自分の成長を求めて踏み出す──留学とコンサル会社で得た学び

▲留学時代

漠然とですが、日本の大学は入学することがゴールになってしまい、入学後に必死で学ぶイメージがありませんでした。でも私はこの時期に、より多くの知識や経験を得ることが必要だと考えていたんです。だから、海外の大学に進学しようと決めていました。

高校は、男子進学校で周囲の同級生はみんな優秀だったのですが、休み時間の会話のほとんどがゲームや遊びについての話……当時の私は、そんな環境にもの足りなさを感じていたんです。

そこで、大学からの留学予定を前倒しして、高校から海外の学校に通うことを決意しました。

実際、海外での生活をしてみて、現地の人たちの視野の広さには驚かされました。同級生との会話もビジネスの話や事業の話だったり、論文を書くために各国が抱える課題を話し合ったり……グローバルで高い視点での会話が求められました。

期待通り、この海外生活で得たものは非常に大きかったと思います。

大学卒業後帰国し、総合コンサルティング企業のアクセンチュアへ2001年4月に新卒で入社をしました。

大学ではマネジメント専攻だったこともあり、いずれは独立するつもりでした。そのため、志望する会社はそれに必要な経験と人脈が得られる場所であるかが基準だったんです。

就職先は業界最先端の金融機関か、経営への理解を深めるコンサルティング企業で迷っていましたが、最初に内定が出たアクセンチュアに入社を決めました。

当時のアクセンチュアは毎月100人くらい新卒が入ってくるような会社で、同期には4年制の大学卒や院卒はもちろん、ワーホリを経験した方や既婚の方など、バックグラウンドはさまざま。個性の強い仲間が多かったのですが、その中でも共通していたのはみんなプロ意識を持って取り組んでいたことです。

厳しい世界でしたが、確実に成長できる場所でした。


疑問を抱き始めた“日本の働き方”

▲KACHIALスタッフと

アクセンチュアで働いて1年半になるころ、親族が創業したメディカル・ケア・サービス㈱の全国展開に参画しないかとの誘いの話がありました。

上場を目指すとのことでした。立ち上げから上場までの実務を経験するチャンスはめったにありません。独立するのに最短で成長できる最適の環境ではないかと考え、参画することを決めました。

主な事業は、認知症高齢者対応のグループホームの立ち上げや運営・管理。初めての分野だったので学びの毎日でした。

そして、この介護事業がきっかけで日本の働き方に疑問を持つようになったんです。

さまざまな経験を積み、2006年に独立。同業のルミナス株式会社を創業しました。

念願の独立でしたが、それは私にとって、ひとつの疑問が、頭の中でさらに大きくなるきっかけでした。利用者のご家族が、会社を退職して親の介護に専念せざるを得ない状況を目の当たりにしたんです。

育児や介護と両立するのに、週5日、定時の時間的拘束がある日本の働き方では、多くの人が働き続けることはできない。

この問題をクリアすることはできないか、ずっと頭にありました。

2015年からは現在の会社である株式会社KACHIAL(旧株式会社ハウジング恒産)の取締役副社長を兼務することに。不動産業でインバウンド事業のスタートアップ、推進を行っていました。

ここから本格的に、起業家としてさまざまなビジネスへと取り組み始めたんです。

中でも、以前から頭にあった“日本の働き方”への疑問から、個人の自立・独立をサポートするしくみの提供に力を入れてきました。

日本ではまだまだ独立には大きな覚悟が必要です。

それでも、雇用されるのではなく自分のビジネスを持ち、自分らしく生きることの楽しさや生きがいを伝えていきたいと思っていました。

そんな中、『RE/MAX』という不動産フランチャイズの新しい働き方に出会うことになるのです。


ある女性エージェントとの出会い──衝撃と決断

▲RE/MAXメンバーと

2017年にKACHIALの代表に就任しました。

いろいろな取り組みの中で、ある日、アメリカの不動産事情を学ぶための研修会に参加したんです。

これが『RE/MAX』との出会いとなりました。

参加者の中のひとりに、RE/MAXの女性エージェントの方がいらっしゃったんです。

名刺交換をしたときの印象が良すぎて──

とにかく前向きで、自分の仕事に誇りを持っていらっしゃいました。自立されているお姿がすばらしく輝いて見え、どんなお仕事をしているのだろうと、とても興味が沸いたんです。

その後すぐにRE/MAXの本部の方をご紹介いただき、働く人がこんなに輝けるビジネスとはどんなしくみなのか、詳しくご説明いただきました。

正直に言って、衝撃的でした。

RE/MAXのビジネスモデルは日本の働き方を変える画期的なもので、まさに私が理想とするしくみだったんです。さすが不動産ビジネス最先端である、アメリカ発のフランチャイズだなと思いました。

自分がビジネスをする中で長い間モヤモヤしていたものがこれで解決できる、加盟しよう。そう決断するまでに時間はかからなかったですね。

そんなRE/MAXのエージェントは業務委託契約です。

雇用する、雇用されるという関係性ではないので、オフィスオーナーやスタッフがエージェントを上から管理することはありません。オフィスはエージェントから利用料をいただくのでサポートに徹します。サポートを受け、より仕事のしやすい環境を得たエージェントは高いパフォーマンスを発揮。

おのおのの得意分野を生かして能力をシェアするしくみなんです。

また、報酬においても違いがあります。「会社員」という低リスクでの年収数千万円というのは難しいですが、RE/MAXは自身のパフォーマンスが最大限還元されるしくみなので、一定の時間は必要ですが、それも可能となります。

しかも、個人事業主でありながら、RE/MAXには常にまわりに協力し合える仲間もいる。

これにより、モノとココロの両面からの充実を得られんですよね。


エージェントの笑顔が見たい──RE/MAXの秘める強み

▲JAPAN担当ニコルさんと

2019年9月に「RE/MAX Partners」がオープンしました。

現在所属しているエージェントの中に、大手不動産会社でキャリアを積まれた50代の方がいます。そのまま定年退職まで大手の看板を背負ってやっていく選択肢もあったでしょう。しかし、独立希望もあり、RE/MAXのビジョンにも共感され、現在エージェントとして活動しています。

私の今の喜びは、エージェントの方々がこの新たなステージで1から進めた仕事の「明日契約なんです」って話を聞いたときです。

もう、自分のことのように本当に嬉しいですね。

しかも、彼らは「自分のビジネス」をすることで確実に自身の世界を広げている──それを感じることができるのも嬉しかったです。

エージェントのリクルーティングは通常、外部からの新規募集となります。ですが、弊社では、グループ内の既存事業で成長した社員の活躍の場にもRE/MAXへの転籍は最適だと思っています。

RE/MAXでは異業種との副業や兼業でのビジネスも可能なので、不動産と関わる職種の場合、ワンストップでお客様にご案内できることも増える──RE/MAX Partnersの強みは実はそこにあるんです。

10,000件ほどある管理物件のお客様から発生した案件をエージェントに共有します。

一定の信頼をすでに得ているお客様ですので、クロージングしやすいという利点があるんです。

また、その逆もあります。

取引した不動産が投資目的の場合、グループの管理会社がバックアップすることでご案内もよりスムーズになり、最後まで責任を持てるフォローができるんです。

オフィスが提供できるものは惜しみなく提供し、エージェントが最大限の力を発揮できる環境を整える。

この付加価値を強みにして、より多くのエージェントの方々の笑顔を見ることが私のやりがいであり、これからの楽しみです。

そして、RE/MAXの提供する働き方を、日本でもっとたくさんの人に知ってもらえるよう、今後も活動していきます。