1人で行う業務には限界がある。だからこそ大切なのはチームワーク。

SBCメディカルグループ(以下SBC)の看護助手の主な業務は、医療資材の在庫管理、機械の洗浄や滅菌、お客様のご案内、院内清掃、洗濯など多岐にわたります。

医療行為を行うことはできませんが、一緒に働く医師や看護師をはじめ、スタッフ全員がスムーズに働くためのサポートをしています。

山本 「看護助手という仕事は、医療の根幹を支える重要なポジション。基本的な業務に加えて、医療資格がなくてもできることは何でも率先して行います。

たとえば、施術前後のお客様の写真撮影。どのような変化があったのか経過を撮影するのですが、施術内容によっては半年近く撮影にお越しいただくこともあります。お客様と話す機会もあり、すごく楽しい仕事です。医療に関するサポートだけでなく、業務が多岐にわたっているのでマンネリ化することはありません。日々違ったことを行える、魅力的なポジションです」

医師や看護師のサポート業務から、お客様のご案内など幅広い業務を行っている山本。柔軟に、かつ臨機応変に動けるように日々意識していることがあります。それは、クリニック全体の動きを把握すること。

山本 「毎日、多くのお客様にご来院いただくため、オペの予約がたくさん入っていると使用する機械が足りなくなることがあるんです。そのため、常に1日の予約を確認し、いつどこで何が必要になるかを把握して、逆算しながら行動しています。時には、オペに入る看護師に『使用後、すぐに滅菌したいので教えてください』と協力を仰ぐこともあります。

他に意識しているのは、医師が何をしているかを把握することです。よく、ボトックスやヒアルロン酸などの処置が終わったお客様を、お出口までご案内してほしいと依頼されることがあるんです。そのたびに、どこのお部屋にお客様がいるのか確認をしていると時間がかかってしまうので、クリニックの全体感を見ながら、医師に言われることも常に予測し行動しています」

このように山本は、医師やスタッフとコミュニケーションを取りながら信頼関係を築き、協力し合えるような雰囲気を意識して動いています。

苦労や失敗を重ねながらも、たくさんのスタッフに支えられて今がある

2021年にSBCに入社する前は、3年ほど事務職や受付業務をしていた山本。長期的なキャリアを考えたことをきっかけに、転職を決意しました。

山本 「以前の職場には、“誰かの役に立ちたい”という想いで入社したのですが、一人で黙々と作業する業務が多く就業時間が長くなる日もあったんです。この先、何十年もこの仕事を続けることを考えた時に不安があり、転職を決意しました。

転職の軸は、チームワークが発揮できる環境であること、かつワークライフバランスを取りながら長期的に活躍できることの2つでした。その時、見つけたのがSBCです。クリニック数や扱っている施術数、在籍している医師やスタッフもかなり多いので、学べることも多くキャリアを積んで成長できると思い入社を決意しました」

今ではスタッフから頼られる存在になった山本ですが、入社当社は業務で苦労したこともあります。

山本 「SBCが扱っている施術の数が多いことは、面接時にも聞いていたのですが、実際に勉強すると見たことのない機械や器具が想像以上に多く、とにかく早く覚えて戦力になりたい思いで必死でした。

また、私以外の看護助手が自由が丘院にいなかったので、1日の業務の流れがわからず慣れるまでにも時間がかかり苦労しましたね。看護師の先輩から直接業務について学びながら、マニュアルを見て一つひとつ知識を習得していきました」

スタッフに支えてもらいながら、看護助手として成長した山本。ところがあるとき、大きな失敗をしてしまいます。

山本 「オペに必要な器具の滅菌をし忘れていたことに、オペ当日に気がついたんです。少しずつ、仕事も覚えて慣れてきたタイミングだったのですごく焦りました。すぐに主任や先輩に報告し迅速な対応をして頂いたので、近隣のクリニックから器具を借りることができ、予定通りオペは行えました。

もし、気付くことが少しでも遅かったら予定通りにオペが行えず、お客様やスタッフに迷惑をかけ、SBCへの信頼も失ってしまうところだったので、すごく落ち込みました。そんな時、『次から気をつけようね。いつもありがとう』と声をかけてくれた先輩がいて、今回の失敗を糧に、もっと頑張ろうと思えたんです。

改めて振り返ると、オペ当日にも関わらず、すぐに対応できたのは、クリニックを全国に100院以上展開しているSBCだからこその強みだと感じました。この経験をして以来、翌日の物品がそろっているか確認してから退勤するようにしているので、このようなミスをすることはなくなりました」

