ユースからプランナーの仕事へとステップアップ

▲レストランルーク ウェディング ユニットマネージャーの陣野遥奈

ウェディングプランナーになりたい──。

そんな憧れを抱き、陣野はPDPの面接に応募した。しかし、面接で告げられたのは、「最初はユース(アルバイト)として頑張って欲しい」という言葉だった。

陣野 「新卒でホテル業界に入りましたが、その会社には1年もいなかったんです。憧れで入って、またすぐに辞めてしまわないか、心配があったのだと思います (笑)」

当時面接をしたゼネラルマネジャーは「配属先となるレストランルークの会場には、ユースから社員になり、ウェディングプランナーという道を進んでいる先輩がたくさんいる」と、陣野に話した。

そうしたキャリアに期待を込めて、陣野はサービスユースとしての入社を決意。
入社3カ月目に、正社員の誘いを受けたときは、とにかく嬉しかったと言う。

陣野 「サービスの正社員からのスタートだったのですが、レストランの電話対応や、レセプション業務、婚礼サービス業務など、本当にいろいろな仕事に携わらせていただいて、楽しかった記憶しかないです。

サービス時代の私を慕ってくれたお客様は、今でも私に会うためにレストランに来てくださいます。ユースの頃からレストランルークにいるからこそ、『あなたに会いにきたのよ』と言ってくださるお客様がいらっしゃると思うので、やってきてよかったですね」

そして2021年現在、念願のウェディングプランナーとして働く陣野は、結婚式場を探しにきたお客様の対応を主管している。

陣野 「接客の中では、お客様との会話の中で、結婚式をイメージしてもらえるようにしています。おふたりの想いと結びつけながら、大好きなレストランルークの魅力を伝えられることが嬉しいです」

新プロジェクトへの挑戦──「トセンブルフィルム」にかける想い

▲「トセンブルフィルム」という映像商品の名前は、「tossemble=toss(つなげる)」+「aseemble(寄せ集める)」の造語がもとになっている

レストランルークに所属してから6年もの間、仕事に取り組んできた陣野。
その心には、「新しい仕事にチャレンジしてみたい」という想いが芽生え始めていた。

2020年春にユニットマネージャーに任命された陣野は、それと同時期に、PDPの新商品開発プロジェクトにも応募をした。

陣野「新しいことにチャレンジしてみたいと思い、公募に手を挙げました。こうしたプロジェクトでは、今まで“ウェディングプランニング“という、施工の担当を持ってお客様と接しているメンバーからの応募が多かったんです。

私が担ってきた”ウエディングセールス“でもこのプロジェクトに応募して案を通すことができたり、ウエディングセールスでも売れるサービスがあったら、会社にとってもより良い状況になると思いました」

そんな想いから、 「感動商品プロジェクト」に参画した陣野は“PDPらしさ”を大事に、商品開発に挑戦していった。

そうして生み出した商品こそ、「トセンブルフィルム」という婚礼を演出する映像商品だ。この名前は、「tossemble=toss(つなげる)」+「aseemble(寄せ集める)」の造語がもとになっている。

陣野 「これは、新郎新婦ふたりのプロフィール映像がメインで、結婚式をする事前にふたりのゲストにアンケートに答えてもらい、そのアンケート内容が反映されるという商品なんです。

とくに、“映像ができるまで”がステキな商品だと思っていて、ゲストがアンケートに答える中で、『新郎と学生時代こんなことあったよね』などふたりとゲストの間にある思い出を呼び起こしながら、アンケートに回答する時間自体を楽しめるようになっています」

ただ結婚式に来て「おめでとう、乾杯!」ではなく、その過程を経ることで、新郎新婦に会ったとき、ゲストの想いがより高まるという仕組み。

とはいえ、最初からこんな完成形を描けていたわけではない。もともとこの商品はプロジェクトで公募するときに陣野が出してあった案に、プロジェクトメンバーのひとりだった小林が出した商品案を組み合わせて進化させていったのだ。

陣野 「何度もミーティングを重ねていく中で変化していきました。新郎新婦の大事なゲストの方との結婚式前の時間をあたため、当日も新郎新婦の情報をみんなで保有できるので、私が当初発案したものよりも、もっとPDPらしい商品になったなと思っています」

