​​キャリアを自分の意志で選べるように。未経験から営業職への挑戦​

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リクルートスタッフィングで3年ほど勤務した経験を活かし、HR領域を支援する事業に携わっています。さまざまな人のキャリアを支援できる今の仕事は自分に合っていて大好きだと言えるのですが、実は20代前半くらいまでは、自分自身のキャリアについてあまり深く考えられてこなかったんです。 

専門学校を卒業した後は、しばらくは就職先を決めきれずに接客のアルバイトを続けていました。その後、企業に就職しようと事務職を希望して就職活動をはじめましたが、未経験の職種への転職は、想像以上に大変で。職業訓練校でパソコンスキルを習得しながら何社も応募し、やっとご縁がつながったときはとてもホッとしたのを今でも覚えています。漠然と日々を過ごすのではなく「自分の意思でさまざまな選択肢を創り、それを選びながら、キャリアを積み上げていきたい」と意識が変わったターニングポイントだったと思います。 

そして、転機となったのが2回目の転職でした。当時はリクルートグループの別会社で、営業アシスタントの仕事に就いていました。自分が事務としてサポートすることで、営業の働きやすさやお客様への貢献につながるのがとにかく楽しくて。経験を重ねるうちに、いつしか「自分自身もフロントに立って、お客様を支える存在になりたい」と考えるようになったんです。 

やっと、自分のめざしたい方向性が、ぼんやりながらも見えてきました。20代最後のタイミングで、今度は営業職という新しい職種へ挑戦しようと決心します。 

チャレンジしたい場所として真っ先に思い浮かべたのは、以前いたリクルートグループでした。風通しが良く、誰もがイキイキと働ける環境が自分に合っているなと感じていたんです。リクルートで営業経験を積むことができれば、キャリアの可能性が大きく広がるのではないかとも思いました。 

そのなかでも、RSでやってみようと決めたのは大きく2つの理由があります。

1つめは、「人を支えられる仕事」に魅力を感じたこと。何社か転職を経験してきたなかで、エージェント会社の方には毎回本当にお世話になっていました。そのたびにさまざまな人の人生の転機に関われる仕事っていいな、と思っていたんです。 

2つめは、未経験でも挑戦できる間口の広さが、RSにはあったこと。選考の過程で、「今までの接客業務やお客様対応の経験を活かせる」と言ってもらえたのがとても心強かったです。

​​自らの行動によって、目の前の相手に貢献できる喜びを感じて​

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派遣事業は、お仕事を探しているスタッフの方が企業にて派遣就業を開始したら終わりではなく、むしろ就業が決定してから双方との本格的なお付き合いが始まります。関わる全ての人に対して長期的に支援ができるのは、まさにこの仕事の醍醐味だと感じます。 

RSで得た学びはたくさんありますが、一番大きかったのは「自分の行動や働きかけによって、周りへ良い影響を生み出せる」と実感できたことです。 

担当していたある派遣先企業は、派遣スタッフがなかなか定着しないという悩みを抱えていました。そこで、絶対に外せない要件などをあらためてお聞きしてみることに。 

派遣先企業はもともとパソコンスキルを重要視していたのですが、お話を伺ううちに、スピード感の求められる職場での就業経験やご本人の意欲を重視したほうが、今回のポジションにマッチするのではないかと考えました。私から「思い切って今までとは全く異なる要件に切り替えてみてはどうでしょうか」と提案し、事務未経験だったスタッフの方に派遣就業をしていただくことになりました。派遣先企業と派遣スタッフの方、双方が本当に満足できる状態を実現したかったんです。 

スタッフの方にとっても、未経験から事務のお仕事を始める不安は大きいと思います。過去の自分も大変だった経験があったからこそ、その一歩に寄り添える支援をできるように心がけていました。 

まずはご本人に、お仕事をする上でのご希望や、どういったスキルアップを望んでいるのかをしっかりとお聞きするようにしています。その上で、今回ご紹介するポジションで叶えられること、必要な準備などを伝え、すり合わせを丁寧にしていきます。 

就業を開始してからは、実際にスキルが身につけられているか、期待値とのギャップがないかを定期的にヒアリング。何か困ったことがあれば、現場の社員の方々と連携して問題を解決していきました。 

その結果、派遣先企業の担当の方からは「RSに人選をお願いすれば安心です」と信頼していただけるように。 

また、スタッフの方々にお仕事の満足度を10段階でお伺いすると、ほぼみなさんが「10点満点です!」とおっしゃってくださったこともうれしかったですね。「環境が合っている」「自分の望むスキルアップができている」との声に、自分の存在が少しでもスタッフの方々にとってお役に立てたのかと思い、胸がいっぱいになりました。 

​​挑戦できたのは、“やり切った”と思える経験を積めたから​

RSに入社したときに「契約社員としての満了を迎えるまでの3年間でやり切る」と決めていました。 

期間満了後は、正社員に転換してRSでのキャリアを深めていく選択肢もあります。だけど、ここでの経験を活かして、さらに自分らしいキャリアを追求していきたい。そんな思いを持っていたので、次のステップに進むことへの迷いはありませんでした。 

だからこそ、最後の1年になるタイミングでは、上司に「会社に貢献できるよう大きな結果を残します」と宣言しました。結果、全社員の中から通期表彰をしてもらえたことは大きな自信につながりましたね。ただ、成果を出せたのは1年のがんばりだけではなくて、これまでに積み上げてきた信頼関係があったからこそだったと思います。 

次のキャリアについても、少しずつ模索していきました。この経験をどうやって活かそうかと考えたとき、自分にとっては「何をするか」だけでなく「自分の仕事の影響力」も重要でした。ならば、RSよりも小さな組織で、自分の行動がもっとダイレクトに周りの人たちや社会に影響をもたらせるような環境で挑戦してみたい。そう思うようになったんです。 

転職先として選んだのは、代表と取締役直下の創業期スタートアップ。1人目の社員としてプレッシャーはありましたが、「自分にとって飛躍的なチャレンジとなる中で結果を残したい」と思い、入社を決めました。 

RSでやり切れた経験があったからこそ、この環境でチャレンジしていきたいと決意できたのだと思います。 

​​自ら考え行動する姿勢が、今の私につながっている​

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現在は都内にあるスタートアップ企業にて、経営陣の直下で働いています。自分に業務を割り振ってくれるマネジャー的な存在はおらず、 いま何をするべきか、常に自分で考えながら行動しています。 

この環境で仕事ができているのは、RSでの経験があったから。派遣先企業やスタッフの方々のために、自分には何ができるのか。いつもそう考えていたため、自ら行動を起こすスタンスを身につけることができたのだと思います。さらに周りへの貢献度を高めていけるように、これからも行動を起こし続ける自分でありたいです。