語学力を培った学生時代。アメリカへの留学で文化の違いを体感

▲アメリカ留学時代の友人たちと(左から2人目)

2021年8月にPR Tableに入社し、BS(ビジネスサポート)として、ディレクターや営業のサポート業務を担う有泉。学生時代を振り返ると、大学では国際関係の学部で学び、3年生の秋から1年弱、アメリカへ交換留学に行ったことが印象に残っています。

有泉 「語学力を向上させたい、広い世界を見たいという思いから、留学することを決意しました。

留学してみて感じたのは、特に欧米出身者は自分の感情や意思をしっかり表現している方が多いな、ということ。たとえば日本の映画館では、周りに配慮して静かに映画を観る人が大多数だと思うのですが、アメリカでは普通に大声を出して笑っている人が多い。また、様々な場面でこうしたい(して欲しい)という意見をはっきりと伝える。そうした光景や体験を目の当たりにして、周囲の反応を気にしすぎず、自分の意見や感情をもっと素直に表現しても良いのではないか、と思うようになりました」

留学は語学力の向上にもつながりましたが、その一方で、有泉にとって日本人のコミュニケーションの取り方を客観視し、気づきを得る経験にもなりました。

有泉 「留学したことで、日本では『察してくれる文化』の中にいるんだな、ということをより明確に感じるようになりました。海外で文化背景の違う人々と話をする際には、自分の意見を言葉にしてはっきり伝えないと理解してもらえないことが多々あると思います。

一方、日本人と接するときは、『こういう言い方をしたほうがいいのでは』『本当はこうしてほしいのでは』ということが気になるようになって。イマジネーションを働かせて対応するようになりましたね」

そんな有泉が就職活動において優先したのは、培った語学力を活かせる環境です。

有泉 「交換留学から帰ってきたのが大学4年生の夏でしたので、もう就活は終わりかけているような状況。そこで、語学が使えそうなところを片っ端から受けていた感じです。

初めに大手メーカーから内定をいただいて、次に旅行代理店向け支援サービスを手掛ける会社から内定をいただきました。迷ったのですが、大手の安定感よりも、語学を活かせる旅行系サービスに魅力を感じて、そちらを選びました」

旅行代理店向けの支援サービスを行う会社に就職した有泉は、希望通り、語学力を発揮できるさまざまな業務に携わります。

有泉 「国際航空券の発券システムや料金表などは、英語で記載されているケースが多いのですが、スムーズに業務に携わることができました。また、管理部門に近い部署に配属されたので、アメリカで新しい会社を立ち上げるときには、現地に行ってサポートメンバーとしてお手伝いすることもできました。ほかに、提案書を英訳する機会もありましたね。

その後、旅行メディアの会社で働いたときも、英語のプレスリリースを読み、ニュースとして文章にする業務も担当。キャリアのなかで、語学を活かすことができたと思います」

尊敬できる上司との出会い──意図をくんでサポートをすることがやりがいに

▲新卒時代 会社主催のBBQにて 社長と同期とともに(後列右から2人目)

新卒で入社した旅行代理店向けの支援サービスを行う会社で有泉が担当したのは、営業サポートと役員のサポートなど。ハードな経験もしましたが、その分達成感を味わう瞬間も多くありました。

有泉 「営業サポートでは、半期ごとに航空券の分厚い料金表を作るという仕事があったのです。航空会社が発表した料金表をもとに利幅をのせて自社の料金表を作成。それを印刷会社に納品して完成、という流れです。

見栄え良く作る必要がある一方で、同業他社に先駆けて出すために、短期間で作業を完了させなければなりません。しかし、直前になって、メインで担当していた上司が異動になりました。私がメインで全部作らなければならなくなったんです。

もうてんやわんやで、膨大な作業量に毎日終電近くまで残って作業をしていました。それが完成して手元に届いたとき、部署を管轄する上司が『ちょっとお祝いに行こう』とビールをご馳走してくれたことが印象に残っています。初めて自分主導で仕事を成し遂げられたこと、それが『形』となって社員やお客様の元で役立つことが嬉しかったですね」

また、留学の経験から「日本は察する文化がある」と感じた有泉が心がけていたのは、「意図をくんで仕事をする」ことでした。

有泉 「上司に『この資料つくって』とざっくり指示された場合も、この資料はどういう場面で使うのか、なにを解決するための資料なのか、資料を必要とする“意図”を考えるようにしていました。それを元に作成して提出して、『これで完璧です』といわれたときは、とても達成感があります。これは、今のビジネスサポートの仕事でも心掛けていることですね」

新卒入社した会社では、「この会社で働いていてよかった」と感じる出会いもありました。

有泉 「部署を管轄していた上司が、とても尊敬できる方だったんです。また、リーダーシップのある社長の直属で働けたので、会社全体を見通して決定を下すシーンを直に見られたことも勉強になりましたね」

