7回の転職。いつも決め手になっていたのは、“創業者の姿”

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転職をされたことはありますか──。

私は、これまで転職を通じて、7社を渡り歩いてきました。そんな過去を振り返ってみると、働いてきたのは、自分と似た価値観を持っていたり、その想いや理念、ビジョンに共感できたり、「こういう人のところで仕事をしたい」と思えたりする創業者のいる会社でした。

その中でも、アメリカのスポーツブランドやEV(電気自動車)メーカーへ私が入社したときにはまだ創業者が現役で働いていて、その強い想いが企業文化として生きていました。当時はその想いをいつも感じながら、仕事をしていましたね。理念やビジョンを重要視するからこそ、異業種への転職も多かったと思います。

そのスポーツブランドの会社は多数の特許をもって、「目を守る」ということが大前提にあり、それをデザインで包み込むという商品作りをしていました。性能ありきでデザインもカッコイイんです。

当時アメリカでは知名度の高いブランドでしたが、その頃の日本のメンバーはわずか7名で知名度もまだまだ未知のブランド。年代も若く、最初はクラブ活動のようなノリでしたね(笑)。でも、真剣に向き合い戦略会議を重ねごとに人も会社も成長し、メンバーも順調に増員。

会社の立ち上げ、成長をリアルで体験でき、非常に充実した時間となりました。今では日本でも知名度の高いブランドに成長しています。

EVメーカーに参画したのも、お声がけいただいたときに聞いた創業者の理念に共感したからです。

「持続可能な社会を作る為に、二酸化炭素の出るガソリン車を無くすべくEV車を販売している。車を販売するのではなく、持続可能な社会を作るための乗り物を販売している」

車を販売することが目的ではなく、それはより良い未来を創るための手段なんだという話を聞いたら、ワクワクしましたね。

ただ10年続けていたスポーツブランドの会社が好きでしたし、ありがたいポジションにもいたので、とても迷いました。それでも未来を見る理念に共感し、また九州初進出というタイミングだったので立ち上げの機会も最後になるのではと考え、参画することを決めました。

そこでは超高速PCDAでITを駆使した業務、セールス、プロモーションなど、今まで体験してきた3倍くらいのスピードで進み、非常に新鮮で体験した事は素晴らしい経験となりました。

RE/MAX Revoに決めたのも、理念や人に惹かれたから

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EVメーカーの拠点が福岡から無くなる事が決まり、そのとき福岡を離れる事が厳しかったために退社し、地元企業に転職。

不動産関連の会社だったので宅建資格を取ることになりました。

そうした一方で、私は本業の傍ら、富裕層の方々のものの考え方、起業家の考え方、お金の予測について勉強をして、マネーコンサルティングの仕事をスタートしました。

実は、お金について、海外だと基礎知識として周知されていることを日本人は知らないんですよね。平均寿命、健康寿命が益々延びていく中で、これから長く働き続ける若い方にはとくに知ってほしいという想いがあります。

また、2020年、新型コロナウイルスが流行し始めましたが、こういったパンデミックに限らず、20年に1度くらい想定外の何かが起こる可能性があります。そうした中で、自分や家族を守る方法を考えると、キャリアの柱は数本必要だと考えていました。

とはいえ、数本の柱を立てていくのにサラリーマンは難しい現状です……。そこで、サラリーマンでは実現できない自由な働き方を求めて、職場を変えることを決めました。

そうした考えのもと、宅建資格を保有していたので「不動産」「フルコミッション」で検索したとき、RE/MAX Revoを見つけました。

興味を持ち、RE/MAXについて調べてみると、アメリカ発祥の不動産フランチャイズで、アメリカで働き方の改革により生まれたビジネスモデルだということがわかりました。また、ホームページにある「日本人と不動産の関係をヘルシーに」という理念に共感しました。

しかし、宅建資格があっても不動産仲介の経験はなかったので、この仕事を柱の一つにすることに最初は不安でした。加えて、エージェントは活動のサポートを受ける代わりにエージェントフィーを支払わないといけないので、実際に売れるまでは、マイナススタートです。取引につながる人脈に自信があるわけでもなかったため、ちゃんと仕事になるかな?と思っていました。

