パソコン教室の講師から開発担当者に転身。知識ゼロからのスタート

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リックソフト・ソリューション開発部のセクションマネージャーとして、チームメンバーの目標設定や進捗管理などを行っている熊井 亮輔。入社12年目の熊井がプログラミングやソフトウエア開発に興味を持つようになったのは、就職して以降のことでした。

熊井 「高校を卒業して、日本の大学へは進まずアメリカのビジネス系大学に2年留学していました。でも、海外で自分の実力を試したいというよりは、日本を飛び出していろんな経験をしながら遊びたいな…… という学生ならではの軽い気持ちでしたね(笑)。
日本に帰ってきて就職を考えたときも、地元で就職すれば仕事が終わってから友達と会いやすいなとか、会社説明会で雰囲気が良さそうな会社だなという理由で、小さなソフトウェア会社を選びました。その会社がパソコン教室を運営していたので、私がWordやExcelの使い方を教える講師をすることになったのがキャリアの始まりです」

大学では会計やマーケティングの勉強をしてきたため、WordやExcelの使い方はお手のもの。ビジネスでの使い方は独学で調べることも多かったですが、仕事は順調でした。しかし、働き始めて半年したころ、熊井の気持ちに変化が訪れます。

熊井 「会社でソフトウェア開発に携わっている人たちが、とても大変そうなのにすごく充実して見えたんです。チームで協力しながら何か1つのものを作り上げていくことが、とても魅力的に思えてきて。
そこで、知識も技術もまったくゼロでしたが、自分を開発のチームに加えてほしいとお願いしたんです。すると、『勉強しながらでもいいよ』と言ってくれて、開発チームに参加することができました。そこからどんどん開発の仕事が面白くなって、引き込まれていきました」

ソフトウェア会社で開発の仕事を覚えた数年後には、フリーランスで開発の仕事を受けるようになった熊井。その後は、大手のWebアプリケーション会社で、開発メンバーとして再び社員として働くなど、働き方の枠にはとらわれることなく、確実にスキルを磨いていきました。

そんなある日、リックソフト社長の大貫から、同じチームで働かないかと声をかけられます。

熊井 「会社内の古いシステムワークと連携できる、基盤のフレームワークを作るプロジェクトで、サポートとしてリックソフトから大貫さんが常駐で来ていたんです。
大貫さんのチームで作りあげたフレームを、今度は会社の中で標準化するための開発者が必要で。その時は私の担当していたWebアプリケーションの開発が一段落していたので、抜擢される形で一緒に仕事をすることになりました」

開発が完了した後も、熊井はさまざまな仕事を大貫と一緒に手掛けていきました。大貫が新たな事業をリックソフトで始めるため、入社しないかと誘われて現在に至ります。

アトラシアン製品開発で得た魅力と同じくらい、やりがいを感じられる現在

リックソフトは、アトラシアン製品の販売や導入支援がメイン業務。しかし、熊井は別案件のフレームワーク開発を担当しながらリックソフトに入社した経緯もあり、実質3年程度、メイン事業には参加していませんでした。

フレームワーク開発が完了し、アトラシアン製品のアドオン開発に参加したのを皮切りに、技術者として構築支援や開発に携わるようになっていきます。当時は周りにアトラシアン製品に知見のある人が数えるほどしかいない開発環境だったため、一からやり方を模索し、実績を積み重ねました。

熊井 「開発を手掛けていた当時の私でも『アトラシアン製品?なにそれ?』という感じ。でも触ってみると『うわ、何だろう、これはすごく面白い!』という新しい仕組みだったんです。それまでの製品ではできない開発の仕方をするような製品で、これはちょっと、いや、かなり自分で開発をしてみたい!と(笑)。
実際に開発を進めていって詳しくなると、もっと良いものを作り出すということがすごく魅力的で、心からこの仕事が好きだなと実感しました」

現在、熊井の仕事はマネージャーとして、自分で開発を進めていくのではなくチームでの進捗などを管理するのがメイン。現場での面白さと比べるとワクワクすることは少なくなっているかと思いきや、マネージャー職に新しい魅力を発見しています。

熊井 「私の入社当時、リックソフトはエンジニアだけが集まった会社でした。現在は、その他の職種も含めて、会社に人が増えたなと感じます。
ですが、当時からあまり会社の雰囲気は変わっていません。仕事に対して自らに厳しい人が多いですし、ほかのメンバーの強みや想いも全部受け入れて、良さを伸ばしてくれる環境はずっと受け継がれていますね」

開発は、時には壁に突き当たったり、どうしてもうまくいかなくて悩んだりすることもある仕事。熊井自身がそんな状態になったとき、周囲のメンバーは絶対に否定せず、思いやりや優しさをもって相談に乗ってくれたといいます。

熊井 「マネージャーとしてチームメンバーの相談に乗ることもありますが、その人の長所を見て、『こういうところがすごいよね、だから解決できるんじゃないかな』と前向きに、ポジティブに話をするようにしています。
一人ひとりをみて、どんな長所があるか、何が得意なのかを発見するのはたしかに大変。でも、アドオン開発と同じように発見や開発していく面白さがあると思います」

