してくださった証拠。お客様に満足してもらえた結果が目に見えるのは、大きなやりがいにつながります」
蘭野はSBCの中でも数少ない男性カウンセラーの一人。美容医療のニーズ拡大にともない男性のお客様も増えていますが、蘭野のような男性カウンセラーの存在はまだ多くありません。
蘭野 「江坂院に所属するカウンセラーの中で、男性カウンセラーは私だけなんです。男性のお客様が増えてきているとはいえ、まだまだお客様も女性の方が多いため、カウンセリングのときには丁寧で柔らかい対応を行うことを意識しています。お客様に寄り添ったヒアリングやご提案を行えば、性別問わず信頼関係を築くことができます。信頼関係が築けなければ、お悩みの根本解決はできませんからね」
蘭野には、男性カウンセラーとしてのミッションがあります。
蘭野 「男性のお客様のカウンセリングに入った際、女性スタッフには悩みを打ち明けづらいと伝えられたことがあります。その言葉を聞いてから、これからはそんな方にも寄り添えるカウンセラーでありたいと改めて思いました。男性にとっても“美容医療をもっと身近に”感じてもらえるよう、男性と美容医療の架け橋になれたらとっても嬉しいですね」
成長の痛みを乗り越えられるのはみんなのおかげ。キーワードはポジティブ思考
入社1年目ながら責任ある仕事を任されている蘭野。そんな蘭野にも苦しい経験がありました。
蘭野 「入社後は、勉強量の多さに驚きました。選考中に学習量が多いことは聞いていましたが、知識の習得と業務を同時並行で行わねばならず、休みの日や帰宅後にも学習を重ねました。思ったよりも習得すべき知識量が多いことに加え、同じクリニックに配属された同期の学習習得ペースと自分を比べてしまい、さらに焦りは加速しました」
そんな蘭野の気持ちに寄り添い、救ってくれたのは教育担当の先輩と同期の存在でした。
蘭野 「私の気持ちが落ちていることを教育担当の方が察してくれて、たくさんの言葉をかけてくれました。とても面倒見の良い、“優しさの中の厳しさ”を体現している方で、学習に関する悩みにも親身になって相談に乗ってもらいました。そんな尊敬する教育担当から認めてもらいたい、という気持ちがモチベーションにつながり、諦めることなく知識習得できたと思っています。
また、ある同期の存在も大きかったです 。その同期に相談したところ、いいアドバイスをくれたんです。『辛いときには、あえてポジティブな言葉を口に出すといいよ』と、それによって脳が錯覚すると。
彼はとてもポジティブな性格なのですが、それは意識的にやっていることで、彼自身も努力をしていることがわかったんですね。もともと明るい性格だと思っていたので、この話を聞いたときは驚いたとともに、自分も意識したら変わることができると思えました。辛いときにあえてポジティブな言葉を口にすることは、今でも落ち込んだときに実践しています」
さまざまな壁を乗り越えながらも、SBCで活躍できるのは支えてくれる周りの影響が大きいと蘭野は話します。
蘭野 「SBCで活躍できているのは教育担当や同期のおかげ。本当に人に恵まれているなと感じています。関西エリアの同期だけではなく、千葉県の柏院に配属された同期や、愛知県の名古屋栄院で頑張っている同期とも頻繁に連絡を取っています。
新卒入社の場合、入社後2カ月間は東京で宿泊研修を行います。この研修を通じて、一緒に勉強をしたりときには観光をして、横のつながりを強めることができました。業務の悩みを相談できる同期が全国に居ることは、とても心強いです」
日本中のクリニックで勤務してみたい──見据える先には海外勤務への挑戦も
大阪梅田院と江坂院という二つのクリニックで勤務経験を持つ蘭野。江坂院への異動は蘭野自身の希望でもありました。
蘭野 「入社後の面談では『チャンスがあれば全国のクリニックで働きたい』と上司に希望を伝えていました。その結果、新規立ち上げスタッフとして推薦してもらえた経緯があります。やりたいことを応援してくれて、挑戦できる環境があることを実感するとともに、大阪梅田院を離れることに寂しい気持ちもありました。
大阪梅田院に配属され4カ月経ち、ようやく環境や業務に慣れ、この場所で頑張っていくんだと決意したタイミングで異動の件を伝えられたためです。慣れ親しんだ大阪梅田院から離れることの寂しさや、自分が立ち上げスタッフとしてできることがあるのか急に不安になってしまいました。
そんな中、私の不安な気持ちを汲み取ってくれた上長が『新規院でいろいろな経験をして、また大阪梅田院に戻っておいで』と声をかけてくれました。この言葉を受けて、自分にはちゃんと居場所があるとわかり、前向きな気持ちで異動することができました」
新しいクリニックの立ち上げ経験では、さまざまな気づきがあったと言います。
蘭野 「新しいクリニックができるときには、全国のSBCからスタッフが立ち上げ要員として集まります。クリニックによってオペレーションが異なる部分もありますから、複数のスタッフで新しいクリニックのオペレーションを作り上げる必要があります。初対面のスタッフたちとどのようなやり方がいいのかを一つずつ話し合い、オペレーションを確立させる難しさに直面しましたね」
周りのスタッフとともに成長を続ける蘭野。これからは、後輩のサポートにも携わりたいと話してくれました。
蘭野 「今まで多くの方に支えてもらってきたので、これからは私が後輩を支えていきたいです。とくに教育担当の先輩からは、業務面も精神面でもたくさんサポートしてもらったので、その先輩のように、後輩の気持ちに共感できる存在になれるよう頑張りたいです。
さらに、今後は関西エリアだけではなく日本中のクリニックで勤務してみたいですね。クリニックのお客様によって地域特性があるので、その地域の文化にも興味があります。最終的には得意な英語を活かして、海外のクリニックにも挑戦したいですね。SBCは海外展開もしているので、今後必ずそのチャンスはやってくると思っています」
後輩指導から海外勤務への挑戦まで、自らのビジョンについて話す蘭野から、SBCへの入社を志す学生に向けてメッセ―ジがあります。
蘭野 「SBCで働くスタッフは困ったときに助けてくれて、挑戦を全力で応援してくれる素敵な方が多く、これは全国共通だと思っています。先輩や上司はもちろんですが、尊敬できる同期も多く、人に恵まれたからこそ続けられた1年間だったなと改めて感じています。
仕事面では、挑戦したいと伝えれば任せてもらえる環境があり、いろんなことに挑戦したい方にはSBCは合っていると思います。人と関わりながら成長できる環境で働きたい方、ぜひ一緒にSBCで働きましょう」
1年間で多くのスタッフと出会い、成長を続けてきた蘭野。今までもらった分のサポートをこれからは周りに返していきたい、と笑顔で話してくれました。