それでも、参画することを決めたのは、理念やRE/MAX Revoのオフィスオーナー3名が非常に魅力的で、その熱意に惹かれたからです。この人達と一緒に働きたいと思いました。実際、エージェントが着々と増えているのは、その表れでしょうね。

一般的なフルコミッションは人間関係が薄いイメージがあるかもしれませんが、RE/MAX Revoでは、それが全くありません。オーナーもエージェント仲間も、忙しくても未経験の私にノウハウを教えてくれるんです。何かを提供する、与えることができる人々が集まっていて、とても素晴らしい環境だなと思っています。

『everybody wins』もらうのではなく、まず自分から与えること

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RE/MAX Revoのエージェントには、モチベーションも経験値も非常に高く、私が人間的にすばらしいと思っている人がいます。

その方は、私の師匠的な存在でありメンターである深町 昌弘さんです。深町さんは不動産の大ベテランでとても忙しいのですが、ご自身の知識を惜しみなく、私含めエージェント仲間に提供してくれています。

定期的に不動産勉強会も開催してくれますし、私の初めての仲介取引のときには手取り足取り教えてくれて、お客様にも迷惑を掛けずに仕事を完了することができました。一人だったら気づかなかったこともたくさんあり、とても感謝しています。

また、RE/MAX Revoに入って強く感じたのは、会社都合のない100%お客様主義という考え方です。営業職には付き物の「ノルマ」は存在しません。だから、お客様に無理な提案をする必要がありませんし、そういう文化がないんですよね。

逆に3名のオフィスオーナーは常に、いかにエージェントがお客様のために仕事ができるかを考えて、働く環境を良くしたり、いろいろな学びの場を提供してくれたりしています。

自分の目標値を設定することは絶対に必要なのですが、こうした文化のもとでは、本当に仕事がしやすく、私にとってこの働き方は非常に合っていますね。

こうした恵まれた環境でお仕事をできているからこそ、私はお客様の分身や立場になって、お客様に寄り添い、より良い結果に向かう存在でありたいと思えています。

その他にも、コアコンセプトとして『everybody wins』という考え方があるのですが、これを成立させるには、「give me」では絶対ダメなんですよね。もらうのではなく、まずは自分から与える。当たり前のことかもしれませんが、これを忘れてしまっては続けることのできない仕事だと思います。

学びを届けたい──次の世代、ご縁のあった方のために続ける切磋琢磨

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2021年現在、いろんなご縁から、不動産エージェントとして活動するようになりましたが、日本の不動産事情を目の前にしてみて、今後挑戦していきたいことが二つできました。

一つは、不動産賃貸業です。

福岡の街中はとても元気ですが、市内を少し離れれば空き家は多く存在します。2020年時点の日本で840万棟ですが、そのままあと3、4年もすれば1250万棟ほどの家が空き家になると考えると、恐ろしい話になる可能性もあります。

そこで、これらの住宅をうまく利活用して、いわゆる住宅弱者に対して安く提供できるように再生するという事業をしていきたいです。

もう一つは、相続に強い不動産エージェントになることです。

日本では3大税金といわれる、相続税、贈与税、投資税の3つの税がありますが、3代普通に相続すると財産がなくなるというくらい、日本は税率が非常に高く、問題視されています。

不動産と相続というのはとても密接で、不動産はその問題を解決するお手伝いをできるんです。なので、不動産エージェントとして、相続は、今後より身近になる相談ごとの一つだと考えています。お客様の困りごとを一つでも多く解決できるエージェントになりたいですし、やるからには強みを持っていたいですね。

幸いにも、現在はどこにいても一流のセミナーや講義を受けられるので、とてもありがたいです。また、年齢を重ねたからこそ学びが楽しく感じられ、無理なく続けられています。相続も、不動産もまだまだ勉強中ですが、知っていると知らないのとではこんなに違うのかと思うほど、物の見方が変わりました。

だからこそ、マネーコンサルティングと併せて、自分が勉強することで得た知識を、ご縁のあった方に惜しみなく提供していきたいと思っています。それにより、物心共に豊かな生活を送ってほしいと思います。さらには、同じ想いを持った仲間と共に、自分の経験や知識を子ども達に伝えていけるようなボランティアをしていきたいですね。