ヘルプ勤務の経験が自身のさらなる成長、クリニックの業務改善へとつながる

入社して6カ月が経った頃、「所属院しか知らないままでは、看護助手として成長できない」と思った山本。主任に相談し、他院の看護助手がどんな風に働いているかを知るために、品川院に1カ月ヘルプに行きました。

山本 「品川院は、自由が丘院と比較するとクリニックの規模やスタッフの人数、1日のオペの数が遥かに多く、ここでの1カ月は目まぐるしい毎日でした。

そこで学んだことは、看護助手としての工夫です。たとえば、シーラー(器具を滅菌機にかける際に使用する袋のこと)を切るときのハサミのサイズをあえて大きめにして1回で切れるようにしたり、オペの予約数が多いので滅菌のストックを大量に生成するなど、看護助手としてのさまざまな工夫をしていました」

他院の看護助手と共に働くことであらためて知った業務効率化のための工夫。さらに山本が驚いたのは、経費削減への意識の高さでした。

山本 「たとえば、シリンジなどの医療資材や消耗品を注文する際、サイト上で金額を比較し、最も安い所から購入していたんです。看護助手はクリニックの売上への貢献は難しいですが、経費削減であればすぐに貢献できることを学び、自由が丘院でもTTP(うまくいっている人を真似る、徹底的にパクること)しました。

また、資材には似たような名前で大きさや形の種類が異なるものがたくさんあり、資材の発注ミスをすることもあったんです。そこでミスをしないよう、最も安いサイトのバーコード表を作成し、スキャンするだけで常に同じものを発注できる状態にしました」

山本は、品川院で学んだことを取り入れることで、看護師の業務負担軽減にも貢献しています。

山本 「今まで商品をネットで購入する際に、都度『シリンジ 1CC』などと検索し、商品を比較することなく購入していました。それを、誰がやっても同じことができる状態にすることで業務効率化にもつながっていると思っています。

手が空いたときに業務を手伝ってくれる看護師からも、『すごくいいね』と喜んでもらえました。喜んでくれるスタッフがいるからもっと頑張ろうと思えますし、来院してくださったお客様やスタッフみんなが、もっと自由が丘院を好きになれるよう、これからも環境を整えるための、工夫と改善をしていきたいです」

大手美容クリニックだからこそ、挑戦を続けられる環境が整っている。

自由が丘院の看護助手としてだけではなく、自らがさらに成長するために新たな挑戦をしてみたいと、山本は考えていました。

山本 「1カ月間のヘルプでしたが、所属院のスタッフからは、『山本さん、雰囲気変わったね』、『積極的に声をかけてくれるようになって助かる!』など、たくさん声をかけてもらいすごく嬉しかったです。

あらためて、他院にヘルプへ行くことで、スキル面だけでなく、自身の成長にもつながっているのだと実感するとともに、あえてクリニックの規模が大きくて忙しい環境に身を置くことで、看護助手として経験を積めたら、今以上に成長できるだろうなと思うようになりました」

そんなときに社内公募で、スピーディーに美容医療を受けられる新業態のクリニック異動に関する社内周知を見つけます。

山本 「新業態のクリニックは、自動精算機によるチケット購入システムを導入することで、待ち時間なくお客様をご案内できることがメリットなんです。

よりスピード感をもって滅菌や機械の準備を行わなくてはお客様を待たせてしまうことになるので、臨機応変な対応が今以上に求められると環境です。忙しい環境だと思うのですが、そんな新たな場所でスキルアップしたいと思い公募を申し込みました」

SBCには、さまざまな経験を積むチャンスがあり、それを応援してくれる風土があるからこそ楽しみながら成長していけると山本は話します。

山本 「入社してまだ1年ですが、さまざまな経験を経て看護助手としてできる業務がまだたくさんあると実感しました。また、ヘルプに行くことで業務の工夫や考え方を学べますし、新たなスタッフとのつながりも生まれます。

今後の目標は、『山本さんに任せたら完璧に対応してもらえる』と思ってもらえるような“スーパー看護助手”になること。医療行為以外の業務は、私たち看護助手が対応できるように、日々業務改善をしていきたいです。そして機会があれば、またさまざまなクリニックのヘルプに行って、成長していきたいと思います」

SBCに入社して身に付けた、全体を把握しながら行動する力やチャレンジ精神、全体最適のための改善思考。これらを活かしながら、今後もさまざまなことに挑戦し、山本はSBCでさらなる飛躍を遂げてくれるでしょう。