好きなことは、思い立ったら即行動。保険会社からカフェ経営へ

▲経営していたカフェ

中学生のときにトム・クルーズ主演の「トップガン」という映画にハマり、テープが擦り切れるほど何度も見ていました。その影響を受け、戦闘機のパイロットになりたいと思うように。

そのため、北海道在住でしたが、埼玉県の航空自衛隊の高校を受験しました。なんとその高校の入学試験の倍率は20倍以上……ですが運良く合格!

晴れてパイロットの道に!と進むはずだったのですが、入学を辞退することにしました。実は、バイクにも乗りたかったのです(笑)。

「トップガン」の映画の中でバイクに乗るトム・クルーズもとてもカッコよく、その影響で高校に行ったらバイクに乗ると決めていて。あとからわかったのですが、航空自衛隊の高校はバイクが禁止だったんです。

せっかく獲得した合格でしたが、パイロットになるまでの時間とバイクに乗れるまでの時間を考えたら、答えは決まってしまいました。昔からやりたいと思ったらあまり迷わず、すぐ行動に移したくなる性格なんですよね。

高校入学後の1996年、早速バイクの免許を取得しようと思っていたら北海道は当時18歳にならないとバイク免許が取れないことが判明(笑)。一日でも早く免許を取得したかったので、とにかく必死で調べましたよ。今のようにインターネットですぐ検索、というわけにはいきませんでしたから探すのに苦労しました。

栃木の那須高原で16歳からバイク免許を取得できる合宿があることがわかり、もちろんすぐにその合宿に参加して免許を取りました。若いころから好きなことを自由にやらせてくれた親に感謝ですね。

高校卒業後は郵便局に入り、郵便局の窓口で保険の営業をしました。それと並行して自分のビジネスをスタートさせて、ある程度生計が立てられるようになったので、24歳で郵便局を退職。その後2005年に、大手保険会社から営業でヘッドハンティングされ、そこから外資系も含めていくつか保険会社を渡り歩き33歳で保険の仕事は辞めることに。

なぜかって?カフェ経営をしたくなったんです(笑)。というのも、若いころからカフェ巡りが好きで、ずっと自分でもやってみたいと思っていました。ある程度資金も貯まったので、やるなら今だなと。

また、カフェ経営と並行して、中古車ディーラーの仕事も4年前にスタートしました。やっぱり乗り物が好きなんですよね。残念なことにカフェは一年ほど前に建物を壊すことになり、そのタイミングで6年間続けたお店を閉じることになりました。

こうあらためて振り返ってみると、ほんと好きなことを思い立ったときに始めていますね(笑)。

エージェントに向いているんじゃない?同級生の誘いで不動産業へ

▲北海道リージョンスタッフの橋本心さんと(右)

エージェントを始めたのは2018年3月。地元旭川のRE/MAX Youtopiaのオフィススタッフであり、RE/MAX Hokkaidoのリージョンスタッフも務める橋本 心さんからお誘いいただいたことがきっかけでした。

心さんとは、実は高校の同級生なんです。でも、とくに仲良くなったのはカフェを経営しているとき。心さんも飲食店もやっていて、さらにお互いDJもやっているという共通点がありました。思いの外接点が多かったことで波長が合い、親交がより深くなっていきました。あるとき、心さんから「お世話好きだし交流も広いからエージェントに向いているんじゃない?」と言われて……。

確かにこれまでの仕事のつながりで、不動産の相談をされることもいくつかあったなぁと。加えて、自分自身も物件情報を見たり、間取りを見たりするのが好きで。気づけば自宅も3回ほど買い替えていて、知識は一般の方よりは無駄にありましたね(笑)。

だから、心さんからお話があったとき、そういう経験や知識を生かして「エージェントとして不動産仲介をやっていく」というのはすぐにイメージできました。しかも、心さんのことは信用していましたし、尊敬もしていたので、そういう方と一緒に仕事できる喜びもあり、その場ですぐ決めたんです。 

迷いなく加盟したものの、不動産業は未経験なので、やはり最初は不安がありましたよ。でも心さんにいちから教えてもらいながら、勝手なことをしないように、わからないことはマメに確認しながら進め実務を経験していきました。

