2022年10月末、茨城県ひたちなか市の阿字ヶ浦という海辺の街に、PR Tableのメンバーが集まりました。2泊3日のワーケーション体験をするためです。青い海と空、波の音、サウナ、ヨガ、BBQなど最高のロケーションやおもてなしに囲まれながらワークを行うという非日常体験と、アクティビティを通じて見えてきた「働くのこれから」をPR室のクボケイタがレポートします。

目次)
1.なぜ企業としてワーケーションに取り組むのか
2.ワーケーション体験ダイジェストレポート
3.笑顔の“きっかけ”を増やし、ウェルビーイングに生きる

1.なぜ企業としてワーケーションに取り組むのか

▲ワーケーション施設として提供いただいたイバフォルニア・ベース。海まで徒歩10秒。

2020年春、当社は渋谷区にあったオフィスを解約し、約2年半の間フルリモートワーク体制で企業様の広報・PR活動や採用ブランディングを支援する事業を行ってきました。その結果、全国各地から性別・年齢問わずライフスタイルもさまざまで優秀なメンバーが多数集まるようになり、会社としても拡大期を迎えています。

新しいメンバーと共によりいっそうギアをあげていくにあたり、オンライン/オフラインのどちらか一方に寄せるでもなく、新しい働き方やオフィスの在り方を模索していきたいと考えていました。

そうした中、経済活動も復活の兆しを見せ始め、「全国旅行支援」がスタート。移動や旅行の心理的・金銭面ハードルが下がってきた絶好のタイミングで、PR室メンバーの地元でもある茨城県阿字ヶ浦町より「Ajikation biz」 というワーケーションモニターのお話をいただきました。

これまでフルリモートで働いてきた社員たちが、いつもと違う環境で働くことで、日々の仕事に新しい視点を生み出せるのではないか。そして自然が溢れる地でメンバーと時間を過ごし会話をすることでより良い関係性を築き、笑顔が生まれる“きっかけ”を増やせるのではないか。

そうした思いから、PR Table社としてワーケーション体験に参画することを決めたのでした。

2.ワーケーション体験ダイジェストレポート

ここからは、せっかくなのでワーケーションの雰囲気を少しでも感じとってもらえればと思い、写真と共にダイジェストでレポートをしていきたいと思います

当日は「#わが社のワーケーション」でTwitterでも実況していましたのでぜひ併せてどうぞご覧ください。

特急とローカル線に揺られて阿字ヶ浦へ

今回、参加するメンバーは総勢14名。平日の朝早くに都内の駅へと集合し、特急電車に揺られること1.5時間。勝田駅からさらにローカル線に乗り換えて阿字ヶ浦を目指します。

普段はオンライン上で会話しているものの、はじめてリアルな場面で顔を合わせるメンバーも多く、電車の中でも会話がはずみます。

阿字ヶ浦駅に到着!2日間お世話になる現地のスタッフが温かく出迎えてくれました。

歩きながら坂道を下っていくと海が見えてきました!俄然テンションが上がっていくメンバーたち。

海辺に到着!!ここから徒歩1分のワーケーション施設でお世話になります。

PR Table創業者の大堀兄弟もご満悦の一枚。(左が兄の航、右が弟の海)

「つよく、やさしく、かっこよく。」あるために、お互いの価値観や強みを「知る」

入社したばかりの新メンバーも参加していた今回のワーケーション。相互理解を深める機会にしよう、という2日間の共通テーマを軸に、まずは当社のバリューである「つよく、やさしく、かっこよく。」に準えたT/Y/Kの3グループに分かれてグループワークを実施しました。

“自分とみんなの「価値観」を知る”ためのアイスブレイクとして、アトラエさんが提供している「Wevox values card」を活用させてもらいました。

順番にカードを引いていきながら、自分の価値観から一番遠いカードを捨てていき、最後に残った5枚を元になぜそれを残したのかをプレゼンするといったゲーム。

それぞれの個性が浮かび上がるだけでなく、背景にある理由まで説明することで自分自身にとっての気づきにもなるとても良い時間となりました。

次に、“自分とみんなの「得意・不得意・心」を知る”、を目的として、自分の「できること」「できないこと」「任せたいこと」などをプロットしてチームで共有し、フィードバックをもらうというワークも実施。(RightTouchの野村さんが公開されていたこちらのシートを参考に活用させていただきました!ありがとうございます!)

より一段自分の仕事に落とし込んだ思考を行い、強みと弱みを知ることでお互い助け合える余白を見つける良い機会になったのではないかと思います。

ワークとバケーションのサイクルを高速で回す

そしてここからは各自のワークタイムへ。2日間どのようにメンバーが過ごしていたのか、ぜひ雰囲気を感じ取ってもらえればと思います。

和やかなワークからスイッチを切り替え、真剣な眼差しで集中モードへ。

いつもより身体的にも心理的にも距離を縮めながら原稿に向きあうディレクター。

疲れたら、ちょっと海辺でコーヒー休憩。

そしてまた集中タイム!