他の商品にはない、ある種そのつくる過程の魅力がお客様にも価値として伝わることを陣野は期待している。

壁にぶつかりながらも、周りに助けられ、価値ある商品をつくりあげる

メンバー全員が試行錯誤の末に編み出したトセンブルフィルム。
商品化するまでに、約8月を要した。

陣野 「心が半分くらい折れかけたこともありました(笑)。というのも、プレゼンは私がほとんどしていたのですが、ことごとくNGが出ていたんです。

ただそのときに、もっとこうすればいいとか、こういうものがいいという案が出て、何度も何度もブラッシュアップをしていく形でしたね」

そんな悔しい気持ちに苛まれていた陣野を支えていたのは、周りの人たちだった。商品を心待ちにしているプランナーや、事あるごとに進捗を聞いて「楽しみにしている」と声をかけてくれるメンバーがたくさんいたのだ。

陣野 「周囲からの応援もありましたし、このプロジェクトに参加している以上、絶対に商品化したいという想いは強く持ち続けていました。だからこそ、最後までめげずにやり切れたと思っています」

商品のお披露目は、PDPが開催する「サンジョルディコレクション」で行われた。
サンジョルディコレクションとは披露宴を控えた新郎新婦が直接演出や引き出物を見て、手に触れていだける展示会のことだ。

陣野 「実はリリースがイベント直前の2日前くらいに決まったんです。メンバーには落とし込みをしながら、私も当日は販促を行ってお客様に商品を直接紹介していました。正直お客様の反応が1番不安ではありましたが、思っていた以上に良い反応をいただけました」

実際、陣野たちのもとには「こんなおもしろい商品よく考えたね」、「自分たちプロフィール映像をつくるのは大変だと思っていたから素敵だね」という声やお客様からのリアルな反応が届いた。
それは結果にもつながり、30組以上のお客様に購入していただくことができた。

陣野 「私自身このプロジェクトに参加して、一商品を生み出す過程の中で、新たにPDPの提供している結婚式の良さや価値を体感することができました。

実際に形に残す、成果として出す部分までを考えると、大変な部分もありましたが、結婚式の情報以外の日常のあらゆる知識を知ることもでき、プロジェクトの醍醐味を感じました」

ユニットマネージャーとして。コロナ禍でもお客様とルークのために奔走する

▲レストランルークに関わってきた先輩社員の結婚式。メンバーは同志でありお客様というPDPの理念がレストランルークには貫かれている

入社からレストランルークに従事する陣野は、この会場をPDPで1番魅力的な場所にしたいと考えている。

陣野 「レストランルークの会場の業績をしっかりと保つこと。それが直近の目標です。コロナの中ではありますが、回復できるよう今の立ち位置で数字を残していきたいなと思います。

ただ、コロナ禍という状況で、今までと同じ形では勝ち残っていけないこともプロジェクトで市場調査を行ったときに痛感しました。ですから、もっと新たな試みをしていく必要があると感じています」

今回のプロジェクトを通し、生みの苦しみも体験した陣野は、新しいものは簡単に生みだせるものではないと覚悟している。
しかし、レストランルークに対する強い気持ちも同時に持っているからこそ、前を向いているのだ。

陣野 「そもそも私は、今までレストランルークに関わってきた、たくさんの先輩たちと、今まで結婚式を挙げてくださったお客様のために、この会場を守っていきたいと思ってユニットマネージャーになったんです。

ルークの業績を維持するだけでなく、PDPで1番魅力的な会場にしたい。だから、もっと魅力を深めて、伝えていきたいと思っています。」

そのためには、新しいプロダクトを考えたりお客様に提供できるものをつくったりと、挑戦することが、自分のミッションになるという陣野。

ユニットマネージャーとして在るべき姿は、何でもやっていく姿勢なのだと語る。

陣野「当社では、年に一度結婚式を挙げた人が会場に帰ってくるサンクスパーティーというイベントを行っています。このイベントには、生涯一緒に寄り添っていただける場所でありたいという想いが込められているんです。

お客様にとって『帰ってくる場所はルークだよね』と思っていただけるために、私ができることはなんでもしたいんです」

レストランルークがたくさんのお客様に愛される会場であるために、陣野はメンバーと向き合いながら、これからも新しいことに挑戦し続けていく──。