簡単なお仕事ではないですが、正直これまでのような開業の手間やリスクがなく、雇用されるような縛りもないのでとてもスムーズに楽しくお仕事させてもらっています。

自分が楽しいと思えると、自然にお客様にとって良いサービスが提供できますからね。これは、これまでと変わらない流れだなぁと思っています。

お客様との内覧はHUMMERで。お客様に幸せを届ける仕事の流儀

▲愛車で営業車のHUMMER

私のお客様は直接の知人や友人が8~9割です。その他は、SNSや日常生活で不動産の仲介もやっているんだという話をして、それを見た友人からの依頼や紹介を通して出会っていますね。

僕にとって仕事をする上で大切にしているポイントがふたつあります。

まず、SNSでの発信は見てくれている人にクスッと笑ってもらえるような小ネタを挟むこと。その合間に不動産のお仕事の話も入れながら、自分が不動産エージェントをしていることをアピールしています。どれだけ多くの方に知ってもらうかが、この仕事をする上でのひとつのキーになりますからね。

それからもうひとつは、お客様との内覧を一種のアトラクション的要素として、基本的に自分のHUMMERに乗車していただきご案内すること。

なかなかないと思いますよ、営業車がHUMMERというのは。だって大きい分経費もかかりますからね……(笑)。以前僕の後輩が住む場所を探していて、3日かけて6,7件案内したのですが、結局他社で契約することに。正直大赤字でした……(笑)。

そんなことがあってもHUMMERに初めて乗ったと喜ぶお客様を見るのは、実は僕の楽しみのひとつ。ただ、北海道とはいえ、車が大きすぎて駐車場所に困ることもあるので、そこは案内場所によって臨機応変に対応しています。

2020年8月現在、不動産エージェントとしての仕事量の割合は、中古車ディーラーなど他の仕事も合わせた中で3分の1程度、収入は全体の5分の1ほどです。

でもやるからには満足できる成果を出してきたいので、自分の強みを生かしつつ、今後は他のエージェント仲間のように今よりもアクティブに活動して、ひとりでも多くのお客様に幸せを届けていこうと思っています。

RE/MAX Youtopiaのエージェント仲間には、女性で子育てしながらでも大活躍されている方がいたり、未経験でも積極的に発信してどんどん仕事を取ってくる方がいたりで、とても刺激を受けるんです。奮起させてくれる貴重な環境ですよ。

「You First, Me Second」で人に寄り添うこと

▲RE/MAX メンバーと

現状、不動産の取引ってお客様から見えないところが多すぎると思います。僕のお客様はほとんどが僕となんらかの縁があった方たちなので、そのご縁は壊したくないんです。そうなると、お客様にとって最善のサービスを提供する以外の選択肢はないですよね。

日本人と不動産の関係をヘルシーに──これはRE/MAX JAPAN CEOの佐久川 靖行氏が研修やセミナー時に言う言葉で、僕はすごく共感しているんです。

会社に雇用されていると、会社の方針やノルマなどで自分の意図としないことをしなければいけないときも出てくる。一番怖いのは、それが浸透して当たり前の感覚になってしまうこと。その点、RE/MAXであれば、どうするかは自分次第です。

でもこの仕事を永く続けるためには、どういうサービスをしていくかの答えはもう決まってるんです。“自分らしく”誠実に。それを実現できるのが「RE/MAX」の一番の魅力だと思っています。

まわりの人たちのおかげでずっと好きなことをしてきて、今も好きなことで人生がまわっています。とてもありがたいことです。

僕が今まで一貫して大切にしていることは“好き”であるかどうか。そうでないと楽しくないし、お客様に良いサービスも提供できないと思っています。好きなことを自分自身が楽しんでそして人の役に立てるように頑張っていれば、必ず結果はついてきます。これは経験する中でわかったことです。

それから、ただ稼げればいいとか自己中心的な部分を優先するとうまくいきません。周りの人の役に立って、まずは差し出すという気持ちを大切にする。「You First, Me Second」を座右の銘としています。

そういう意味でガツガツ仕事はしてないかもしれません。だから、逆にお客様から寄ってきていただけることもあると思っています。仕事をする上で距離感も大事な要素ですからね。

月並みですが、人の役に立ち喜んでもらえることをするといつかは自分に返ってきます。さらに、それが自分の好きなことで実現できるとしたらとても幸せなことなのでしょうね。この想いを忘れず、これからも自分らしく生きていきていければいいなと思います。