海を見ながら新卒メンバーと1on1ランチ。いつもより深い話ができた気がする。

お腹を満たしたら、また集中タイムへ!

生産性や幸福度が向上するアクティビティの数々

このように、青い空と海と波の音だけで最高にリフレッシュできる環境なのですが、Ajikationにはそれだけではなく、生産性と幸福度を向上させる数々のアクティビティが用意されています。

朝は海辺でヨガ体験。早起きして海を見ながら呼吸を整える気持ちよさは病みつきになりそう。

海を見ながらおしゃれにモーニングコーヒーをいただく。

疲れたら整体で体をほぐして、

ちょっとサウナでととのうこともできます。

そしてまた仕事に集中!

個人的にもワーケーション初体験ということで、仕事と遊びをどのように融合させていけるのかが当初は半信半疑なところがありました。ただやってみると、思った以上に違和感なく溶け合いながら生活ができたなというのが正直な感想です。

わかりやすく言うと、ワークとバケーションのサイクルを高速で回すイメージでしょうか。人間、そう長く集中力は続きません。メリハリをつけることでより生産性が高まっていく感覚を持ちました。

地元の方たちとの関係構築も大切な時間

2日目の夜には地元の方たちも集まり、PR Tableのメンバーと交流を深めるための場を用意いただきました。焚き火とBBQ、ご当地のお酒を皆で囲みます。

はじめましての方同士で乾杯!

地元で活躍する方々の自己紹介プレゼンタイムもありました。

PR=Public Relationsの思想を軸にする私たちにとって、こうした地域の方々との関係構築(コミュニティ・リレーションズ)も大切な場のひとつとして捉えています。意外な共通点が見つかったり、新たなビジネスのアイデアをもらえたり、素敵な出会いがたくさんありました。思っていた以上に自然と地域に溶け合い、皆さんと仲を深める夜になったではないかと思います。

おもてなし頂いた茨城の皆さま、本当にありがとうございました!

3.笑顔の“きっかけ”を増やし、ウェルビーイングに生きる

以上、ダイジェストでお送りしましたが少しでも雰囲気は伝わりましたでしょうか。

最近、「ウェルビーイング」という言葉をよく耳にするようになりました。特にリモートワークが当たり前になってきた昨今では、「働く」と「生活する」が切り離して考えにくい環境にもなり、ウェルビーイングに働きながら生きる、ということが世の中に求められてきているように思います。

「働く人の笑顔が“連鎖する”世界をつくる」というビジョン実現を目指す私たちは、“一人ひとりが違和感なく続けられる自分でいること”を大切にしています。

違和感のない状態とは、つまりウェルビーイングに生きるということであり、自分にとってのWell(よい)Being(状態)がどんな状態であるかを知っておくことがとても重要になります。「幸せ」と同じようにそれはとても主観的なものだからです。

今回のワーケーション体験を通じて、一人の人間として自然を感じながら生きることと働くことが混ざり合い、たっぷりと自分と向き合うことができました。

ウェルビーイングに生きなければ、笑顔で働くことはできない。

これが今回、ワーケーション体験を通じて得られた大きな気づきだったかもしれません。

そしてもうひとつ、テキストだけでなく、同僚の働いてる姿や声を間近でリアルに感じることで得られる気づきもとても多かったと感じます。当たり前のようですが、フルリモートワークで過ごしてきた私たちにとってこれはとても大きなことでした。

営業の商談や他部署のオンラインミーティングを横で聞いたり、ディレクターが日々どれほど集中して原稿に向き合っているかを別部署の担当が知ることで、お互いに対しての想像力が働き、思いやりが持てるようになります。

面白かったのは「slackで流れてくるテキストを見て、音声が脳内で再生されるようになった」と話している者もいたことです(笑)人間ってわかりやすい生き物ですよね。

今回、様々な事情で参加できなかったメンバーたちもたくさんいます。参加したメンバーを起点に、全社にとっても良い影響を与えていけると良いなと思っています。

▲3日目の朝を迎え、自然な笑顔で会話するメンバーたち

今回のワーケーションの様子は、「Ajikation」のサイト上でも写真や動画で近日中に公開予定となっております。本記事を通して心が動いた方はぜひ騙されたと思って、ワーケーションを試してみてはいかがでしょうか。(Ajikationに興味ある方はお繋ぎいたします!)

今後も、このような企画を通じて私たちなりの働き方を模索し、「笑顔が生まれる“きっかけ”を増やす」取り組みを増やしていきたいと思います。

▲茨城在住で、今回の企画発起人でもあるPR室の川島飛鳥(@Kawaasu13

「茨城来る際はお声がけください〜!」