どちらかというと、自分の技術を磨くことに力を注いできた熊井。それほどまでに彼に影響を与えた人物は、社長の大貫です。

熊井 「大貫さんは、とにかく前向き。人のいいところをすごく見ていて、何か問題があっても一緒に頑張っていこうという気持ちにさせるところがあるんですよ。私はもちろんのこと、他にも社内の人間みんなが大貫さんに感化されているので(笑)。自然とスタッフもいいところを褒めるとか、ポジティブに話をするようになっていると思います」

新人でもどんどん挑戦させてくれて、フォロー体制万全。だから仕事が面白い

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チームで一つのモノを作り上げる姿に憧れ、開発の道を選んだ熊井。現在はチームをまとめ、どう進んでいくかを示していく立場です。だからこそ、目指したい道も新たに見えてきました。

熊井 「最近では、学校でもプログラミングの勉強をしてきて、AWS(Amazon Webサービス)などのクラウドサービスを使って開発をするなど新しい技術を知っている若手も多いんですよ。そんな若手とベテランがチームを組んで、お互いのいいところが相乗効果でもっと引き出せるような体制を作っていきたいと考えています」

次々と新しいことに挑戦している熊井ですが、これまで失敗はなかったのでしょうか。

熊井 「今までの仕事を思い返せば、成功体験より失敗体験のほうが多いですね(笑)。たとえば、入社したばかりのころの話ですが、お客様のところに赴いて製品を導入する仕事を任されたんです。でも、現地でトラブルが起きてしまい、結局その場では導入できず持ち帰ることになりました」

会社に戻ってメンバーと一緒に分析してみたところ、しっかり事前準備をして、現地でもっと冷静に対処していたら解決できることだったのです。

熊井 「納期には遅れてしまうし、ほかのメンバーの仕事も止めてしまうなどとても迷惑をかけてしまいました。でも、誰も私を責めなかったんです。『こうしたほうがいいよ』とか、『もっと準備ができるようにしよう』とか、前向きな意見や指導ばかり。本当にありがたかったです」

お客様の製品導入の際に、この手のトラブルは“よくあること”でもあります。しかし、あとから、実は会社として新しいチャレンジであり、熊井にその大役を任せていたことを知りました。

熊井 「複数のサーバーを連携させ、クラスタ構成環境を構築するもので、実は製品としても会社としても初めての試みだったんです。ほかにもベテランメンバーはチームにいましたから、その人が行った方が確実だったかもしれません。でも、『熊井に任せた!』という感じで挑戦させてくれたとわかったとき、失敗はしてしまいましたけど心から嬉しかったですね。
そういう一つひとつの積み重ねが、仕事への自信や楽しさに繋がったと思います。私も自分がしてもらったように、これからスタッフにはどんどん新しいことに挑戦してもらって、たとえ失敗してもフォローして次につなげていけるようにしたいです」

“前向きに、何が問題が起きてもみんなでフォローをする”という精神は、大貫から熊井に脈々と受け継がれ、さらにほかのメンバーへと広がっています。リックソフトには、開発する苦労はあっても、失敗を恐れて進めないというようなネガティブ要素はありません。そこが魅力だ、と熊井は語ります。

失敗を恐れず、ときには“楽観的”に挑戦できる人と一緒に仕事をしていきたい

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躍進を続けるリックソフトは、まだまだ新しいメンバーを募集しています。熊井に、エンジニアとしてどんな人材を求めているのか詳しく聞いてみました。

熊井 「エンジニアの人材として、アトラシアン製品を知っていたり、開発したことがあったりする人には興味がありますね。自分たちとは違う、どんな目線で開発をしたのかも知りたいですし、新しい視点が入るのはとてもいいことですから。
それから、私がソリューション開発部で新しいサービスを作る部署にいますから、AWSやクラウドのサービスを使って開発する技術を持っている人を求めています」

その上で、リックソフトにはどのような人が向いているか、熊井はこのように話します。

熊井 「会社全体としては、やはりどんなことでも“前向き”にとらえられる人には魅力を感じますね。厳しい変化がつきまとう世の中ですから、自分の案件を持ちつつ、さらに新しいことを勉強もしていくというのは、実際にはとても難しいことです。
でも、いろいろなことに好奇心を向けて、楽観的というくらいの気持ちで突き進んでくれる人であれば、こちらもどんどんサポートします。それがリックソフトの社風ですから」

熊井のいう“楽観的”とは、軽い気持ちで無責任に行うという意味では決してありません。失敗することを恐れて一歩を踏み出せないのではなく、周りが徹底的にサポートをしてくれるという安心感こそが、リックソフトに根付いている楽観的チャレンジなのです。

社長の大貫や先輩たちに背中を押され成長してきた熊井。これからも前向きに、新しいスタッフのチャレンジを徹底サポートしていきます。