PVの獲得に主眼を置いていた旅行メディア時代──大きく貢献できたこと

▲子どもとの時間が今は一番楽しい

新卒で入社した旅行代理店向け支援サービスの会社は、結婚後に転居することになったため、7年ほど勤めて退社。転居先ではいったん契約社員として働き、東京に戻ってきたタイミングで、旅行関係のメディアを運営する会社に入社しました。

有泉 「実は、新卒入社した会社のグループ企業が運営する旅行メディアでした。当時編集長をしていた方が、『東京に戻ってきているなら』と声を掛けてくれたのです。

当初は、国内外の航空会社や空港運営会社などが出すプレスリリースをわかりやすく編集して記事にするという業務を担当。しかし、コロナ禍で業績が落ち込んだため、オリジナルの記事を増やすことになり、企画から検討することもありました」

PVを稼ぐことが重視されるWebメディアの仕事を通して、有泉が大きく貢献した出来事があります。

有泉 「当時、アイドルグループが描かれた特別塗装機が運航されていましたが、グループが活動休止するタイミングでなくなる、という話を聞き、『このニュースは絶対にPVを稼げる』と直感して。上司に、『航空会社の広報の方にいつごろ終わるか聞いてみたい』と相談したところ、やらせてもらえることになったんです。

実際に活動休止期間に入っても、まだ塗装機が飛んでいるという情報を得ていたので、航空会社に終了時期を確認。その期限を過ぎてもまだ運航している……。という状況が何度か繰り返されましたが、粘り強く追いかけました。

それから約半年後、ようやく運航を終了し、もう塗装も剥がしたという確証を得られたので、どこよりも早くニュースを出せたのです。見込み通りPVを大きく稼げたので、『やった!』と思いましたね」

Webメディアで記事を発信することの楽しさを体感した有泉。しかし、出産や子育てを機にワークライフバランスを考えるようになり、転職活動を始めました。

社会的意義が入社の決め手。目標は“この人に聞けばなんでもわかる人”

▲2022年、現在の有泉

有泉がPR Tableの求人に応募することになったのは、友人の紹介がきっかけ。実は、紹介以外にも、入社の決め手となったことがいくつもあったといいます。

有泉 「結婚してからは、ライフスタイルに合った働き方ができることを重視するようになりました。PR Tableは、フルリモート勤務。しかも、残業もあまりないというお話で、これはありがたいなと。営業サポートがメインの担当業務だったため、新卒入社で経験したことが活かせるのではと直感しました。

加えて、これまで私が働いてきた会社と同様、ベンチャー企業なので、メンバー一人ひとりがしっかり役割を果たさないと会社として成り立ちません。これからサービス拡大・改善していける余白が大きい点も、魅力でした」

有泉の持つ仕事に対する価値観にマッチしたことも、入社を決めるあと押しとなりました。

有泉 「旅行メディアの仕事では、正直なところ『誰かの役に立っている』と確信できることが少なく、『なんのためにやっているのかな』と立ち止まることがありました。では、私は何をやりたいんだろうと考えてみると、会社のメンバーやお客様に対して『役に立てている実感』を持ちたいのだとわかったのです。

そんなときに、CSチームのことを紹介している動画コンテンツを見たのですが、メンバーが『情報発信に関われるということに、社会的意義を感じた』といっていたのがすごく心に響いて。私も同じ方向性を見て、社会的意義を提供できるサービスのお手伝いができたらいいな、と思いました」

PR Tableでは、入社初日には出社したものの、翌日からはフルリモートでの勤務。各部門の上長によるガイダンスは、1週間程度かけてオンラインで実施されました。

有泉 「不安は多少ありましたが、みなさんとてもフランクに話してくれたので壁は感じませんでした。slackもスタンプが飛び交うようなやわらかい感じなので、わからないことを聞きにくいという雰囲気もなかったです。スムーズに会社の一員になれたと思います」

2022年4月現在、入社してまだ8カ月という有泉は、「まだまだこれから」と謙虚な姿勢を持ちつつも、次にするべきことを見据えています。

有泉 「私が所属しているビジネスサポートの部署は、ディレクターや営業の実務をサポートしながら、成長フェーズにある当社の業務フローを整えていく部署です。

担当部署の業務を早く把握して、この人に聞けばある程度わかる、という人になるのが理想です。みなさんを陰で支えられる人になりたいと考えています。

現状では『これってこうなっているんですよね』と聞くと、『そこはまだ決まってなくて』ということも多く、まだまだ整えられる部分は山積み。一方で、ベンチャーですから、かなりのスピードで日々会社自体が変化します。社員のみなさんが働きやすいように、またお客様により良いサービスを提供できるように、 急速な変化に対応しつつも、常に改善点を見つけながらより良く整えていくことをしていきたいですね」

新たな活躍のステージに立った有泉。成長を続けるPR Tableで、ベンチャーだからこそ感じられるやりがいを糧に、静かに情熱を燃やしています。