希少疾患を扱うMRになりたい──強い想いがサノフィへの転職を決めた

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大学卒業後は、新卒で製薬会社に就職し、MRとして実績を積んできた林。経験を積んでいく中でどうしても希少疾患を扱うMRになりたいと、2022年にサノフィへ転職しました。実は、林は小学生の子どもがいるママMRでありながら、2022年10月現在は単身赴任をしています。

林 「希少疾患を取り扱うMRに、どうしてもなりたいと思ってポジションを探していました。面接で単身赴任の可能性があることを告げられたときも、迷いはありませんでした。夫からは『うちの大黒柱として頑張って!』と言われています(笑)」

今回、林と同じタイミングで希少血液疾患フランチャイズに採用されたメンバーは全員女性。これは、サノフィが取り組むダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの取り組みの一環です。

林 「中途採用された社員が全員女性で、配属されたチームも女性メンバーの比率のほうが男性より高い環境です。前職も女性の多い環境だったので、とくに違和感はありませんでした。

ただ、今回の採用が女性のみだったのを入社してから知って驚きましたし、サノフィが、ジェンダーバランスをはじめ女性が活躍できる環境づくりを意識し、真剣に取り組んでいるんだなと感じています」

同タイミングで入社したメンバーは女性同士ということもあり、配属地が異なってもつながりは強いと言います。

林 「終業後にZoom会を開催し、仕事のことからプライベートのことまでざっくばらんに相談しています。他のビジネスユニットの女性とはまだ接点がありませんが、現場に出る機会が増えるとネットワーキングも活発になっていくのではと期待しています」

また、サノフィでは、メンターを自分で探せる制度も整備。自ら似た境遇にある人を世界中から探し、キャリアや働き方について相談することが可能です。

林 「メンター制度は、まだ利用したことがありませんが、コロナ禍でつながりが薄くなりがちな今こそ、自分のキャリアや子どもとの向き合い方など、同じ境遇の人を探して相談できるのはありがたいですよね。国を問わず探してコンタクトできるのも、外資系企業ならではの魅力だと思います」

一体感を覚える取り組みで、チーム一丸となって業務に取り組める環境

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林が配属されたのは、秋に発売される新薬を担当するために新たに立ち上がった組織。現在は発売に向け準備を進めている段階だと言います。

林 「現在は疾患と薬剤の勉強が中心の生活です。私たちが扱うのは、血液疾患の中でも希少疾患と呼ばれる極めて稀な疾患に対する薬剤。たいていの情報はネットで調べることができる時代ですが、希少疾患はネットを検索してもなかなか情報が出てきません。

そのため、医療従事者の方からの質問にどのように答え、患者さんへの貢献にどうすればつなげられるか、チームで日々検討しています」

メンバー構成は、所長を含めサノフィの別チームから異動した男性メンバーが3人、そして、今回林と同時期に採用された女性メンバーの合わせて7人。林は、コロナ禍でのチームビルディングでの工夫、サノフィならではの働きやすさを感じていると言います。

林 「コロナ禍の転職はやはり不安もありました。対面では人と会いづらい環境で会社に馴染むのにどのくらい時間がかかるのだろう……。と心配もありましたが、心配をよそに、オンラインで会っていることを忘れさせるくらいのチームの一体感があります。

サノフィは中途入社の社員に対しても、非常にオープンな会社だということも感じています。ここは他の会社と比べても、サノフィの良いところだと思います」

所属チームでは、中途入社の社員も含めてさまざまな情報交換が活発に行われています。

林 「私のチームは“Blend is wonderful”をチームスローガンに掲げています。バックグラウンドが違うメンバーが集まった組織だからこそ、お互いのこれまでの経験から学び合おう、という姿勢でナレッジシェアが活発に行われています。

メンバーはみんなそれぞれ拠点が違うので、はじめはオンラインでのつながりでしたが、誕生日のメンバーがいると、所長が自ら誕生日特別スライドを作成してお祝いをしてくれたり、定期ミーティングではwell beingにフォーカスした取り組みをしたりしています。

通称“爆上げタイム”と言うのですが、自己肯定感を高める行動を取り上げた書籍から毎回1つ記事をピックアップし、みんなで実践しています。この取り組みがとてもチームの雰囲気を良くしていて、みんな一気に笑顔になるんですよ。中途入社だから肩身が狭い、離れているから取り残される、一体感を覚えづらいということはありません」

命をつなげる仕事が私のやりがい。希少疾患を扱うMRとしての醍醐味

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転職活動では、希少疾患を担当できることを第一優先として企業を探し、サノフィを選択したという林。

林 「どうしても希少疾患を取り扱うMRになりたいと思って、希望がかなうポジションを探していました。今どきどんな情報も簡単に調べられる環境ですが、希少疾患についてはネットで検索しても情報が出てきません。稀な疾患が故に、診断された患者さんが先生に病気の詳細を聞いてもはっきりせず、不安に感じることが多いと聞きます」

そんな患者さんたちが、安心して治療を受けられるような環境づくりに貢献したいという林。自分がどう行動を起こしていくかで状況が変わること、それがMRの仕事の醍醐味だと言います。

林 「自分の行動次第で希少疾患の認知に変化を起こせる──そこに大きな魅力を感じています。以前、救急搬送されたお子さんの診察をした先生から『君の話を聞いておいて本当に良かった。僕がこの患者さんを診られなかったら、他の病院に搬送しないといけない状態だった』と言われたことがあります。

MRは直接患者さんと関わることはできませんが、自分の行動がひとつの命につながっていると感じると同時に、やりがいを見出した瞬間でした」

サノフィのミッションを掲げて新たな挑戦へ。1人でも多くの患者さんに貢献するために

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林の所属する組織は「一命にこだわる」をスローガンとして掲げています。一人ひとりの命にこだわり、その命を救うために、自分たちにできることは何かを常に考えながら行動しよう、というのがチームの目標です。

林 「私が担当する薬剤の適応となる疾患は、発症早期での死亡率が高い希少疾患です。診断が遅れることが致命的になります。医療関係者の方からも“この薬剤でだいぶ治療に変化が起こるのでは”と期待を寄せられています。

私たちにできることは、いかにスピード感を持ってこの希少疾患の認知を広めていくか。それがこの患者さんに対する、貢献になるのではと考えています」

また、林には新チームのメンバーとしてもう一つ目標があります。

林 「希少血液疾患の担当者として、このチームのリーダーになっていきたいと考えています。先生同士のネットワーキング構築や医療連携など、この疾患領域で達成したいことを思い描いているところです。やるからにはチーム内で皆を引っ張っていけるような立場になっていきたいと思っています。

また、サノフィは希少血液疾患だけでなくがん領域や免疫領域など多岐にわたる製品を取り扱っているので、各領域の担当者とのコラボレーションも楽しみにしています」

サノフィの使命は、“人々の暮らしをより良くするために、科学のもたらす奇跡を追求する”こと。新チームのメンバーとして、林の挑戦がいよいよ始まります。